柳原三佳のブログ

交通事故・死因究明問題などを追及する柳原三佳からの情報発信。あるときはジャーナリスト、あるときはノンフィクション作家、でも、1日の大半はお料理と芝刈りが大好きな「主婦」してま~す!

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コスモスが運んでくれたメッセージ

 今日は朝からTV朝日の「スーパーモーニング」に出てきました。
「フライデー」の連載2回目で書いた『阿部事件』の特集でした。
 ごらんになった方からいろいろなメッセージをいただいています。ありがとうございます。
 高次脳機能障害の現実、飲酒運転を隠すための悪質な嘘……、重い問題が潜んでいる事案です。
 
 さて、今日ご紹介するのは、「フライデー」連載の3回目の記事に寄せられた、あるご遺族からの嬉しい応援メッセージです。
 全国各地に、同様の理不尽な事故処理に苦しんでいる方々がおられるのです……。
 下の写真は、今、我が家の庭で開花し、風に揺れているコスモス。
 このメッセージを寄せてくださったご遺族が、数年前、息子さんのお墓の周囲で咲いていたコスモスの種を送ってくださり、それ以来、秋になると毎年きれいな花を咲かせてくれているのです。
 どうぞ、一緒にご覧ください。

20060929184343.jpg


2週間前の週末に館林市の吉田さんの息子さんの記事(フライデー)
拝読いたしました。
しっかりと訴える大きな見出し活字、写真、図面を記事として見ると
問題点はココ、被害者の思いはこうなんだ・・・・グイグイ心に届きました。
交通事故の裁判において以前から言われている「死人に口なし」は通り越して加害者に都合のいい目撃者(ニセ)が平然と嘘を裁判の場で(目撃証言)言う姿を新潟の水野さんの裁判傍聴の折、目の当たりにしました。
館林の吉田さんの場合は架空人物とおぼしき目撃証言,私共の場合も加害者の3回目に行われた調書取りの中にカブに乗ったお年寄りが言っていたこととして
「ものすごいスピードでカブを追い越していった」
「80キロを上回る100キロは出ていたのではないかと感じられる」などなど目撃者の弁として記載されていました。
実際いたかどうか知れない何処の誰かも知れない老人の言葉として加害者がつらつら言い、副検事は略式起訴で済せました。
私共が名誉毀損裁判と平行して検察に問い合わせをした時には事故から7ヵ月後の11月には(罰金25万円90日免停(講習2日で免停短縮))が加害者に下されていました。
 交通事故の加害者はどうして事実でないことを言うのでしょう。
 一端に損害保険会社の関わりであったり、吉田さんの相手のように勤務会社が事実を歪曲させる。
 そのために残された家族が、どんな辛さを強いられるか考えもしない。
 命を絶たれた人の魂さえ踏みにじる言動は許せません。
 そうした家族の思いを柳原さんが代弁して多くの人に知ってもらうことで世の中・・・法曹界、警察、政治、医療現場・・・変わっていくのが見えます。
 ますます筆(パソコン打ち込み)が冴え、世の中の矛盾・・・いろいろ正してください。
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  1. 2006/09/29(金) 18:47:34|
  2. ミカの日記

秋刀魚

 昨日は結局忙しく、仕事部屋を片付ける暇はありませんでしたが、トロ箱一杯とどいた新鮮な秋刀魚のお料理を楽しみました。
 ほ~ら、どれもよく太っていて、くちばしは黄色く光ってます!

20060928103709.jpg


 早速、娘が三枚おろしにしてくれました。
 中骨を抜き、塩をさっとふり、20分ほど置いたら水洗いして、今度は昆布を敷いた酢の中で洗う程度に酢じめします。
 皮をむいて、棒状にした寿司飯の上に乗せ、ラップでくるくる巻いてかたちを整えれば出来上がり!
 と~ってもおいしい、秋刀魚の棒寿司の出来上がりです。
 今朝、咲いていた朝顔をあしらって、主人の朝ごはんに出してあげました。

20060928103733.jpg


 昨夜は塩焼きも美味でした~~。
 すだちと大根おろしでじゅ~っという脂の味を楽しみました。

20060928103751.jpg


 さて、明日29日(朝)は、「スーパーモーニング」(TV朝日)に出る予定です。先日「フライデー」の連載2回目で取り上げた事件が特集されます。
 皆様、ぜひご覧ください!! 
  1. 2006/09/28(木) 10:47:22|
  2. ミカの日記

「根本事件」(千葉)民事判決

 本日、千葉地裁佐倉支部で、民事裁判の一審判決がありました。
 事故から5年。今も被害者は植物状態が続き、ご家族は毎日献身的な介護をしておられます。

 私がこの事故を初めて取材したとき、まさに「事故」そのものがもみ消されんばかりの最悪な状況でした。被害者のご家族は、よくここまで頑張ってこられたと思います。

 一人の若者の飲酒運転が、被害者とその家族の人生を大きく変えてしまう……。
 たとえ金銭的に賠償されたとしても、決して本当の解決ではありません。そこには永遠に埋めることのできない、深い深い苦しみがあることを、私たちは再認識しなければならないと思います。

*「根本事件」は拙著『交通事故被害者は二度泣かされる』(リベルタ出版)に収録されています。

■飲酒事故で3億円賠償命令・千葉地裁

 千葉県警のずさんな捜査が問題となった2001年の飲酒事故をめぐり、被害者で意識不明が続いている元郵便局員根本健宏さん(42)の家族らが、加害者の榎本裕明受刑者(34)=業務上過失傷害罪などで懲役2年4月=に介護費など約4億2000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が27日、千葉地裁佐倉支部であった。溝口理佳裁判官は請求をほぼ認め、榎本受刑者に約3億円の支払いを命じた。

 判決によると、酒気帯び運転の榎本受刑者の乗用車が01年10月、千葉県成田市の国道で友人の車を誘導中の根本さんをはねた。根本さんは今も入院中。植物状態で両親や家族が介護している。

 根本さん側は「飲酒状態で漫然と運転し対向車線に飛び出した」と主張。榎本受刑者側は「車道にいた被害者にも落ち度がある」と反論していた。〔共同〕 (13:39)

  1. 2006/09/27(水) 16:05:03|
  2. ミカの日記

「週刊朝日」、「産経新聞」記事

 昨夜、各種原稿の入稿が完了し、ようやくちょっと一息つけそうです。
 いくつもの事件を並行して執筆していると、それだけでデスクの周囲は書類の山。掃除をしたくても着手することさえできず……。でも、そろそろなだれを起こさないように書類を整理しつつ、部屋の片づけをしなければなりません。
 でも今日は、新鮮な「秋刀魚」が届くことになっていて、朝からウキウキ。
 お刺身にして、肝醤油で食べようかなあ~。
 塩焼きにはたっぷりすだちを絞って……。
 そうだ! かる~く酢〆にして秋刀魚寿司もいいなあ~。 
 
 さてさて、うっかりしていて告知が遅くなりましたが、昨日発売の「週刊朝日」2006.10.6(朝日新聞社)にニュース記事を書いています。
 あいおい損保の不払いが新たに見つかった件にからんでの小さな記事ですが、ぜひ読んでみてください。
 P151の「ニュース・スピリッツ」というコーナーに掲載されています。

 ●本誌が告発したあいおい不払い(「週刊朝日」)

 もうひとつ、昨日の産経新聞に下記の記事が掲載されました。
 この取り組みには、おおいに期待したいです!

■無料で変死体CT 千葉大法医学教室、死因究明の遺族に応え  

 変死体の死因のCT(コンピューター断層撮影法)検査をめぐり、千葉大法医学教室(岩瀬博太郎教授)が、遺族の求めに応じた死因判定を無料で開始した。警察の検視で事件性がないと判断された場合は司法解剖が行われず、肉親の死因をさらに詳しく知りたいという遺族の要望に応えるのが狙いだ。法医学教室は今年1月から全国初の試みとしてCTによる変死体の死因検査を始めている。
[「週刊朝日」、「産経新聞」記事]の続きを読む
  1. 2006/09/27(水) 09:22:19|
  2. ミカの日記

本日の「クローズアップ現代」(NHK)

 本日の「クローズアップ現代」(NHK)は、『“飲酒運転列島”社会の責任』というタイトルからもおわかりのように、飲酒運転の特集です。
 ゲストは、「加害者天国ニッポン」の著書でも知られている、大阪の松本誠弁護士です。

 松本弁護士は、現在発売中の「フライデー」(講談社)で取材した、『19歳死亡事故「飲酒」を消した広島県警の杜撰』の事件で、遺族の代理人もつとめておられ、告訴のときも大変ご尽力くださいました。
 さて、今日はどんなコメントが飛び出すでしょう!??
 
  1. 2006/09/25(月) 15:14:12|
  2. ミカの日記

「フライデー」(講談社)本日発売!

 昨日は、「交通事故問題を考える国会議員の会・総会」に出席してきました。
 議題は、「飲酒運転防止の対策について」。
 警察庁交通指導課長、交通安全企画官などから、具体的な対策などについてヒアリングが行われ、その後、交通事故被害者団体による「飲酒運転ゼロを目指した活動について」意見交換が行われました。
 会議の中では、さまざまな具体案も提案され、とても有意義でしたが、根本的な問題として、やはり警察には「適正な初動捜査」に力を入れてもらわなければ、この議題もなかなか前には進まないような気がしました。

 というわけで、今日は「フライデー」の発売日。交通事故連載もいよいよ4回目を迎えましたが、今回は、まさに「飲酒死亡事故」の捜査がテーマです。
 皆さん、ぜひこの記事を読んでください。
 初動捜査の段階でこんなことをされてしまうと、「飲酒運転厳罰化」なんてまったく意味をなしません。
 警察も、検察も、ご遺族が納得できるような説明ができないのなら、こんな処理はすべきではないでしょう。


■短期集中連載 第4回

交通事故警察・司法の歪んだ捜査を斬る!

19歳少年死亡事故「飲酒」アルコール濃度を書き換えて消した広島県警の杜撰
  1. 2006/09/22(金) 14:14:31|
  2. 柳原三佳の執筆記事

千葉大・岩瀬教授のインタビュー記事

 柳原三佳著[死因究明 葬られた真実」(講談社)の取材で多大なご協力をいただいた、千葉大学法医学教授の岩瀬博太郎氏が新聞で紹介されています!
 CTによる変死体検視。日本のスタンダードになる日はもう近くまで来ていますね。みなさま、これは大事な問題です。ぜひ読んでみてください。


<この人>

■ CTによる無料の死因判定を始めた千葉大教授 岩瀬博太郎さん
2006.09.15 中国新聞社 朝刊 人物 広場 (全679字) 

岩瀬博太郎(いわせ・ひろたろう)さん(39)
遺体が発する警告 真相突き止め社会に生かす

 「遺族の怒りや悲しみを少しでもなくすのが私の役目」。遺族の要望に応じ遺体を無料でコンピューター断層撮影(CT)にかけ、死因を判定する全国初の試みを始めた法医学者だ。「死因をはっきりさせることが一番の供養。だから見逃せない」
 警察が変死体を検視し、犯罪性の有無を判断した結果によって司法解剖するかどうかが決まる現行制度。「犯罪を見つけることだけを考えていると、死の真相を知りたい遺族の気持ちがないがしろにされる」。遺族への思いが、今回の原動力となった。
 東京大医学部の大学院生時代の内科医研修で、次々と病気を発見するCTの威力を実感した。しかし、当時は遺体を検査するCTなど皆無だった。「生きた患者には当たり前のように使うのに、遺体になるとこんなに差別されるのか」。そして目の前で亡くなる多くの患者。「人が死ぬのが耐えられなかった」
 初めは「教室に置いてあるお神酒目当てで友人と入り浸った」と苦笑いする法医学の世界。犯罪以外にも流行病の予防や事故対策など、遺体が発する”声なき声”を拾い上げようと、これまで約八百体の解剖に携わってきた。中には地下鉄サリン事件の犠牲者も。「遺体は必ず何かの警告を鳴らしている。人の死が社会に生かされなければ無駄死にになる」
 出身地の千葉市に本拠地が移って以来の大のプロ野球ロッテファン。今シーズンは球場に足を運ぶ時間がなかなかとれないのが悩みだ。(鳥成慎太郎=共同)


 関連記事もぜひお読みくださいね!

■警察庁“ハイテク検視”導入へ 医療用CTスキャンなど (09/15 産経新聞)
  [千葉大・岩瀬教授のインタビュー記事]の続きを読む
  1. 2006/09/20(水) 09:57:06|
  2. ミカの日記

あいおい損保、業界最大の不払い発覚!

 あいおい損保の不払い問題については、2006.7.28号の「週刊朝日」(朝日新聞社)で、

『自動車「人身傷害補償保険」の支払いに大差 あいおい損保の超払い渋り 他社が3600万円のケースで0円』

 という記事を書いたばかりですが、やっぱり……、さらなる不払いが発覚したようです。
 詳しくは本日の新聞記事をごらんください。

 交通事故の適正な初動捜査にあたるべき警察も、そして 適正な保険金を払うべき損保会社も、いったいどうなっているんでしょう??
 
 ■あいおい損保、不払い新たに3万件超…処分は必至

 損害保険大手のあいおい損害保険で、自動車保険などの保険金不払いが6万件
以上にのぼっていることが18日、明らかになった。


 昨秋に損保各社の不払い問題が発覚した時の調査では、約2万9000件とし
ていたが、金融庁が改めて調査を要請したところ、さらに3万件以上の不払いが
見つかった。不払い件数は、三井住友海上火災保険の約4万5000件が最多と
されていたが、あいおいがこれを上回って最大規模となる見通しで、厳しい行政
処分は避けられないと見られる。

 金融庁が昨年9月に損保各社に求めた不払いの実態調査で、過去3年間で計
18万件、84億円に達したことが判明し、11月には損保26社に一斉に業務
改善命令が出された。

 さらにその後の金融庁の検査などで、当初は約2万7000件と報告した三井
住友海上で約1万8000件、約2万7000件としていた損害保険ジャパンで
も約1300件の不払いが新たに見つかり、両社は全店で2週間の業務停止など
の行政処分を受けた。
(2006年9月19日3時4分 読売新聞)
  1. 2006/09/19(火) 11:01:51|
  2. ミカの日記

「講演会」のお知らせ/北海道帯広市

 昨日は、突然の取材で岐阜へ行ってきました。
 取材先で採りたての大きな生栗をいただいたので、今朝は早速、栗の渋皮煮を作ってみました。硬い皮をむき、重曹で茹で、皮のお掃除をしてから、再びお砂糖で煮込んでいくのです。
 一晩置いたら、お正月用に瓶詰めをしておこうと思うのですが、それまでに娘がつまみ食いをしてなくなってしまいそう……。

 さて、「フライデー」の連載も、次が4回目になりますが、一連の記事にはさまざまな反響があり、近々、テレビでも特集を組みたいとの話も来ています。
 紙媒体ではなかなか表現できない部分を、映像と被害者の肉声でとりあげ、さらにこうした深刻な問題をクローズアップできればと考えています。

 さて、来月、北海道の帯広市で交通事故問題に関する講演会を行います。
 お近くの方、ぜひお運びくださいね!

■柳原三佳「講演会」のお知らせ■

市民公開セミナー

『交通事故被害者は二度泣かされる』

● 日時 10月13日(金) 午後6時30分~(開場午後6時)

● 会場 とかちプラザ レインボーホール
        北海道帯広市西4条南13丁目1

● 会費 1000円

● 後援 
帯広市 帯広市交通安全推進委員連絡協議会 帯広消費者協会 ザ・本屋さん 十勝毎日新聞社 北海道新聞社 FM-WING 
FM-JAGA HBC帯広放送局 NHK帯広放送局 STV帯広放送局

● 主催 社団法人日本損害保険代理業協会
     北海道損害保険代理業協会帯広支部
  1. 2006/09/18(月) 11:49:05|
  2. ミカの日記

「フライデー」本日発売 明日は中国放送(ラジオ)出演

 さて、今日はまだ木曜日ですが、今週は1日早く「フライデー」(講談社)の発売日。
 各メディアでは、連日、「飲酒事故」や「公務員の事故」を大特集しているようです。
 もちろん、それもとっても重要な問題なのですが、今週号で取り上げた事件のように、「死人に口なし」で一方的に処理されてしまう事故が無数にあることにも目を向けるべきでしょう。
 つまり、警察の初動捜査がこんな状況では、いくら厳罰化を叫んでも、立件なんて無理ではないでしょうか。
 事実誤認による冤罪だって多発するかもしれません。
 みなさま、この現実をどう思われますか……。
 ぜひ読んでみてください。

■短期集中連載 第3回

交通事故警察・司法の歪んだ捜査を斬る!

「信号無視死亡事故」警察(埼玉県警)が重視した「姿亡き目撃者」

(リード)
予断に満ちた捜査は、不幸な事故の”二次被害”まで招くことになる。連載第3回は、トラックとの衝突事故で命を落とし、「被疑者」とされた20歳青年のケース。信号無視、100対0の過失割合を突きつけた警察の根拠には、大きな疑義が存在する。遺族の必死の闘いを追った。

■明日、「寺内優のおはようラジオ」(7:00~9:00)に出演 明日、9月15日、上記の番組のインタビューコーナーに出ます。中国放送(TBS系)です。広島エリアだと思います。ぜひ聞いてみてくださいね~。
  1. 2006/09/14(木) 18:09:29|
  2. 柳原三佳の執筆記事

「読売新聞」記事&今日の「日刊ゲンダイ」

 9月10日付けの「読売新聞」記事には大きな反響があり、各方面から問い合わせが相次いでいます。
 今日も、私のコメントが「月刊ゲンダイ」に載っているそうで……。(お昼のワイドショーで読み上げられたんですって?)
「あ~、昨日のあの電話取材がしっかり記事になってるのか~??」
 ってかんじです。
 日曜日の「読売新聞」の記事を読みたいという読者の方から問い合わせをいただいたので、ここにアップします。

■飲酒運転免職、“減刑”の自治体も…読売調査
 
「飲酒運転すると、原則免職」という厳しい基準を設けているのは9県市と少数派であることが、読売新聞の全国調査(47都道府県と15政令市対象)で明らかになったが、こうした自治体でも、飲酒運転をしても免職にならなかったり、人事委員会の裁定で停職に変更されたりするケースが相次いでいる。

 厳罰化の徹底が揺らぐ事態に、飲酒運転死亡事故の遺族らからは、「これでは飲酒事故はなくならない」と怒りの声が上がっている。「飲酒運転は原則、懲戒免職」との要綱を2003年4月に設け、厳罰化に乗り出した青森県。だが、05年3月、飲酒運転で摘発され懲戒免職となった男性職員に対し、県人事委は、「免職は重すぎる」との理由で停職4か月に修正。05年6月には、酒気帯び運転で摘発された男性職員に対し、「飲酒後5時間以上たっている」との理由で、停職6か月の処分とするなど、すでに4件で“減刑”された。

 県人事課は、「飲酒後に相当の時間を経過して摘発された場合は要綱の例外。合理的で見直すつもりはない」と話す。

 横浜市では、03年に「免職」基準を設けたが、職場の上司から勤務態度が良好と判断されるなどした三つのケースについては、いずれも停職にとどめた。また、高知県でもいったん免職が決まったが、その後、県人事委の裁定で停職1年になったケースがある。

 東名高速で飲酒運転のトラックに追突され、娘2人を亡くした会社員井上郁美さんは、「基準を厳格に適用しないのは社会への裏切り行為。ルールは毅然(きぜん)と守ってほしい」と話す。

 また、交通事故問題に詳しいジャーナリスト柳原三佳さんによると、交通事故による公務員の起訴率はほかの一般市民の4分の1程度という。柳原さんは、「公務員は守られているとの意識が、交通安全の感覚をマヒさせている。厳格な基準を守らなければ、また大事故が起こるだろう」と警告する。

(2006年9月10日12時48分 読売新聞)
  1. 2006/09/13(水) 17:29:08|
  2. ミカの日記

ひき逃げ懲役刑を引き上げ

後手後手にまわった感がありますが、ようやく下記のことが検討され始めたようです。
「危険運転致死傷罪」を新設するときから、「本当に悪質なドライバーは逃げてしまう!」と言い続けてきましたが、なぜこれを同時に検討しなかったのでしょう。加害者が逃げてしまうと、アルコールが抜けるとか、そんな問題以前に、助かる命も見殺しにされてしまうのです。
 ひき逃げだけではありません。まさに今週の「フライデー」で執筆した、重ね飲みの問題についても、同時に防止策を検討するべきだと思います。
 本日の日本テレビ「ザ・ワイド」でも、特集されるそうなので、見てください。

■ひき逃げ懲役刑を引き上げ、警察庁が検討開始

 飲酒運転の発覚を恐れて事故現場から逃走するなどひき逃げ事件が増加しているため、警察庁は、道交法違反(ひき逃げ)の懲役刑(現行5年以下)を引き上げる方向で検討を始めた。

 ひき逃げ事件は、2000年には1万4050件だったが、それ以降も年々増え、昨年は1万9660件に達した。

 この間、01年11月には、危険運転致死傷罪が創設され、悪質な飲酒運転事故への罰則が強化された。しかし、事故被害者などからは、「現場から逃走し、アルコール反応が出ないようにして、この罪を免れる『逃げ得』が相次いでいる」との指摘が出ていた。

 現在、ひき逃げの法定刑は、5年以下の懲役または50万円以下の罰金。業務上過失致死傷罪と併合しても、懲役は7年6月が最高。これに対し、危険運転致死罪の最高刑は懲役20年だ。
(読売新聞) - 9月12日
  1. 2006/09/12(火) 10:08:41|
  2. ミカの日記

読者からのお便り

 連載中のフライデー記事や、ミスターバイクの記事をご覧になった方々から、たくさんのご感想やメッセージが寄せられています。どうもありがとうございます。
 
 今日は、現在発売中の「飲酒重ね飲み事件」を読んでくださったKさん(女性)からのメールをご紹介します。
 Kさんは、ご主人が事故で脊髄を損傷され、現在、介護生活をしておられるそうです。
 記事の中で、重度障害を負ったお嬢さんを介護している阿部さんのお写真を見て、ご自身と重ね合わされたのかもしれません。
 
<以下、Kさんからのメッセージです>

 阿部事件の加害者は飲酒運転の前科があるということは、常習犯であるということが分かりうること。
 それを、何故・・・・。
 多数の前科があるということも事故後の供述を、正直に言っていないということが、見え見えで、
「たかが・・・・交通事故・・・」と、思われているのでしょうか・・・。
 どうしても、腑に落ちないです。

 検事も、無罪判決が出た場合、その後の仕事が増えてしまうなんて考えてるのではないかと、変な先入観で見てしまいます。

 事故で亡くなり残された家族の思いも、とても切実です。
「あぁー、生きていて良かった」 
 でも、体が動かない。何をしていいのか、わからない。
 そんな生活でしたら、障害が残った被害者は、生きている価値がないと思いがちです。

 介護している側も、自分が分からなくなります。
 何事も、諦めては、いけない。前向きでないと・・・・。
 阿部様のお父様の献身的に介護をなさっているご様子をお察ししました。
  1. 2006/09/11(月) 12:29:14|
  2. ミカの日記

本日の読売新聞

 どうなっているんでしょう! 全国各地で公務員の飲酒運転による事故が次々と起こっています。
 今まで報道されなかったものが、表面化しているだけなのか?
 それとも、本当に公務員の飲酒事故が増えているのか?
 いずれにせよ、「飲酒運転」そのものを根底からなくす取り組みが必要だと思います。

 今日の読売新聞に、公務員の飲酒運転処分についての記事が掲載されています。
 私も記事の中でコメントしているのですが、交通事故を起こした公務員の起訴率は、一般市民と比較すると4分の1程度にすぎません。(拙著「交通事故被害者は二度泣かされる」にデータが掲されています)
 職業で刑事処分にも格差が生まれること自体おかしな話ですが、「公務員は守られている」というこれまでの甘い認識が、感覚を麻痺させてきたという背景もあるのではないでしょうか。
 以下は、インターネットに掲載されている、ダイジェスト記事です。

■飲酒運転免職、“減刑”の自治体も…読売調査

 「飲酒運転すると、原則免職」という厳しい基準を設けているのは9県市と少数派であることが、読売新聞の全国調査(47都道府県と15政令市対象)で明らかになったが、こうした自治体でも、飲酒運転をしても免職にならなかったり、人事委員会の裁定で停職に変更されたりするケースが相次いでいる。

 厳罰化の徹底が揺らぐ事態に、飲酒運転死亡事故の遺族らからは、「これでは飲酒事故はなくならない」と怒りの声が上がっている。「飲酒運転は原則、懲戒免職」との要綱を2003年4月に設け、厳罰化に乗り出した青森県。だが、05年3月、飲酒運転で摘発され懲戒免職となった男性職員に対し、県人事委は、「免職は重すぎる」との理由で停職4か月に修正。05年6月には、酒気帯び運転で摘発された男性職員に対し、「飲酒後5時間以上たっている」との理由で、停職6か月の処分とするなど、すでに4件で“減刑”された。
(読売新聞) - 9月10日
  1. 2006/09/10(日) 13:47:53|
  2. ミカの日記

誰のための刑事裁判?

 昨夜は、外人の記者さんから、日本のフリーランスライターを取材しているとのことで、インタビューを受けました(日本語でホッとしました)。
 このインタビュー記事は、近々WEBサイトに掲載されるとのことですので、またご紹介します。英語で記事が読める方は読んでみてください。

 さて、昨日発売の「フライデー」で、悪質な重ね飲み証言で飲酒運転の罪から逃れた加害者のケースを取り上げたのですが、元警視庁の犀川博正氏から、早速、下記の感想メールが届きましたのでご紹介します。
 ほんとに、いったいだれのための刑事裁判なのかなあ、と考えてしまいます。

柳原三佳 様

 裁判で負けると警察・検察は面目がつぶれる。そこに役人の〝浅はかさ〟が感じられますね。国民が警察・検察に期待しているのは「○○勝○敗」という勝率ではない。そういうことが役人にはわかっていないのです。
 国民が期待するのは「たくましさ」「頼もしさ」なのです。事件の一部については無罪になっちまうかもしれない。でも、そこを果敢に攻める真摯な取り組みの姿勢に、国民は頼もしさを感じるはずなのです。

 絶対に勝てるという見込みがなければ、勝負の土俵に上がらない。負けてしまうと勝率という数字が下がる。役人は点数の亡者。思えば彼らは試験の点数競争という価値観で子供のころから教育を受けています。
 お台場でヤクザが暴れたとき、警察官が逃げ惑う。それは不利な土俵では勝負しないという鉄則があるから、そういう見苦しい態度になるわけです。

 アメリカ人の価値観は映画ハリウッド映画の「真昼の決闘」にあるように、あるいはブルース・ウィリスの「ダイハード」のように、絶望的な条件の下であっても、勇気を奮い起こして果敢に攻める、そこに美学を見出します。黒澤明の「七人の侍」はアメリカ人の共感を得ました。
 勝率・点数主義一辺倒では、警察への信頼はいつまでたっても回復しないでしょう。

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犀川博正
*****************************
  1. 2006/09/09(土) 12:29:00|
  2. ミカの日記

「フライデー」短期集中連載2

 9月も中旬にさしかかっているというのに、まだまだ蒸し暑い日が続いています。
 娘の高校は、今、期末試験。今日が最終日なんですが、勉強している様子はまったく見られず、親のほうが焦っています……。

 さて、今日は「フライデー」(講談社)の発売日。
 ここ最近、悪質な飲酒事故が相次いでいますが、今回取り上げた事件は、悪質さでいけば最上級レベルです。
 しかし、今の「危険運転致死傷罪」では、こうした運転者を裁くことができない……。
 その理不尽な現実をぜひ皆さんに知っていただきたいと思います。

短期集中連載 第2回

交通事故警察・司法の歪んだ捜査を斬る!

『死傷者6人大事故「消された”飲酒”証言」大阪地検のズサン』


(リード)
警察・司法が事故の真実を隠滅する理由は、時に、我々には到底理解しがたいものがある。連載第2回は、死傷者6人を出した「飲酒事故」。被害者家族による必死の闘いを嘲笑うかのように、検察は決定的事実を起訴状から消してしまった。ただ、自らの面子のために……。
  1. 2006/09/08(金) 09:48:21|
  2. 柳原三佳の執筆記事

[ミスターバイク」10月号

 今日も、真夏を思わせる猛暑です。
 そんな中、私は午前中、書道の添削を受けに行き、午後からはクーラー全開の仕事部屋で、たくさんの原稿を同時進行で仕上げています。
 ついさっき、次の「フライデー」の初校を戻したばかりです。第二回目のターゲットは……、大阪**ですので、みなさまこれはぜひぜひ読んでくださいね!

 さて、明日は、「ミスターバイク」(モーターマガジン社)の発売日。
 10月号には、下記の記事が掲載されています。
 すでにフライーデーでも取り上げた愛媛県警の事件。今度は被害者のおじいちゃんから託された、手書きの「手記」を公開します。こちらもぜひ読んでみてくださいね。


■新『一瞬の真実』 FILE NO.15 山本事件(愛媛)

松山・白バイ衝突事故
「保護観察処分」から一転、スクーター高校生「無罪」に

被害少年の祖父が愛媛県警の「ねじ曲げ捜査」に怒りの告発

「反論できない弱い立場の高校生に、大人がよってたかって罪をなすりつけ、平気な顔をしたままでいいのか!」


(リード)
平成16年11月8日、午後2時23分。愛媛県松山市別府町の変則三叉路交差点で、白バイとスクーターの少年の衝突事故が発生。ライダーは双方とも腕や足の骨を折る重傷を負った。「僕は右折しようと止まっていただけ。警察ならきちんとした対応をしてくれるはず……」そう信じていた少年の思いは、事故直後から裏切られた。一度は冤罪まで着せられた少年と家族の、“警察”との闘いをレポートする
  1. 2006/09/05(火) 14:17:53|
  2. 柳原三佳の執筆記事

北海道・前田敏章さんからのお知らせ

いつもお世話いただいています。
★ 長谷部拓磨君交通死事件(前回報告2006-8-21)についてです。

 札幌地裁で8月21日に下された「無罪」という問題判決に対し札幌地検は控訴期限の9月4日までに「事実誤認がある」として控訴をしました。
 速度違反と前方不注意がなければ、拓磨君は2車線の中央付近で犠牲になることはありませんでした。

 当然の判断ですが、ひとまず「ほっとした」というのが実感です。
(長谷部さんのこの間のお気持ちは想像を絶しますが・・・)

 たたかいの場は高裁に移りました。
 札幌高裁では、加害者供述を偏重し、「飛び出しがあった」との予断を基に作られた初動捜査の矛盾を改め、真相の究明と公正な裁きを切に求めるものです。

 控訴までの期間に長谷部さんが提出した上申書など、下記ページの「経過」にアップしました
http://www.ne.jp/asahi/remember/chihiro/hasebeindex.htm

今後ともご支援をよろしくお願いします。報道記事は以下です。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++
2006/09/05
朝日新聞(道内版)

中3の死亡事故、無罪判決「不服」
札幌地検が控訴

[北海道・前田敏章さんからのお知らせ]の続きを読む
  1. 2006/09/05(火) 13:11:38|
  2. 前田敏章さん(北海道)情報

今週からスタート!「フライデー」連載

 今朝、車で娘を駅に送っていく途中、葬儀の案内看板を見かけました。
 そこには、2日前、私の住む町で起こった交通事故で亡くなった女の子の名前が書かれていました。
 小学校6年生……。2学期の1日目に、こんなかたちでお別れすることになるなんて、ご家族や周囲の方々は、どれほど無念の思いでいらっしゃることでしょう。
 同じ町で、同じように、日々子育てをしてきた母親の一人として、朝からたまらない気持ちになりました。

 さて、今週から「フライデー」(講談社)で、柳原三佳執筆の交通事故連載がスタートします。
みなさま、ぜひ読んでみてくださいね!

短期集中連載 第1回

交通事故警察・司法の歪んだ捜査を斬る!

『16歳少年 白バイ衝突』身内をかばった愛媛県警の「不当捜査」


(リード)

交通事故捜査の歪んだ実態を糾す今連載も3年目に突入。
再開第1回は、白バイとの衝突事故で「加害者」に仕立て上げられた少年のケース。身内をかばい事故状況を捏造する警察と、それを鵜呑みにする司法。逆転無罪までの闘いを負う。

<インターネット・フライデー>
http://www.bitway.ne.jp/kodansha/friday/scoopengine/
  1. 2006/09/01(金) 10:03:03|
  2. 柳原三佳の執筆記事

プロフィール

柳原三佳

Author:柳原三佳
<ジャーナリスト・ノンフィクション作家>
交通事故、司法問題等をテーマに執筆や講演活動を行う。「週刊朝日」などに連載した告発ルポをきっかけに自賠責制度の大改定につながったことも。2004年からは死因究明問題の取材にも力を入れ、犯罪捜査の根幹に一石を投じてきた。著書に「家族のもとへ、あなたを帰す ~東日本大震災 歯科医師たちの身元究明」「遺品~あなたを失った代わりに」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」「交通事故被害者は二度泣かされる」「自動車保険の落とし穴」「死因究明~葬られた真実」「焼かれる前に語れ」「交通事故鑑定人」「示談交渉人裏ファイル」「裁判官を信じるな」など多数。」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」は、NHKでドキュメンタリードラマ化された。「実父を医療過誤で亡くし、自らも医療過誤被害を受けた経験があり、現在は医療問題にも精力的に取り組んでいる。千葉県在住。自宅の裏庭に、「古民家(長屋門)」を移築し、スローライフも楽しんでいる。
■柳原三佳のHP http://www.mika-y.com/

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