柳原三佳のブログ

交通事故・死因究明問題などを追及する柳原三佳からの情報発信。あるときはジャーナリスト、あるときはノンフィクション作家、でも、1日の大半はお料理と芝刈りが大好きな「主婦」してま~す!

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今週発売「週刊朝日」(2010.9.3)

 今日は東京高裁で開かれた医療過誤裁判を傍聴してきました。
 傍聴席には、同じく理不尽な医療過誤被害に遭い、大切な人を亡くしたり、また重い障害を背負わされたという方々が集まりました。
 閉廷後、裁判所の控室に皆で集まり、事故の再発防止を訴えていくにはどうすればよいか?
 医療者と患者(被害者)が協力していくにはどうしたらよいか?
 という熱っぽい議論が交わされました。とても貴重な時間でした。

 さて、今週発売「週刊朝日」(2010.9.3)に、柳原三佳の記事が掲載されています。
http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/asahi-20100825-02/1.htm
http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=11856
 今、問題になっている、高齢者の所在不明問題。どこかで亡くなったまま、身元がわからない人も大勢いることでしょう。
 しかしよく考えれば、そもそも、「身元不明死者がたくさんいる」ということ自体、異常なのです。 
 今回は、日本に数少ない、歯科法医学者のお話を中心にまとめてみました。
 ぜひ読んでみてくださいね!

「週刊朝日」(2010.9.3号)
 
だれが死んだかわからない国
「身元不明」大国ニッポン
個人識別の低さに緊急警告


(リード)
日本では身元の分からない死者約1万7000人が、「お骨」の状態で引き取り手を待っている。しかし、他国から見れば、これだけ多くの「身元不明死者」が存在する日本は異常な国だ。「歯」による個人識別が進む国では、ほとんど身元不明者は出ない。日本に数少ない歯科法医学者たちは、日本の個人識別率の低さは「外国ではありえない」と訴えるのだ。
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  1. 2010/08/23(月) 22:50:57|
  2. 柳原三佳の執筆記事

今週の「週刊現代」に『巻子の言霊』に書評が掲載されています

 今日は私の●回目の誕生日。
 今朝、母から電話があり、「お誕生日おめでとう! で、今年何歳になったの? もう計算できないわ~」と言われてしまいました。
 あ~あ、昔はお誕生日が来るのが待ち遠しかったものですが、いつからでしょうね、この日が来るのがちょっとありがた迷惑のような気持ちになったのは??
 今夜は自分の好きなおかずを自分で作って、美味しい刺身でも買ってきて、主人と一杯やるつもりで~す。

 さて、今週発売の「週刊現代」に『巻子の言霊』の書評が掲載されています。
 評者は永江朗さんです。
 永江さんには、以前にも「週刊朝日」などで「焼かれる前に語れ」などの書評を書いていただいたことがあります(いつもありがとうございます!)
 早速、紹介させていただきます。

■特選ノンフィクション

逆境と闘う夫婦愛に感動


 ひとりの女性が交通事故に遭い、全身麻痺となった。
 動くのは目と瞼だけ。
 夫は懸命に看病した。機械を使ってかろうじて言葉を伝えられるようになった。
 柳原三佳「巻子の言霊」は、この夫妻についてのノンフィクションである。
 夫、松尾幸郎さんの献身的な介護や、妻の巻子さんとの愛情あふれるエピソードに、何度も落涙しそうになった。

 しかしそれ以上にこみ上げる怒りを抑えられない。
 まず、自動車保険会社の、人の命を値切るようなやり口だ。なんと彼らは、巻子さんにつけられた人工呼吸器等を「過剰」だと主張したという。
 すぐ死ねということか。
 この国の医療制度にも腹が立つ。
 巻子さんはいくつもの病院をたらいまわしにされた。

 交通事故死者はかつてと比べると減った。しかしゼロになったわけではない。
 自動車が走る凶器であることには変わりない。
 誰もが被害者に、そして加害者になりうる。
 自動車社会の足元の脆弱さにおののく。
(「週刊現代」 2010.9.4    評者・永江朗)
  1. 2010/08/22(日) 16:27:34|
  2. ミカの日記

『レッツ・チャット』存続を求める署名のお願い

 今朝は少しだけ秋を感じさせるそよ風を感じました。
 庭で育てているブルーベーリーを収穫し、口に入れると甘酸っぱさが広がります。
 我が家の小さな畑では、サトイモの葉っぱが大きく開き、秋の収穫を待ちわびています!
 サトイモの葉っぱの上でころりんと転がる水滴を見ているのは楽しいですね~。

 さて、新刊『巻子の言霊 ~愛と命を紡いだ、ある夫婦の物語』を読んでくださった方はご存知だと思いますが、交通事故で全身マヒとなり言葉が話せなくなった巻子さんは、会話補助機を使い、ご主人との二人三脚で、日々言葉を交わしておられます。



 ところが、本が出版される前日、あの会話補助機『レッツ・チャット』を生み出したパナソニックの子会社(ファンコム)が、突然閉鎖されてしまったのです。
 それを聞いた時は、私も驚きました。
 もちろん、ユーザーの方々は、どれほどショックを受けられたことでしょう。

 以下は、山元加津子さんのメルマガをお読みください。
 山元さんのお友達、宮ぷーさんも、今レッツ・チャットを使い、コミュニケーションをはかっておられるのです。
 私は明日、葉山で行われる山元さんの講演会に行く予定です。
 署名にはぜひ協力していきたいと思っています。
 私のブログを読んでくださっている方も、ぜひお力をお貸しいただければ幸いです!
 どうぞよろしくお願いいたします。

**********************************

<以下、山元加津子さんのメールマガジンを転記いたします>

■第377号 宮ぷー こころの架橋ぷろじぇくと  
                    2010年8月20日現在 参加者人数3404人
 「8/20 昨日の宮ぷー」      
このメルマガを初めて読まれる方へ 
メルマガの生い立ちをこちらのページに書いていますので、ご参照ください。
http://ohanashi-daisuki.com/story/index.html


今日は20日、宮ぷーが脳幹出血で倒れて1年半が経ちました。毎月20日が来るた
びに宮ぷーが倒れた日のことを思い出します。でも、その日をうれしい日にしよう
と、思い立ちました。いつもの月の20日でしたら、「メルマガを読んでくださって
いるみなさん、宮ぷーの日記をお一人でもいいので、転送をしていただけたらうれし
いです。お願いいたします」とだけ書くところです。けれど、今日はどうしてもどう
しても多くの方にお願いがあるのです。

宮ぷーが倒れた最初の頃は、月日が経つのがとてもとても怖かったのです。早く意識
が戻って欲しいとそればかりを願っていて、観なければいいのに、ネットや本で1ヶ
月戻らなければ、何割もう戻らないとか3ヶ月戻らないともう戻らないのじゃないか
とか、そんなことを気にしてしまっていたのです。その頃、私は宮ぷーの妹さんに何
度も言ったことがありました。「統計や確率がどうであろうと、お兄ちゃんは、必ず
意識を取り戻すよ。そして、そうなったら、なんとしてでも気持ちを伝え合えるよう
にする。だって私、そのお仕事をずっとしてきたんだもの。恭子ちゃん心配いらない
よ。大丈夫。また必ずお兄ちゃんとお話しができるようになるからね」恭子ちゃんに
そんなふうに言いながら、私は本当はまるで暗闇の中を大きな海に船出した小舟のよ
うに不安だったかもしれません。とにかく、思いつくことをしていくことしかできな
かったのです。けれども、もっと不安だったのは宮ぷーだったと思います。思いが
あっても、体のどこも動かず閉じ込められた状態で思いを伝えられない。それはどん
なに孤独でつらかったことでしょう。けれども、宮ぷーが思いを伝えられるようにな
るために大きな助けになったのが、様々な意思伝達装置の存在でした。

体のどこか動く場所がないか、あれば、いろいろなスイッチを使うことができる。も
しそれが難しければ、マクトスという脳波スイッチがある。そして、スイッチと意思
伝達装置のレッツチャット(宮ぷーが今使っている装置です)や伝の心とつなげれば
きっと思いを伝えられるとすがるように思っていました。そして、宮ぷーの首が8月
の終わりに動き出したときに、頭の横にスイッチを置いて、レッツチャットを使うこ
とができるようになったのです。だから、宮ぷーと私にとって、レッツチャットは恩
人だと思います。今も、さまざまな思いを伝えてくれるレッツチャットは、宮ぷーが
誰の手も借りずにスイッチを入れて、思いを伝えられる。「ありがとう」「ごめんね」
「気をつけて」「だいじょうぶ?」宮ぷーがレッツチャットで伝えてくれる言葉はい
つも愛にあふれています。テレビもレッツチャットとレッツリモコンとつなげて、
チャンネルを変えたりもできるし、ナースセンターへ連絡することもできるのです。
レッツチャットは宮ぷーの命綱とも言えると思います。

ところが、そのレッツチャットが実は大変なことになっているということがわかりま
した。宮ぷーと同じように息子さんがレッツチャットを使っておられる池原さんとい
うお母さんから署名のお願いが回ってきました。それはレッツチャット存続をパナソ
ニックの社長さんにお願いをする署名を集めてほしいというメールでした。そして、
販売店などに伺ったところ、もう在庫は限られているということもわかりました。そ
の在庫が終わったら、今のレッツチャットはもう無いということなのです。
いま、この時点でもレッツチャットが必要な方はとてもたくさんおられると思いま
す。意思伝達装置というものがあるということすら知られていないために、需要が少
ないということも大きな原因だと思います。だから、それを広めたいというのが、私
や宮ぷーの願いです。けれど、もし、そのことが広まっても、レッツチャットは既に
なくなってしまっているかもしれません。

私は特別な会社の機械だけを応援したいわけではないのです。マクトスも、トーキン
グエイドも伝の心も他の意思伝達装置もみんな大切。けれど、今、存続の署名が必要
なのがレッツチャットだと言うこと。そして、宮ぷーがお世話になって、命の絆であ
るのがレッツチャットであるということ。もしレッツチャットが壊れてしまったら、
宮ぷー自身も困ります。だって代わりがなくなるのです。そして今、レッツチャット
で命をつないでいる方が一杯おられるのです。その方々がとてもとても困ります。
だって、レッツチャットは命なのです。それから、新しく必要な方もたくさん居られ
るはずです。だから、レッツチャットは無くなっては絶対に絶対に困るのです。一定
数が集まり次第、パナソニックさんにお渡しすると言うことでした。私は病室でおろ
おろしながら、ベッドの周りを何度も回っています。どうしようどうしよう・・そし
てやっぱりみなさんにお願いするしかないと思いました。

どうぞみなさん、署名を集めていただけないでしょうか? 署名の用紙をアップしま
した。そこからダウンロードして、印刷していただき、署名を集めていただけますで
しょうか? 
http://www005.upp.so-net.ne.jp/kakko/miyapupuro/syomei.pdf
いちじくりんからもダウンロードできます。
署名は何人でもいいのです。3人でも4人でもいいのです。私宛に郵送で送っていた
だけますでしょうか? その後、池原さんにお渡しします。署名の送り先の私の住所
は、kakko@js7.so-net.ne.jp$ (最後の$マークを消して送信下さい)に、「送り先
を教えてほしい」とメールをいただけたらと思います。あまり時間がなくてすみませ
ん。どうぞ宜しくお願いいたします。署名は9月2日に到着するようにお願いいたし
ます。

それから、私、思うのです。署名は大切だけど、署名にお手紙があったらいいかな
あって思いました。私はレッツチャットがあったおかげで、今の宮ぷーがあるし、す
ごくレッツチャットは大切だし、そんなレッツチャットを支えてくださってきた、
ファンコムさんやパナソニックさんはすごいって思うのです。本当にすごくすごく感
謝をしています。病気や障害はとても大切なんだということが、今は科学的にわかっ
てきていて、病気や障害のために苦しまれた方がおられるからこそ、すべての人を含
む社会が明日へ向かって歩いていけるのだということ。だから、障害を持った人や病
気の方を支えている大切な機械を作り続けてくださったパナソニックさんに感謝の思
いを伝えたいです。そして、絶対にレッツチャットをなくさないでくださいって書き
たいと思います。字が下手なのでワープロになるけど、書きます。もし、社長さんへ
のお手紙を書いて下さる方が居られたら、署名と一緒に私宛に送って下さい。とても
とてもうれしくありがたいです。

そしてもうひとつお願いです。ぜひ、このことをブログやミクシィやツイッターなど
でも、ご紹介いただけたらと思います。お知らせ下さる際には、上に書いた詳細内容
と一緒に送って頂くか、いちじくりん(http://itijikurin.blog65.fc2.com/)を見
て下さるようにお伝え下さい。レッツチャットっていったい何だろうという方もおら
れると思うので、宮ぷーのちらしのこともお知らせいただけたらうれしいです。こん
なふうに使っているって分かっていただけるように思うのです。
今日、偶然、病室に宮ぷーにレッツチャットを持ってきてくださった業者さんが来て
くださいました。私はすぐにこの話をしました。業者さんは「大変だ」って言ってく
ださいました。「これは大変です。多くの人がそんなことになったら困ります」と
おっしゃいました。「この事実、みんな知らないから、リハビリセンターの方も、病
院のリハビリの先生たちも困られると思います。僕もやりますから」と言ってくださ
いました。まだおろおろしています。どうぞ皆さん宜しくお願いします。宮ぷーは今
日も「おかえり、まっていたよ、あいたかったよ」って書いてくれたよ。とてもとて
もうれしかった。宮ぷーはレッツチャットがあったからこそ、生きる意欲が湧いて、
こんなに回復したのだと思います。全国に何人もそんな方が居られます。どうぞよろ
しくお願いいたします。

かつこ

~~~~~~~~~~~~~~
プロジェクトのページ(こちらでメルマガ登録=プロジェクト参加できます)
http://www005.upp.so-net.ne.jp/kakko/miyapupuro/kokorokakehasi.html
携帯からは空メールを送れば登録できます。a0001012961@mobile.mag2.com
このメルマガは脳幹出血で倒れ、これまでの医学の常識では再起不能と思われていた
宮ぷーの病院での毎日を、親友の山元加津子が綴った日記からその一部を配信してい
ます。宮ぷーの願いはこの日記を出版すること。その願いの実現に近づくようにこの
メルマガを広めることにお力を貸して下さい。お友達に転送お願いします。
詳しいことは、こちらのページをお読みください。
http://ohanashi-daisuki.com/story/index.html
(関連ページ)
宮ぷー レッツチャットで、今日もおはなし http://ameblo.jp/miyapu-ohanashi/
おはなしだいすき http://ohanashi-daisuki.com/
~~~~~~~~~~~~~~
このメールに返信で感想を送れない場合は、以下のアドレスにお送りください。
hoshinohitotsu@bcb.bai.ne.jp$ (注記:最後の$マークを消して送信下さい)
◎宮ぷーこころの架橋ぷろじぇくと
のバックナンバー・配信停止はこちら
⇒ http://archive.mag2.com/0001012961/index.html

  1. 2010/08/20(金) 09:23:19|
  2. ミカの日記

「巻子の言霊」の書評が「保険毎日新聞」に掲載されました

 終戦の日を迎え、このところ連日、戦争にまつわる貴重なドキュメンタリー番組が放送されています。
 できる限り録画し、仕事を終えてから深夜に見ているのですが、65年目の今、改めて感じるのは、90歳前後の戦争体験者の方々が、「今、語っておかなければ」と、重い口を開き、封印されていた過去の苦しい体験を証言してくださっているということです。
 たくさんの体験談を聞きながら、今の平和がどれほどの犠牲の上に成り立ってきたのか……、戦後生まれの私たちがいかに当時のことについて何も知らないで育ってきたか……、そのことを痛感しています。

 さて、8月11日の「保険毎日新聞」に、新刊『巻子の言霊』の書評が掲載されました。
 この本はもともと、被害者に対する損保会社の理不尽な払い渋り問題が契機となって取材を始めたという経緯がありました。
 それだけに、この書評にもあるとおり、「保険業界人」にこそしっかり読んでいただき、自動車保険の在り方や被害者対応について考えてもらいたいと思っています。
 それが、この本の主人公である、松尾さん夫妻の強い思いでもあるのです。

■新刊紹介■
『巻子の言霊 ~愛と命を紡いだ、ある夫婦の物語』

(柳原三佳著 講談社刊)

 一人の少年の居眠り運転がもたらした一瞬の事故。それが、長年連れ添ってきた夫婦の運命を変えた。

 2006年7月1日、午後8時10分ごろ、富山市の呉羽丘陵の切通しを貫く片側一車線の直線道路で、自宅に向かう松尾巻子さんの車にセンターラインをオーバーした少年の対向車が衝突した。

 被害者の巻子さんは、脳挫傷、外傷性くも膜下出血、上位頚髄損傷、下位脳幹損傷、環軸椎亜脱臼、両下腿多発骨折、下顎骨骨折を負った。一命は取り留めたものの意識不明となり、医師からは植物状態を覚悟してほしいと言われるほどの重症だった。
『巻子の言霊』は、この事故を追いかけたノンフィクション作家の柳原三佳氏のルポルタージュだ。

 巻子さんは15日間の意識不明から奇跡的に回復する。しかし、その先に待っていたのは、全身まひ、動くのは唯一「まぶた」だけという現実だった。自発呼吸すらできず気管挿管と横隔膜ペースメーカーが埋め込まれた。さらに、食事ができないために腹部に穴を開ける「胃ろう」により直接胃に栄養剤を送り込む。

 その後、献身的な介護を行う夫の幸郎さんは、巻子さんと「まぶた」の動きだけで会話をすることを考える。イエスならまばたきを2回、ノーなら目を閉じる。やがて「レッツ・チャット」という会話補助機を使い、「まぶた」のイエス・ノーで一文字ずつ巻子さんの言いたいことが分かるようになる。しかし、そこで 綴られた言葉は、「まきこをころしてください」だった。

 本書は、高度な医療を担える受け入れ病院がなく、転院せざるを得ない医療難民の問題、交通事故裁判や任意保険対人無制限の問題点なども指摘している。

 著者は「一瞬の事故によって、いったいどれだけ多くの人たちの人生が狂わされ、その裏側にどれほどの苦悩が埋もれていることだろう」と問いかける。
 この本には、人の生死にかかわることの多い保険業界人にこそ知ってもらいたい真実が隠されている。

<本書の主な内容>
第1章   終の住処
第2章   運命の日
第3章   奇跡
第4章   命の値段
第5章   紡がれる言霊
第6章   夫婦の歴史
第7章   「赦し」とは
第8章   遺言
終章    桜


                          「保険毎日新聞」(2010.8.11)
  1. 2010/08/15(日) 16:12:06|
  2. 柳原三佳の執筆記事

傍聴支援のお願い

 今日はこれから、松山へ飛びます。
 たった今、滋賀県のご遺族から傍聴支援のお願いメールが届きましたので、アップしますね。
 この事件、以前このブログでもお伝えしたことがありますが、大変注目すべき事案です。
 詳しくはまた改めて書き添えます。
 みなさま、どうぞよろしくお願いいたします。 

***************************************** 
 

柳原様

 お世話になっております。これまでの経緯を、この場をお借りして述べさせていただきます。
両親は、いつも、自宅から、私たちの家を散歩道としておりました。事故があった11月6日もいつものようにおかずの差し入れをもってきてくれて、自宅へ帰る途中、被害にあいました。現場は、私たちの家から、5分くらいのところでした。
 両親が家のすぐそばで残酷な目にあっていることも知らず、救急車を呼んでやることも出来なった。病院へかけつけた時すでに父は息を引き取っていた。救急車のサイレンの音を聞くたび両親は2時間土手に
放置だった。父の最期は無残にも、病院のベットでも、家の畳でもない。薄暗い寒空の土手下だった。
そのことばかりが頭をよぎり窓を2重にするなどしましたが、病院が近くにあるため救急車は頻繁に通り
救急車のサイレンの大きな音はどうしても聞こえます。
 気が狂いそうでした。両親ひき逃げされ、警察より先に車やに修理依頼の連絡をするなど、明らかに証拠隠滅行為なのに、救護義務違反は一審では不起訴になり、謝罪一つ電話一本かけてこない被告に対し、反省していると執行猶予判決を下され、私は、なんて、おかしな世の中なのか?
 両親が自分たちの援助の為引越ししてきてくれたのにこの地でひき逃げされ、父が亡くなるという状況すら、受け入れることが出来ないのに、被告は裁判所の駐車場で笑っている・・・
 悪いことをしたとも思っていない態度にさらに追い討ちをかけるかのような判決に私は息の音をとめられたような気持ちになりました。
 控訴期限の2週間で何が出来るであろう?と思いましたが、私は、市長、知事、国土交通省、テレビ局、新聞社遺族会の団体とあちこちに2人死傷のひき逃げ犯に執行猶予判決と、ファックスをしました。そしてそのファックスを見て少数ではありますが、支援してくださる方が現れ、アドバイスを頂き、地検、高検、最高検すべての検察庁に上申したことによって、控訴審最終日に検察側控訴が確定しました。控訴審確定後も、救護義務違反の起訴も、ずっと求めておりました。
 最高検の総長宛に上申書も書きましたし、刑事記録も送りました。そして検察審査会の議決を待たず検察が救護義務違反を起訴しました。体格の良い大人2人を軽自動車で跳ねて15メートルも跳ね飛ばし人とは思わなかったという供述が一度でも通用した事に誰が聞いても納得はいきませんでした。救護義務違反が起訴された以上なんとしても、ひき逃げが有罪になってほしいと願っています。
 2時間土手に放置され見殺しにされた上被告は全く反省もしていないという最悪な事実の被害者になってしまった父の人権を守るには被告が犯した罪に見合った分、刑務所に入ることしかないと思っています。
 父は血縁関係の無い私をここまで大きくしてくれて、全く自分の欲望をいわず、家族のためだけにがんばる人でした。そんな父に有難うの言葉も聞かせてあげることが出来なった。叶うことなら私の寿命を分けて運命を変えてあげたい・・・父にあったはずの豊かな老後を返せ!心の中でいつもそう叫んでいます。
 
 救護義務違反の公判期日です
 大津地方裁判所 8月31日 13時30分 21号法廷  澤田裁判官

控訴審の期日も決まりました。

大阪高等裁判所   自動車運転過失致死傷 控訴審
10月14日
木曜日 10時30分
1001号法廷


 近くにお住まいの方、お時間許される方、傍聴支援のご協力お願い致します。
  1. 2010/08/09(月) 16:29:16|
  2. ミカの日記

今日もお祭りで「焼きそば屋さん」

 昨日と今日は、地元の夏祭りが開かれていて、私はボランティアで今年も「焼きそば屋さん」を担当!
 ご近所のみなさんと、汗をかきかき、ビールで水分補給しながら大きな鉄板で数百食の焼きそばを焼いています。
 これが、楽しいんですよね~。

 実は、私はお祭りや夜店が大好き。
 で、夢は、こんな屋台をあちこちへ引っ張って行って、季節に合わせた小料理を出していろんな人とお話しすることです。

P1070665.jpg

 この屋台は、岐阜の稲葉神社のすぐ近くにある、和食処「布武」のオーナーさんが、手作りされた素晴らしい一品モノで、私があまりに気に入ったので、格安でお譲りいただこうかなあと真剣に考えているところです。
 でも、千葉へ持ってきて、さあどこに置こうかしら? って感じですが、なんだか夢が広がって、想像するだけで楽しいんです。

 ちなみに、手前でベロを出しているのは、我が家の愛犬・ジェーンちゃん。
「ママ~、そんなところで屋台ごっこしていないで、早く私にジャーキーをちょうだい」
 と言っているような気がします。

 というわけで、この屋台はまだ岐阜にあるので今夜は使えませんが、いつかこの屋台で焼きそばを焼ける日が来るのを夢見ながら、今日も頑張って焼きにいきま~す。
 ぜひ食べに来てくださいね。


  1. 2010/08/07(土) 13:49:16|
  2. ミカの日記

プロフィール

柳原三佳

Author:柳原三佳
<ジャーナリスト・ノンフィクション作家>
交通事故、司法問題等をテーマに執筆や講演活動を行う。「週刊朝日」などに連載した告発ルポをきっかけに自賠責制度の大改定につながったことも。2004年からは死因究明問題の取材にも力を入れ、犯罪捜査の根幹に一石を投じてきた。著書に「家族のもとへ、あなたを帰す ~東日本大震災 歯科医師たちの身元究明」「遺品~あなたを失った代わりに」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」「交通事故被害者は二度泣かされる」「自動車保険の落とし穴」「死因究明~葬られた真実」「焼かれる前に語れ」「交通事故鑑定人」「示談交渉人裏ファイル」「裁判官を信じるな」など多数。」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」は、NHKでドキュメンタリードラマ化された。「実父を医療過誤で亡くし、自らも医療過誤被害を受けた経験があり、現在は医療問題にも精力的に取り組んでいる。千葉県在住。自宅の裏庭に、「古民家(長屋門)」を移築し、スローライフも楽しんでいる。
■柳原三佳のHP http://www.mika-y.com/

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