柳原三佳のブログ

交通事故・死因究明問題などを追及する柳原三佳からの情報発信。あるときはジャーナリスト、あるときはノンフィクション作家、でも、1日の大半はお料理と芝刈りが大好きな「主婦」してま〜す!

アメリカの死因究明、日本の死因究明……??

■マイケルさん、外傷や事件性なし ロス検視局(2009/6/27 J−CASTニュース)

2009年6月25日(現地時間)に急死した米国の人気歌手、マイケル・ジャクソンさん(50)について、米ロサンゼルス郡検視局は26日、遺体の検視と解剖を行った。ロイターなどの報道によると、検視局広報担当者は「外傷や事件性を示す証拠は見つからなかった」としている。4〜6週間かけて薬物検査をして、最終的な死因を発表する。



 マイケル・ジャクソンの急死のニュースには驚きましたが、その後のニュースを見て、
「アメリカでは、マイケルの死因の判断に4-6週かかるのに、日本は一体どうなってるの??」
 と疑問を感じた方も多いのではないでしょうか?

 私は以前、ロサンゼルスで、トーマス野口という元検視局長にインタビューしたことがあり、そのときに、実際の解剖シーンを目の当たりにしたことがあります。
 マイケルが司法解剖されたというニュースを聞き、あの時のことをいろいろ思い出しました。
 
 そういえば、ロサンゼルスのダウンタウンにある警察署のトイレには浮浪者が住みつき、洗面台の水でシャワーを浴び、トイレットペーパーをタオル代わりして、床の上がくしゃくしゃのペーパーだらけでした。
 アメリカではあの人たちがトイレの中で変死していた場合も、ちゃんと解剖して、マイケルと同じように4週間かけて死因を特定するのかしら? 
 そのあたりをもうちょっとしっかり取材すべきでしたが、いずれにせよ、やっぱり日本がおかしいのは間違いありませんよね。

●柳原三佳のHP(死因究明問題)に、日本の死因究明の現状が掲載されています。
  1. 2009/06/30(火) 12:48:54|
  2. ミカの日記

酒気帯びで懲戒免職は行き過ぎ???

 昨日、こんなニュースが報じられました。

■酒気帯びで一律免職は行き過ぎ
 地裁が京都市の処分取り消し命令


 酒気帯び運転で懲戒免職処分を受けた元京都市職員の男性(36)が処分取り消しを求めた訴訟の判決が25日、京都地裁であり、辻本利雄裁判長は「処分は社会観念上著しく妥当性を欠く」として処分の取り消しを命じた。2006年8月の福岡市職員による飲酒死亡事故をきっかけに自治体で進んだ「飲酒運転、一律免職」の厳罰化傾向に、司法が一定の歯止めをかける形になった。
 辻本裁判長は「当時は職員の不祥事が多発し、市の処分は理解できなくはない」としながらも、事故は伴っていない▽酒気帯びだけでは免職にしない自治体も相当数ある▽具体的事情を考慮せず一律に免職とするのは不公平−などと指摘し、「処分は裁量権の逸脱だ」と結論付けた。
 判決によると、男性は06年10月、オートバイで中京区の三条通を飲酒運転で逆走行して逮捕された。市は同月、男性を懲戒免職処分とした。
 京都市は06年9月に指針や通知で、飲酒運転の職員は原則、懲戒免職と決めていた。市が都道府県と政令指定都市に調査した結果、回答のあった57自治体のうち、06年10月時点で、酒気帯び運転のみで原則懲戒免職とするのは21自治体、停職にとどめるのは18自治体、ほかは一律の判断基準がなかった。
 判決について市は「処分は妥当で裁判所に認められなかったことは非常に困惑している」とコメントした。
 飲酒運転をめぐる懲戒免職処分では、今年4月に大阪高裁が神戸市職員らの処分を取り消した。

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このニュースを送ってくださった、ある被害者のお母さんは、

あますぎます!!
「たまたま事故を起こすことなく飲酒運転で摑まった」
そのまま運転していたら・・・
最悪の事を想定して考えない裁判官
交通事故の重さを分かっていません
柳原さんのホームページで取り上げてください!


というメッセージを寄せてくださいました。
私もまったく同感です。
例えば、お酒を飲んで事故を起こしても、相手が電柱だったら「物損事故」でおとがめなし、相手が人だったら「人身事故」で刑事裁判……。
私はこれ自体にも疑問を持っています。
飲酒運転は、その行為そのものが悪質なのです。
「事故が伴っていない」からといって、こんな判断が許されるんでしょうか!!
う〜ん、納得できないなあ。
  1. 2009/06/27(土) 15:15:55|
  2. ミカの日記

昨日の読売新聞に、死因究明問題に関する記事

 昨日の読売新聞に、死因究明問題に関する記事が掲載されています。
 時太山の死亡事件から、2年が経過したのですね……。


◆死因究明の充実訴える父

 大相撲・時津風部屋の力士だった斉藤俊(たかし)さん(当時17歳)が暴行を受け死亡した事件は26日で2年。愛知県警の検視で「病死」と誤認されたのを契機に死因究明制度の見直しが始まり、23日に閣議決定された「骨太の方針09」にも法整備の推進が明記された。父親の正人さん(52)も制度の充実を訴えている。
 「遺体を何重にもくるんだバスタオルをはぎ、ギョッとした」。2007年6月26日深夜、新潟市内の実家に戻った息子との対面の瞬間が、今でも正人さんの目に焼き付いている。病死と聞かされていたのに、顔から足首まで無数のあざがあった。
 愛知県警に「事件性はない」と言われたが納得できず、翌日、新潟県警に解剖を依頼した。「これだけ傷ついているのに、まだ傷をつけるのか」。親族からもそう言われた。
 新潟大での解剖の結果、死因は外傷性ショックと分かり、愛知県警は再捜査を開始。正人さんは「解剖しなければ闇に葬られていた」と振り返る。
 日本では、死因不明の異状死(08年は約16万人)のうち、解剖されるのは、当初から事件性が疑われる1割程度に過ぎない。一度、「事件性なし」とされれば、警察と法医学の専門知識のない開業医が、遺体の表面を見たり触診したりするだけで死因を判断している。
 事件を受け、警察庁が検視官を増員したり、与野党議員が解剖医増員や設備充実を求める提言を出したり、改善に向けた動きが出ている。正人さんは「今の体制では犯罪の見逃しがあってもおかしくない。『遺族が言うから解剖する』ではなく、国にきちんと対応してほしい」と訴える。
 正人さんは、ストレスで体重が15キロ減った。腰の病気で、今年2月以降は入院生活が続くが、「特別なことは言えなくても、制度見直しのために、体験を語っていきたい」と話す。
  1. 2009/06/26(金) 09:47:20|
  2. ミカの日記

再放送に夢中!!

 梅雨のじめじめしたお天気が続いていますね。
 洗濯物の乾きも悪く、頭の回転も悪く、なかなか原稿も進みません……。
 でも、よくよく考えてみれば、最近、夜更かししすぎなのかも??
 というのも、このごろCS放送で再放送している昔のドラマにはまっていて、主人と深夜に晩酌しながら、ついついそれを最後まで見てしまうのです。
 懐かしいところでは、「俺たちの朝」(これはもう終わってしまいました)、「パパと呼ばないで」(ち〜ぼ〜、そう、杉田かおるが子役のあのドラマ、これも終わってしまいました)、「気になる嫁さん」(榊原るみがとってもかわいい。今やっています)などなど。
 で、今一番夢中なのは、NHKの朝ドラ「ふたりっ子」です。これは、6回分を一度に放映するので、録画を見るのも大変ですが、あまりに面白いので、必ず一気に見てしまいます。
 藤沢周平作の「蝉しぐれ」も今再放送していますが、あのドラマは素敵ですね。
 私の大好きな高倉健さまが登場する「駅」という映画も、ついこの間ノーカットで放映していましたが、あの映画も渋い〜〜。
  ちなみに「ふたりっ子」は毎週土曜日、チャンネル銀河で1週間分いっきに放送しています。
 主人は「早く香子が四段にならないかなあ〜」と、待ちに待って見ています(将棋のお話です)。

 そうそう、話は変わりますが、高倉健さまといえば、「幸せの黄色いハンカチ」、黄色いハンカチといえば夕張を思い出しますが、昨日から夕張の自虐的マスコットの話題がニュースでたびたび報じられていますね。
 私は昨年、夕張を歩いた時、すでに、メロンの帽子をかぶった「夕張夫妻」の素敵さに感動し、「夫婦えんまんじゅう」もしっかり購入して帰ってきていたんです。
 莫大な負債に負けず、また昔のように街が活性化する日が来ればいいですね。
(写真は昨年、黄色いハンカチのロケ地・夕張で撮ったものです)

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  1. 2009/06/25(木) 15:31:12|
  2. ミカの日記

日本興亜損保、意図的な支払い遅延の指示?

 昨日の「朝日新聞」1面に、下記の記事が掲載されました。
 損害調査部門が「支払い額」を抑えたり、「支払時期」をずらすことで、収支を操作することができる……、これが損保会社の実体、なのでしょうか……。
 報道内容が事実なら、とんでもないことですね。

 私が昨年出版した『自動車保険の落とし穴』(朝日新書)にも、同じようなエピソードがたくさん出てきます。また、4月24日号の「週刊朝日」で書いた記事も、まさに、これと似たようなケースでした。
 企業の内部には、こうした体質に疑問を感じている方も多いはずです。

 大口の保険金支払い、ということは、被害状況も大きいと考えられます。
 損保会社の一方的な理由で支払いを遅延されることによって、事故の当事者や家族がどれほど苦しめられるか?
 その現実にもっと目を向けるべきでしょう。
 苦しむ被害者、契約者の立場を第一に考えない企業に、未来はないと思います。
 

■日本興亜損保の保険金支払い遅延、
「役員の指示」と幹部

2009年6月21日3時2分


 損害保険大手の日本興亜損害保険の役員が、収益力を高くみせるために自動車保険の保険金支払いを遅らせるよう指示した疑いが浮上し、当時の同社幹部が朝日新聞の取材に「担当常務から指示を受けた」と証言した。常務は、遅延を図る意図はなかったとしつつ「誤解を受ける発言をした」と述べており、金融庁も事情を調べ始めた。

 保険業法に基づく政令や監督基準では、事故が起きて支払いの条件を満たせば保険金を速やかに払うよう求めている。意図的な支払い遅延の指示があれば、違法になる。
 証言した幹部は、日本興亜が2月4日に開いた損害サービス部長意見交換会に出席。その場で「担当常務が収益目標の達成が厳しいと発言したうえで、保険料(収入)の落ち込みを損害調査部門でカバーしたいと述べた」という。損害調査部門は、保険金支払いを担当する。

 証言によると、常務は「(部門ごとに)1億円ずつ減らしてくれ」「とくに大口(支払い)の精査をお願いしたい」とも発言。この幹部は、収入の落ち込みを保険金の支払いを遅らせて補う指示と受け止めたという。会議には全国15カ所にある支払い部門の幹部が出席していた。
 担当常務は取材に対し「支払い遅延の指示は一切ないと認識しているが、一部に誤解を受けるような発言をしたことは反省している。軽率な発言だった」と話した。兵頭誠社長は18日の会見で「経営陣の指示で支払いを遅らせた事実はない」と述べた。

 日本興亜によると、500万円以上の大口の保険金支払額は、3月は前年比3割減少。翌4月は同8割増えた。09年3月期決算では、保険料収入から保険金支払額などを引いた正味収支残は54億円の黒字。当初目標は20億円で、3月初めには社内で「現状では何とか黒字を確保できるギリギリの状況」と報告されていた。常務は「月ごとの支払いの変動は頻繁にある」として保険金は遅れずに払われていると説明する。

 保険業界では保険金不払いが相次ぎ、損保でも日本興亜を含む26社が05年に業務改善命令を受けた。今回、常務の発言があった日本興亜の意見交換会も、その反省から適切な支払いを実現するために設けられた機関という。
 この問題をめぐっては、同社の元役員が5月、現経営陣の責任追及を監査役に求めたが、監査役が「事実は認められない」と請求を却下している。

  1. 2009/06/22(月) 13:12:17|
  2. ミカの日記
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プロフィール

柳原三佳

Author:柳原三佳
ジャーナリスト・ノンフィクション作家。
 
コピーライター、バイク雑誌の編集記者を経てジャーナリストとして独立。交通事故、司法問題等をテーマに執筆や講演活動を行う。「週刊朝日」などに連載した告発ルポをきっかけに自賠責制度の大改定につながったことも。2004年からは死因究明問題の取材にも力を入れ、犯罪捜査の根幹に一石を投じてきた。著書に「交通事故被害者は二度泣かされる」「自動車保険の落とし穴」「死因究明〜葬られた真実」「焼かれる前に語れ」「交通事故鑑定人」「裁判官を信じるな」など多数。浦野道行氏との共著『示談交渉人裏ファイル』は、TBS月曜ミステリー劇場「示談交渉人・甚内たま子裏ファイル」の原作に。 また「自賠責請求ガイド」「後遺障害損害賠償請求バイブル」はロングセラーとなっている。実父を医療過誤で亡くし、自らも医療過誤被害を受けた経験があり、現在は医療問題にも精力的に取り組んでいる。

■柳原三佳のHP 
http://www.mika-y.com/

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