柳原三佳のブログ

交通事故・死因究明問題などを追及する柳原三佳からの情報発信。あるときはジャーナリスト、あるときはノンフィクション作家、でも、1日の大半はお料理と芝刈りが大好きな「主婦」してま~す!

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12月18日、京都で交通事故のシンポジウムが開催されます

 ここ数日、仕事の合間に庭に出て、チューリップの球根の植え付けを完了しました!
 開いた花の色を想像しながら配色を考え、いろんなところに球根を埋めていくのです。

 これは一昨年の春だったかな? 玄関前のウッドデッキはいろんなお花たちでにぎわいました。
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 ほ~ら、私がコレクションしている骨董便器からもかわいい花たちが! 
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 ビオラの鉢にも球根を埋めておくと……、
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 今から来年の春がとっても楽しみです!

 さて、12月18日、京都弁護士会主催の交通事故関連シンポジウムが開催されます。
 柳原三佳もパネリストとして参加いたします。
 参加は自由ですので、多くの方々のご来場をお待ちしております!


■京都弁護士会 <交通事故センター> 設立に向けての記念シンポジウム

『交通事故被害者救済の現状と課題』

日時/2010年12月18日(土)
   午後1時~(開場12時30分)
会場/京都弁護士会 地階大ホール
   京都市中京区富小路通丸太町下ル

>http://www.kyotoben.or.jp/event.cfm#534

■基調講演 米村幸純氏(交通死被害者遺族)

■パネルディスカッション

 パネラー 林田 七恵氏(毎日新聞大阪本社)
      柳原 三佳氏(ジャーナリスト)
      高階 謙一郎(京都第一赤十字病院救急部長)
      米村 幸純氏(交通死被害者遺族)
 進行司会 脇田 喜智夫弁護士(交通事故委員会委員長)


■問い合わせ 京都弁護士会 075-231-2378
*予約不要・参加無料
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  1. 2010/11/30(火) 16:01:52|
  2. ミカの日記

富山に来ています

 今朝は、富山のホテルで目覚めました。
 昨日は、『巻子の言霊』の主人公である、松尾巻子さんと幸郎さんご夫妻にお会いしてきました。
 事故からまもなく4年5ヶ月。あの日以来、ずっとベッドの上での生活を続ける巻子さん、そして毎日病院へ通い通ける幸郎さんの現実は、大変過酷ですが、病室には静かで、愛情に満ちた時間が流れています。
『巻子の言霊』を出版して以来、松尾さんご夫妻と私の元には、全国各地の読者の皆様からたくさんの感想文やお手紙が届いています。
 幸郎さんは、それらを1通ずつ、巻子さんに読んでいるそうです。
 そして、会話補助機『レッツ・チャット』を使っての巻子さんの言霊は、その後も紡がれています。
 私のHPをとおして、巻子さんの新たな言霊を紹介していこうということになりました。
 自宅に戻ったら、さっそくアップデートの準備をしたいと思っています。

 
 
 
 
  1. 2010/11/27(土) 09:19:44|
  2. ミカの日記

「全書芸展」に入選しました!

 嬉しいことがありました~。
 9月、仕事の合間に頑張って仕上げた書道の作品が、「全書芸展」に入選したというお知らせが来たのです!
 まあ、本当のことを言うと、入選より入賞を狙いたかったのですが、それにはもっともっと修業を積まなければなりませんね!

 今回は、障子より大きな紙に「書譜」の三行ものを書きました。

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 これは、まだお稽古の途中のものですが、入選した作品は、12月8~20日まで、東京・六本木の「国立新美術館」に展示されるとのことです。

 ちなみに、私の雅号は、柳原涛楓(やなぎはら とうふう)です。
 「涛楓」の涛は、「怒涛」の涛ですね……(苦笑)。
 
 さて、明日は都内で講演です。
 全日本教職員組合で自動車保険を扱っておられる代理店の方々が、全国から研修に集まってこられるとのこと。
 これまでに私が取材させていただいた多くの被害者やご遺族の体験を伝えながら、自動車保険の大切さや交通捜査の現実についてお話してきたいと思っています。
  1. 2010/11/24(水) 18:16:23|
  2. ミカの日記

高知地検が生徒の調書コピーを出してきました

 先日『週刊文春』(2010.11.4号)に書いた、検察調書ねつ造疑惑に、新たな動きがありました。
 ついに、高知地検が、調書のコピーを生徒側の弁護士に差し出したのです。

 問題の調書は、検察庁から当時の弁護士のもとに『ファックス』で送られてきたものしかありませんでした。
 ファックスですから当然画像はコピーよりも不鮮明になります。
 筆跡はまだしも、指紋に関しては、ファックスで送られてきたものをもとに鑑定をしても、全く無意味だと感じていました。
 ですから、私は記事の中で「疑惑を指摘されている以上、まずは原本を開示すべきだ」と主張したわけですが、とりあえず今回、「原本開示」という第一目的は達成されたことになります。
 
 開示された原本については、片岡さんの支援者の方がブログに詳しく書いておられますので、ぜひ読んでみてください。
http://littlemonky767.blog102.fc2.com/

 一番不思議なのは、原本には、全てのページの欄外に拇印が押されていたことです。
 ファックスで送られてきた調書の2ページ目と4ページ目は、真っ白なのですが?
 少しの汚れでもふつうはうっすらと写るものですが、まったくなにも見えないというのはどういうわけなのでしょうか?
 ここはぜひ、もう一度高知地検から4枚連続でファックス送信していただき、写り具合を実験していただきたいものです。

 いずれにせよ、この調書は片岡さんが起訴された後にとられており、さらには、生徒たちが「言った覚えなのない」ことが書かれていました。
 そのことは、事故当日に警察で取られた調書の内容と比較してもはっきりわかります。
 しかも、その内容は、バスの挙動にかかわるもので、この事故の事実認定をするためには、大切な証言だったはずです。
 証言に協力した彼らは、事故車の中に乗っていた当事者なのです。

 今回のことで、もう一つ大きな収穫は、不同意になった記録でも謄写が可能だということ(当初、高知地検は、閲覧も謄写もさせられないと回答していました)。そして、捜査中の記録でも、開示&謄写が可能だということが、明らかになったことです。
 現在、供述調書が開示されずに困っている方は、こうしたケースが実際に存在することを参考になさって、交渉されてみてはいかがでしょうか。

 しかし、なぜこれほどの回り道をしなければならないのか、いつもため息が出てしまいます。
 供述調書を取ったらすぐ、本人に控えを渡してくれればそれで済むことなのに……。
 それをすることは、そんなに不都合なことなのでしょうか?  
  1. 2010/11/21(日) 13:43:20|
  2. ミカの日記

損保会社と闘う、被害者の訴え

 昨日、関東地方で放映された「スーパーJチャンネル」(愛媛白バイ事件特集)、ご覧になりましたでしょうか。これまで、朝の「スーパーモーニング」で何度も取り上げてきましたが、夕方の時間帯で放送されるのは初めてだったので、今回初めて知ったという方も多いのではないでしょうか。
 今回は、バイクに残された傷から、『少年のバイクは止まっていた可能性が極めて高い』という結論が導き出されていました。この結果が、裁判にも反映されるとよいのですが……。
 とにかく、高松高裁の裁判官による現場検証に期待したいと思います。

 さて、最近、損保会社の理不尽な対応に苦しんでいるという方々から、連日のようにメールが入ってきます。
 みなさん、相当ご苦労されているようです。
 とにかく、この実態を公表したいという思いで、私にメールをくださっている方が多いので、このブログを使って、届いたご意見や体験談をご紹介していきたいと思います。

 今回は、Kさんという男性のご体験です。
 長文ですが、以下に転記いたします。
 私のもとには、被害者の方の実名で寄せられていますが、ブログではあえて匿名にしたため、損保会社名も伏せています。
 それにしても、被害者との会話の中で「利益追求」という言葉を使ったとは……。

 メッセージがありましたら、柳原三佳まで、メールでおよせください。
 mika-y@mika-y.com

*********************************************

 私は、平成2年に交通事故にあい、関節に後遺障害が残り、平成7年に示談が成立しました。
平成9年に別の病院で痛み軽減のための手術を受けました。
それ以来、漠然とですが、平成2年に行われた後遺障害等級認定が正しく審理されたのだろうか、疑念を抱くようになりました。
その後、当時、保険会社が認定に使用した、社外厳秘の調査書と当時のレントゲンを入手することが、できました。
そのレントゲンを見ると、関節として機能しているのだろうか、と思うほど変形、損傷がひどく、当時の診療医の説明と、全く違うものでした。
また、損保の調査書では、保険会社顧問医の意見が添えられていて、それによると、X-Pから拘縮が原因と断定していました。
関節部に著しい変形を残し、骨の損傷が確認できる状態で、X-Pから拘縮と判断できないはずです。
これは、障害等級を低い10級に誘導するために、保険会社顧問医の医師としての影響力を悪用した悪質な保険不払いと考えています。

これを、保険会社に訴えたところ、「利益追求」とのことでした。

 弁護士に相談したところ、障害等級が10級ではなかった事を、証明できれば・・・・・・との事でした。
 当時の、診療医が出した診断を覆してくれる、協力医が見つかりません・・・・・
 この、等級認定に係る保険会社による、不正の解明をしたいのですが、素人では、どうにもなりません。
保険会社の巨大な圧力の前で、泣き寝入りはしたくありません。

■「利益追求」発言の件を改めて詳しく説明します

平成2年5月  交通事故にあう

平成3年12月 後遺障害10級10号の認定

平成7年6月  示談成立

平成9年3月  別の病院で痛み軽減の手術

平成18年5月 再治療分の請求の話し合いの場を調停にうつす 

平成18年の調停には相手方損保の顧問弁護士が出頭しました。

 調停委員2名は保険会社関係者か相手方弁護士の協力者だと思います。
 紳士的な対応でしたが、相手方弁護士を擁護する発言が目立ちました。
 その調停の話し合いの最中に平成3年12月の後遺障害認定のさいに当時、損保が作成した社外厳秘の調査書を入手することができました。
 その調査書には当時、損保の顧問医が10級に該当する根拠として、X-Pから拘縮(すじが癒着したり筋肉が硬くなる)が原因と意見しています。

 その後、平成2年当時のX-Pが病院に残っていることを知り、入手し確認したところ右手関節部(骨)に著しい損傷がありました。
 医学的知識のない私が見てもひどいものでした。
 これは当時の診療医から説明を受けていませんでた。

 現在、病院にもなぜ説明してもらえなかったのか、説明を求めていますが、はぐらかされ続けています。
 拘縮について私が調べた範囲では、今回のように骨に著しい損傷がある場合、拘縮と断定することは、できないのではないかと思っています。
 拘縮と判断できるのは骨に全く異常がない場合で、しかもその判断は難しいと聞きました。
 これは等級の低い10級に誘導するため医師の意見を悪用した悪質な保険不払いと私は考えます。

 そのことを平成18年5月に行っていた調停の場で、相手方の顧問弁護士に対し追求したところ、調停委員から「保険会社とは利益追求する所だから・・・・・・」と発言がありました。
 その時、顧問弁護士はこちらを向くことなく、無言で否定しませんでした。
 そして、なぜ拘縮と断言できるのか理由を求めてまいりましたが、現在まで説明を受けることができていません。
 その後の平成19年になり、損保から平成2年当時の後遺障害の状態がどうであったのか審理したいので、当時の記録(X-P)が欲しいと連絡がありました。
 損保会社によると病院から直接X-Pをとりつけたいので私の手元にあったX-Pをいったん病院へ返却して欲しいとの事でした。

 私がX-Pを病院の受付に返却しその際に「近々、再利用するのでマイクロフイルムにすることなくこのままの形で大切に保管しておいて下さい」と伝え返却しました。
 その後、損保会社から連絡があり、病院に記録は一切残っていないとの事。
 それを病院に問い合わせると、どこにあるかわからなくなったとの事、「大切に保管して・・・・・・」と言った、1ヶ月半ほどの間の出来事です。

 X-Pの原本は証拠隠滅にあい、無くなってしまいました。
 日本語が通じず、あきれるばかりです。
 X-Pを病院に返却する前に複写し手元に保管しています。損保会社も現在は承知しています。
 今回と同じような不払いにあい、それを知らずにすごされている交通事故被害者が大勢いると確信しています。

 これが社会問題となり、被害者救済に向けての礎になることをつよく願います。
  1. 2010/11/19(金) 23:52:53|
  2. ミカの日記

本日の「スーパーJチャンネル」(テレビ朝日)で、愛媛白バイ事件放映!

 本日夕方、「スーパーJチャンネル」で愛媛白バイ事件が特集されます!
 刑事裁判で無罪を勝ち取った少年側は、なんと民事裁判(1審)で、完全敗訴してしまいました。
 今、高松高裁で裁判は続いており、近々、高裁の裁判官が現場検証をしてくれることになりました。
 裁判官が事実をどう見極めるのか? みなさん、見守ってください。

 以下は、白バイに衝突された被害少年の母、山本純子さんのブログに掲載されていたメッセージです!


『テレ朝 スーパーJ チャンネル (関東エリア) PM5:00~
今日、放送されます
 昨日の夜遅くまでやり取りをして、放送へとつなげていただきました

 番組スタッフは、一度の放送のために、時間・エネルギーをすご~~~~~~く使い、一生懸命で頑張ってくれます。

 放送を見ていただき事故捜査の現実を分かってください
  宜しくお願いします 』
  1. 2010/11/18(木) 12:25:23|
  2. ミカの日記

赤ちゃんに会ってきました

この週末は、私の妹が10月30日に出産した生まれたての赤ちゃんの出産祝いに駆けつけるため、家族3人、車で奈良まで走ってきました。
 うちの娘は一人っ子なので、妹や弟を抱っこしたことがないのですが、かわいい従姉妹を抱っこできて、とっても嬉しそうでした!
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 それにしても、新生児って、ほんとになんてかわいいんでしょう~~。
 ず~っと抱っこしていたい気分でした。
 1泊してトンボ帰りの強行軍でしたが、姪っ子、甥っ子たちも勢ぞろいして、賑やかなひと時を過ごすことができました。

 さて、13日(土)には、『週刊文春』で取り上げた高知白バイ事件の検面調書ねつ造疑惑で、新たな動きがありました。
 詳しくは、支援者の方のブログ
http://littlemonky767.blog102.fc2.com/
 をご参照ください。
 原本を見せるだけでは、指紋の照合はできません。
 ねつ造がないのなら、堂々とコピーを渡してもらいたいものです。
 どうしてそれができないのでしょうか? 
 引き続き取材を続けたいと思います。

**********************************************

11月13日 20:07

 さて 高知地検疑惑の動きが少しでました。

 本日午後、高知地検に生田弁護士と生徒の保護者が高知地検に出向き、説明を受けてきました。

 事前に「生徒の指紋と署名の提供をお願いしたい」ということは3日ほど前に保護者の方へ電話で伝えられていたようだから、その理由の説明があったようだ。

 高知地検副検事が「刑事告発」されているから、その捜査に協力をして欲しい。

 これが理由。 予定通りです。 

 肝心の原本開示については、以下のやり取り。

 地検 「捜査上の証拠書類」であるから開示は出来ない。

 弁護士 「いやいや、片岡の刑事事件の生徒の供述調書がFAXであるから、原本の写しと確認できないから、開示を求めている。」

 地「それでしたら、再審の場で未提出記録の提出を求めるべきでは?」

 弁「そうすれば、地検は提出してくれるのか」

 地「それは、お答えする立場にない」
                                      以上

 平行線ですね。

 原本の開示とコピーが許可されない限りは、指紋と署名の提供は行わない。
 という方針に変更はありません。

 ただ、強制的(法的に)提供を求められる場合もでてくる可能性は否定できないようです。

 その辺を踏まえて、指紋等の提供については生田弁護士が週明けに返答をする。ということになりました。

 ボールはこちら側にある。 どう返すのか?

 こちらは急ぐ理由はない。これまでの流れ・・・9月の地検からの接触や、文春記事が掲載された後の慌しい地検の動きからして、地検は急いでいる・・・はずなんですがはてさて・・・ 

 しばらくは キャッチボールが続くかな?

 こんな内容でよろしいでしょうか? 高知地検様。

 次回 「地検動く、その6」の掲載は 火曜日の予定です。
  1. 2010/11/15(月) 17:48:25|
  2. ミカの日記

ジャーナリストの黒木昭雄さんの訃報……。「司法解剖」は?

 すでにニュースで大きく報じられていますが、元警察官のジャーナリスト・黒木昭雄さんがお亡くなりになりました。
 私はジャーナリストの仲間たちと一緒に数回お食事をしたことがある程度のお付き合いでしたが、大きなショックを受けています。
「自殺の可能性が高い」と報じられていますが、報道によれば「事件性」も視野に入れているとのこと。
 でも、司法解剖は行われていないようです。

 これまで私は、死因究明問題を取材し続けてきました。そして、「自殺と判断されたけれど、本当に自殺だったのだろうか?」と疑問を抱きながら、長い年月苦しんでいるご遺族の話を数多く聞いてきました。

■死因究明問題(柳原三佳のHP)←このページの下のほうに「週刊現代」に執筆した連載、『変死体事件簿』をアップしています!)

 また、諸外国の死因究明制度を取材し、解剖もせず、血液や尿の薬毒物検査もせずに短時間で「自殺」と判断してしまう国は、日本くらいなのだということを知りました。

 オーストラリア(ビクトリア州)では、解剖をした後、自殺と断定されるまでには少なくとも数カ月を要するといった話も聞いています。
 ほかにも、私が取材した国々では、遺体から採取した血液や尿は、数年間フリーザーで保管する義務もあるのです。万一、後になって疑わしい問題が出てきたとき、再検査できるように、です。

 たとえ、現場の状況や周辺の状況に、自殺を思わせる要素が数々認められたとしても、それをもって判断してよいのでしょうか? 
 やはり、司法解剖を行い、法医学の専門家によって各種検査を行う必要があるのではないでしょうか。
 薬毒物や体内での出血、骨折……、それは外から見ただけではわからないのではないでしょうか?

 実際に、練炭自殺を巡っては、結婚詐欺女性の連続殺人疑惑で問題になっており、解剖(薬毒物検査)の必要性が叫ばれているところです。
 それなのに、なぜ千葉県警は、司法解剖の手続きを取ろうとしないのでしょうか。

 私は3年前、千葉大学法医学教室の岩瀬博太郎教授とともに『焼かれる前に語れ』(WAVE出版)という本を書かせていただきましたが、まさに、「焼かれる前に語れ」です。
 お骨になってしまったら、何も語れないのです。
 
 ご冥福をお祈りしつつ、同じ千葉県民として、今何をすべきか、なにができるのか……、複雑な思いでいます。 

■警察ジャーナリスト黒木昭雄氏が変死…車内後部座席に練炭

スポーツ報知 11月3日(水)8時0分配信

 2日午前11時10分ごろ、元警察官でジャーナリストの黒木昭雄氏(52)が千葉県市原市今富の寺に止まっていた自動車の中で死亡しているのを家族が発見した。千葉県警市原署は車内後部座席には練炭があったことから、自殺の可能性が高いとみているが、事件と事故の両面から捜査をしている。

 警察組織に厳しい批判を浴びせ続けてきた黒木氏が突然、世を去った。市原署によると、所有するステーションワゴンタイプの助手席でぐったりしている黒木氏を家族が見つけ、午前11時6分に119番通報した。救急隊員が到着した時には、すでに亡くなっていたという。後部座席には練炭や練炭の燃えかすがあった。

 黒木氏は1日に簡易ブログ「ツイッター」で、岩手県内で発生した殺人事件について書き込んでいた。08年7月に同県内で17歳の女性が殺害され、容疑者が行方不明となっている同事件について、黒木氏は「ほかに容疑者がいる」と指摘。警察庁や岩手県警を批判していた。事務所によると、1日に「仕事の打ち合わせに行く」と家族に言い残して以降、行方が分からなくなり、家族が捜していたという。

 同署は後部座席に練炭があったことから、自殺の可能性が高いとみているが、事件と事故の両面から捜査をしている。

 黒木氏は元警視庁巡査部長で99年に退職。その後は、警察組織内部の問題や事件、防犯などをテーマに執筆活動を続け、テレビ出演や著作も多い。世田谷一家殺人事件(2000年)、秋田児童連続殺害事件(06年)なども現場に足を運び、取材してきた。参院選出馬の打診を受けたこともある。今年8月には、市原市内に探偵事務所を開業。「人生最後の仕事」とホームページにつづり、新たな活動に意欲をみせていた。

 親交のあった週刊朝日の山口一臣編集長は「警察の裏金問題など権力の腐敗を果敢に追及してきたジャーナリストでした」と悼んだ。

 ◆「岩手県警との確執がすごい」

 週刊誌記事を巡るトラブルで黒木氏と対立したことのある同じ警察OBの作家・北芝健氏も、突然の訃報(ふほう)に驚いた。「彼と岩手県警との確執がすごいもので、『兵糧攻めにあっている』ともらしていると聞いていた。家族を養わなければいけないし、神経に負担がかかることが重なったのではないか」と話した。

 北芝氏は2007年、黒木氏に名誉棄損で損害賠償請求の訴訟を東京地裁に起こされて、敗訴している。「ケンカを売られて3度くらい殴り合いになりかけたが、いざとなるとケンカ度胸がなくなってしまうのが彼の性格だった。僕を訴えたのはその悔しさがあったのだと思う。いざこざはあったが、仏様になったからにはご冥福をお祈りします」と話した。

  .最終更新:11月3日(水)8時0分
  1. 2010/11/03(水) 17:57:40|
  2. ミカの日記

『見せない』ことが生み出す理不尽

 昨日の朝の強風、まるで竜巻みたいだったと書きましたが、やはりそうだったようで、近所では70棟ほどの家屋が被害を受けたようです。
 あの、ものすごい風の音、窓が割れるんじゃないかと思うほど叩きつけるような横殴りの雨……。
 ほんとに怖かったです……。

 さて、『週刊文春』(2010.11.04)の記事には、各方面から多くの反響をいただいています。
 その後、高知地検も動き出したことは昨日もお伝えしましたが、詳しくは、下記のブログに出ていますので、みなさん、ぜひ読んでみてください。そして、この先、どのような展開となるのか、注目していただければと思います。
■高知白バイ事件支援者の方のブログ

 今回の記事を読まれた方から、さまざまなご感想やご意見をいただいていますが、その中のお一人、富山にお住まいの松尾幸郎さん(74)からいただいたメッセージには、あらためて『なるほど』と感じました。

 松尾さんは、私がこの夏出版した、『巻子の言霊 愛と命を紡いだ、ある夫婦の物語』(講談社)の中で取り上げさせていただいたご主人です。
 奥さまの巻子さんは、4年前の交通事故で全身麻痺となられ、現在、幸郎さんは毎日奥様の病院に通って介護を続けられています。

*先週、松尾さんと私が、『北日本新聞』に取り上げられた記事、ぜひ読んでみてください。
■『巻子の言霊』紹介記事(2010.10.22)
 
 実は、松尾さんは大学時代にアメリカへ留学され、以降、お仕事の関係でアメリカ(ニューヨーク)に、通算30年ほどお住まいになっていました。
 ですから、アメリカの法律に詳しく、日本へ来てからいろいろな点で驚かれることが多かったようです。
 特に、奥さまが突然の事故に遭われてからは、日本の司法制度や保険制度、医療制度の不備に大きなショックを受けられ、このままではいけない、という思いを強くされました。

 松尾さんは、『週刊文春』の記事を読み、こうおっしゃっていました。

「記事を読み、驚きました。とんでもないことです。しかし、こうしたことは、日本の警察や検察では、日常的に行われているのでしょうね。
警察の調書が一番最初で記憶もはっきりしていますが、初めから出来上がってはいませんでした。
 私の話を聞きながら、文章を書いていました。
 そして、最後にそれを読んで私に聞かせました。
 そして、これで良いですか? というので私は良いです、と言いました。そしたら、最後のPageだけを出してサインしてくれというわけです。

 私は全文のCopyは頂けるか? と聞いたら、渡せないという。
 それでは不十分ではないですか、と言いました。
 自分でサインすると言うことは、自分がその内容に責任があるわけですから、当然自分で読んで確認して、Copyを貰うのが当たり前です。
 それをさせないというのが合点がいきません。
 アメリカ人なら、皆これはおかしいと言います。
 怒って、おそらくサインしないでしょうね。そしてすぐ弁護士を呼ぶでしょうね。
 警察官も、公僕として、このようなことを絶対しませんよ。

 日本の民主主義は、日本人のOriginalなものではなく、輸入概念です。それを、(特に)戦後徹底させられたもので、本当にまだ身体に染み込んでいないのではないか、と思えるところが未だにあるように思います。
 私は警察官のこのやり方が、明治時代のものを、まだ引きずっているのではないかと、その時思いました。

 検察庁の方は、ちょっと記憶が薄れていますが、これもすでに調書ができあがっていた訳ではなく、書記がその場でTypingしていました。
 これも先方が読んで私に聞かせたと思います。
 警察の時と違っていたのは、一枚ずつサイン(ハンコだったかもしれません)させられました。 その時の印象は、警察よりはましだが、Copyをくれないのはおかしいと思いました。
 あの時は、私は、まだ呆然としていたころで、ある程度成り行きに任せて動いていたところがあります。
 私は日本に帰ってきて5年目に女房の事故に遭遇したわけですが、とにかく切り傷に潮を塗られるような思いの連続でした。
 ミカさん、日本は戦後から何かおかしくなってしまった。とにかく声を上げ続けて、何かを変えていかないといけません……」

 松尾さんご夫妻の取材をさせていただきながら、私はいろいろなことを学ばせていただきました。
 日本に住む私たちが「あたりまえ」と思って、どこかであきらめてきたことが、実は外国から見れば、とんでもないことなのだということを……。

 私は今回の記事で、調書の早期開示の必要性を訴えました。
 このことは、もう10年以上前から繰り返し雑誌記事や書籍の中で訴えてきたことですが、この先は、法律家の方々にお力添えただき、なんとか風穴を開けられるよう、頑張っていきたいと思います。
 
 ところで、『巻子の言霊』ですが、このたび視覚障害者のための『音訳テープ』が製作されました。
 お取り組みくださったのは、富山の音訳ボランティア「声のライブラリー友の会」の方々です。
 このテープは、富山市立図書館で貸出されるとのことですので、ぜひ聴いてみてくださいね!
「声のライブラリー友の会」の皆さま、本当にありがとうございました。
 
  1. 2010/11/02(火) 16:35:24|
  2. ミカの日記

姪っ子の誕生と芋掘り&高知白バイ事件について

 今朝、午前5時ころ、千葉は暴風が吹き荒れました。
 とにかく、ものすごい風の音で思わず目が覚めたほどです。
 これはひょっとして、竜巻かも! と、一瞬身構えましたが、幸い屋根が飛ぶようなことはありませんでした。
 でも、すご~く怖かったです。

 さて、この週末には嬉しい出来事が。
 奈良に住む私の妹に、4番目の赤ちゃんが誕生したのです。
 女の子でした。
 これで姪っ子がまた一人増えたことになるわけですが、あ~、早く抱っこしに行きたいなあ。
 新生児って、本当に可愛いですよね~。毎日変化するから、ずっとそばにいたいくらいです。

 そんな嬉しい知らせを受けた朝、主人と一緒に庭で育てていた里芋を収穫しました。
 スコップでざっくり掘り起こし、親イモについている子イモをぽきぽきとはずしていきます。
 ああ、里芋もこうして子孫を残しているんだなあ~、となんだか微笑ましく思いながら、たくさん収穫することができました(といっても、猫の額の畑ではありますが)。
 夜にはさっそく、里芋を使ったお料理をあれこれ作ってみました。
 親イモを捨てるのはもったいないので、ちょっと硬くなった部分はミキサーですりおろし、お団子にして素揚げし、そこに天つゆをかけて食べてみました。
 なかなか美味しかったです!
 今夜は、牛肉をたっぷり使って、山形風の芋煮を作ってみようかなあと思っています。
 

 さて、先週発売の『週刊文春』&『週刊朝日』には、たくさんの反響をいただきありがとうございました。
 大阪地検特捜部の事件は決して前代未聞ではない! 
 という部分には、刑事弁護のエキスパートである弁護士さんからも、「そのとおりです! 思いきって書いてくれてありがとう」 と熱い応援メッセージが届き、ここでこの問題を終わらせずに、法律の改正につなげるような動きをしたいとの声もいただきました。
 今、何かアクションを起こせないものかと思案中です。

 高知白バイ事件についても、ブログにさまざまなご意見をいただきました。
 それぞれに立ち位置は少しずつ違いますが、皆さんがこの事件に対して真剣に憤りを感じ、注目してくださっていることについては大変ありがたいと思っております。

 今回、実名で取材に応じてくださった当時の中学生2名の調書は、バス運転手の片岡さんが起訴されてから1カ月後にとられたものです。
 内容は、本人たちが話したこととは、(非常に重要な部分で)表現が微妙に異なるものでした。

 記事にも書いたとおり、この二人の調書は検察によって作成されましたが、結果的に内容が事実と大幅に異なっていたため、片岡さん側が不同意にし、刑事裁判の正式な証拠としては採用されませんでした。
 しかし、逆に考えてみれば、
「バスは止まっていた」
「白バイの速度は速かった」
「急ブレーキをかけたような衝撃はなかった」
 という彼らにとって『真実の供述』が、起訴前の調書に正確に記されていたら、はたして片岡さんは起訴され、そして有罪になったでしょうか。
 実は、警察で調書を取られていたもう一人の生徒も、直後から『バスは止まっていた』とはっきり証言していたそうですが、なんと彼の警察調書は行方不明、しかも、彼だけ検察での事情聴取はなかったと言います。

 彼らは善意の捜査協力者です。そんな彼らが、自分が証言した内容が正しく反映されていなかった(採用されなかった)ということを後になって知ったとき、どれほどショックだったことでしょう。
 しかも、片岡さんは、自分たちがバスの中で体験したこととは全く違う『犯罪事実』で実刑判決を受けたのです。
 私は、このことに大きな疑問と、憤りを感じました。

 署名と指紋については、記事中でも書いたとおり、ファックスで送信された書面しかありません。ですから、これをもとにした鑑定結果で『他人のもの』と断定することはできないと思います。
 (そもそも、なぜ、検察は『供述調書』をファックスなどで送信したのでしょう?)
 だからこそ、原本の確認が必要なのです。
 
 実は、今回の記事が出た直後、生徒の母親のもとに高知地検から電話があったそうです。
 今度は弁護士立会いでも構わないので、お話が聞きたいとのこと。
 高知地検は私たちに「ねつ造はしていない」と回答しましたが、それならぜひ、きちんと原本を見せて、今回の疑惑に誠実に答えていただきたいと思います。

 調書の内容(しかも、事故態様を左右する重要な部分)が、なぜ、事故直後に警察で話した内容と食い違っているのか?
 そして、署名と指紋が『他人のものである』などといった専門家による鑑定結果や再審請求書に書かれているさまざまなねつ造の指摘が、どうか事実ではないように……と、祈るばかりです。
 
 
  1. 2010/11/01(月) 14:18:10|
  2. ミカの日記

プロフィール

柳原三佳

Author:柳原三佳
<ジャーナリスト・ノンフィクション作家>
交通事故、司法問題等をテーマに執筆や講演活動を行う。「週刊朝日」などに連載した告発ルポをきっかけに自賠責制度の大改定につながったことも。2004年からは死因究明問題の取材にも力を入れ、犯罪捜査の根幹に一石を投じてきた。著書に「家族のもとへ、あなたを帰す ~東日本大震災 歯科医師たちの身元究明」「遺品~あなたを失った代わりに」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」「交通事故被害者は二度泣かされる」「自動車保険の落とし穴」「死因究明~葬られた真実」「焼かれる前に語れ」「交通事故鑑定人」「示談交渉人裏ファイル」「裁判官を信じるな」など多数。」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」は、NHKでドキュメンタリードラマ化された。「実父を医療過誤で亡くし、自らも医療過誤被害を受けた経験があり、現在は医療問題にも精力的に取り組んでいる。千葉県在住。自宅の裏庭に、「古民家(長屋門)」を移築し、スローライフも楽しんでいる。
■柳原三佳のHP http://www.mika-y.com/

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