柳原三佳のブログ

交通事故・死因究明問題などを追及する柳原三佳からの情報発信。あるときはジャーナリスト、あるときはノンフィクション作家、でも、1日の大半はお料理と芝刈りが大好きな「主婦」してま~す!

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6月2~3日、京都と福岡で署名活動が行われます

 今日は、この週末に行われる署名活動のお知らせです。

 以前、雑誌「フラッシュ」の記事で取り上げさせていただいた、名古屋市の眞野さんから、下記のメールをいただきました。

 お近くのみなさん、ぜひご協力いただければ幸いです。

 署名に関しては、下記のフェイスブックのページをご覧ください。

幸姫(ゆきひ)愛鈴(ありん)ありがとう

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柳原 三佳 様

名古屋飲酒運転ひき逃げ死亡事故遺族の眞野です。

京都府亀岡市の事故遺族から署名活動のお知らせです。
6月2日、3日の2日間、京都と福岡で、10:00~19:00まで同時に署名活動を行います。

京都は、四条河原町交差点、四条烏丸交差点、四条大橋、三条大橋、京都タワー前の五ヶ所。
福岡は、福岡(天神)駅前、天神コアビル前の二ヶ所です。

妊婦さんである娘さんを亡くされた中江さんやご長男の龍生さんと
京都でお会いし、連絡を取り合うようになりました。

昨年10月、息子を事故で亡くした私達に勇気を与えて下さいました。
今回は私達が亀岡市遺族のお役に立てるよう頑張りたいと思います。

一度も免許を取った事のない者でも繰り返し運転したら技能を有する・・・
そんな法律があるのでしょうか。
無免許は悪い事です。
悪い事を繰り返すと悪くなくなるように思えます。

危険運転致死傷罪の構成要件の曖昧さが被害者を更に苦しめます。

今後も私達は法改正に向け闘っていきたいと思います。

眞野 哲


***************************


■亀岡事故1ヵ月 遺族ら法改正求め連携

京都府亀岡市で集団登校中の児童らが軽乗用車にはねられ、10人が死傷した事故は23日、発生から1カ月を迎える。被害者の全6家族は、今も癒えない心の傷を抱えながら、真相を究明し、無免許運転による重大事故に危険運転致死傷罪を適用する法改正を訴えるため、手を携え始めている。


交流サイトで「痛み」つづる 署名や陳情検討

 「そあらはげんきになったよ はやくままにあいたいよ」。事故で命を絶たれた松村幸姫さん(26)に向けて、負傷した長女で小学1年の蒼愛(そあら)さん(6)がつづった手紙が画面に映る。

 幸姫さんの兄中江龍生さん(28)が作成した会員制交流サイト「フェイスブック」のページ。京都地検が開いた説明会の感想や幸姫さん一家の写真を公開している。ネットを通じて被害者の痛みを伝え、法整備への弾みをつけるためだ。

 「今回の無免許運転は誰が見ても『危険運転』だ」。運転していた少年に危険運転致死傷罪を適用せず、自動車運転過失致死傷容疑などで家裁送致した地検の決定に異論を唱える書き込みを見て、父親の美則さん(48)は励まされた。

 事故以来、取材や警察の事情聴取で睡眠さえままならない。家業の建設業は滞り、預金を取り崩す毎日。「生活は180度変わった。でも、誰でも被害者になりうる。これ以上、同じ思いをする人を増やしたくない」

 3年の横山奈緒さん(8)を亡くした父親の博史さん(37)も「遺族ばかり苦しい思いをするのは納得できない」と声を振り絞る。

 被害者家族は、危険運転致死傷罪の適用拡大を目指し法改正を求めており、今後の活動として、署名集めや国会議員への陳情を話し合っている。今後、家裁が検察官送致(逆送)した場合、少年に対し危険運転致死傷罪での起訴を求める署名活動も検討中だ。

 2年の小谷真緒さん(7)を亡くした父親の真樹さん(29)は、娘の最期の様子を知るため、搬送先病院の医師と会い、近隣の住民宅を訪ね歩いて情報を集めている。事故で負った生々しい傷さえ、つぶさに聞き取った。「娘がどんな風に必死に生きようとしたか知ることが、僕の務めだと思う」

 被害者の全6家族は20日夜、事故状況を正確に把握したいという願いから、現場近くの集会所に集まり、近隣住民と対面した。懸命に救助に当たってくれた住民に感謝を伝え、「助けてもらっている時の状況は」「どんなささいなことでも教えてほしい」と問いかけた。住民は「けが人の意識が遠のき、手をたたき続けた」などと記憶をたぐった。

 自ら動き、社会に声をあげ始めた家族たち。一方、小谷さんは遺族としての複雑な心境を語る。「法整備で今後の事故抑止につなげたい思いは、もちろんある。だが、今は正直、加害少年の罰が少しでも重くなることに心が向く」

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  1. 2012/05/31(木) 14:11:54|
  2. ミカの日記

かわいい動物たち

 今日はかわいい写真で、癒しのブログで~す。

 一昨日、駅前の小さなお花屋さんに立ち寄ったときのこと。
「生まれて10日目なんですよ~」
 と、こんなちっちゃな子猫ちゃんを見せていただきました。
 
 あんまりにもかわいいので、思わずパチリ!
子猫

 我が家には2匹のミニチュアダックスがいます。
 7歳のジェーンちゃんは、マッサージチェアの溝のところに体をすっぽりとうずめて寝るのがお気に入りです。
 ここに飽きたら、ベッドにもぐりこんでくることも。

___20120524164539.jpg

 2歳のメルちゃんは、いっつも甘えて膝枕でおねんねです。
 
メルの昼寝

 あ~、なんてかわいいんでしょう。
 こっちまで眠たくなってきました~~~~。
  1. 2012/05/24(木) 16:46:48|
  2. ミカの日記

金環日食、見ました!!

今日は、金環日食で、世界中が盛り上がっていますね~。
 私も今朝、家族そろって庭から日食をばっちり見ることができました!!
 7時20分くらいまでは曇っていたし、雨も降っていたので半分あきらめていたのですが、ちょうどそのとき、運よく雲の切れ目から太陽が!

http://www.jiji.com/jc/d4?p=eec521&d=d4_museum&rel=y&g=soc

 で、今回は思わぬグッズが役に立ちました。
 なんと、溶接用のマスクです。
 昨日、日食用のメガネどうしよ~~、なんて言っていたら、主人が、「溶接用のマスクが使えるぞ」と言いだし、ホームセンターへ買いに行きました。
 
 ちなみに、手持ち用は580円、かぶりタイプは980円です。
 驚くほどよく見えました
 今朝の写真、添付いたします。

P1120374.jpg

P1120374.jpg

P1120372.jpg

 最近太りすぎの主人のおっぱいがちょっと気になりますが……。まあ、ワタシも他人のことは言えませんが……(泣)。
  1. 2012/05/21(月) 10:46:07|
  2. ミカの日記

『巻子の言霊』の松尾さんが、テレビで取り上げられました

 『巻子の言霊』(柳原三佳著・講談社)の主人公である、富山の松尾さんご夫妻が、富山のテレビ局で取り上げられました。
 松尾さんも会員でいらっしゃる「交通事故被害者家族ネットワーク」の事務局のほうで、動画をアップしてくださったので、ぜひご覧くださいませ。

http://www.jiko-kazoku.com/video/matuo2012-5-11.wmv

 『巻子の言霊』は、発売されてからまもなく2年がたちますが、今年の夏にドキュメンタリードラマ化の予定があり、松尾さんともども、とっても楽しみにしています。

 今日は、ある方からつい先日届いた感想文をご紹介したいと思います。
 とっても長~いですが、ぜひ読んでみてください。
 そして、まだ『巻子の言霊』を読んでおられない方、ぜひ一度お読みくださいね!
 ご主人の松尾幸郎さんは、今、交通事故撲滅のために、富山県警の主催で学校などを中心に講演活動をされています。

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【「巻子の言霊」を読んで 】                  
                                                 以前より、柳原三佳さんの著作が交通事故に限定せず、その内容の本 質が、広く世に問う方向にも移行していくだろうと思い、また、そうあ るべきとも考えていましたので、「巻子の言霊」を読んだとき、松尾幸 郎さんとの出会いは、出会うべくして出会った、つまり必然であったと 感じました。本のタイトルに、ふだんの生活ではあまり使われない「言 霊」という単語が用いられたことも、やはり偶然ではなく必然性を感じ た次第です。

 今回、本の感想と言いつつも、多くの私見が入りましたが、その理由 は、「巻子の言霊」に、日本や先進国、更に言えば、現代の文明に生き る人たちが抱える問題が凝縮されているように思えてならなかったから です。

 とはいえ、松尾さんご夫妻の置かれた状況を考えると、軽々しく 私見を記すことに躊躇したことも事実で、そのため「巻子の言霊」に出 会い、その後「感想」をパソコンに記し始めてから1年数カ月が経過し
ました。ただ、月日の経過とともに、書きかけの「感想」を眺めると、 その都度、内容に手を加えましたので、時間の経過はマイナスばかりで はなかったかもしれません。

 さて、「巻子の言霊」を読み始めて、最初に思ったことがあります。
 それは、「生かすこと・生かされること」と「死んでいくこと、生きて いくこと」、そして、その向こう側にある「生まれて来た意味」です。
 現代の医療は、100年200年前に比べたら奇跡と言えるほ ど、多くの生命を救っていますが、一方で、事故などによって、生命が あっけなく消滅することは後を絶ちません。また、金品の絡んだ事件、 感情のもつれによる事件、紛争や国家間の戦争等々、「生命を奪う」行 為が繰り返されています。これらは「生かすこと」の逆の「生かさな い」ことですが、根底では「巻子の言霊」と無関係ではないと思います。

 また、事件でも事故でもありませんが、身近にも考えるべきことがあ
ります。
 生まれて来たばかりの人間の赤ん坊は、母親を含めて周囲の人間が手 を差し伸べなければ、すぐに死んでしまうでしょう。そのため人間は、 生まれて来たときから、他人の手によって「生かされて」いると言えま す。

 その後、成長していく過程でも、言葉から衣食住、人間関係に至るま で、本人以外の助けによって、はじめて生きる術を身につけます。そし て、大人になって働くようになっても、仕事は他人との関わり合いの中 で成立し、有形無形に助け、助けられを繰り返し、日々の生活を営むこ とが出来ます。また、現在の日本が直面している高齢化社会は、人間は 他人に助けられながら、人生を全うしていくことを伝えています。
 ごく当たり前ともいえる日常の向こう側にも、根底で「巻子の言霊」 に共通するテーマがあると思います。
 人間は誰しも、1人で生きてはいない、生かされているのではないだ ろうかと。

 もちろん「生かすこと」は医療現場にもあり、かつて海外でスパゲッ ティ症候群(患者がチューブだらけで延命されている状態を指した)と まで言われた延命治療は、その現場から是非が問われ、近ごろは高齢の 人が、延命治療の選択を元気なうちに証書に記しておくとのことで、 「生かすこと・生かされること」に、個人が自分なりに考えて、答えを 出しているとも言えます。
 延命治療をするかどうかの選択は、人生に絶望した自殺とは異なり、 それぞれの「人生のあり方」「生き方」かもしれません。

 これらさまざまな状況の向こう側には、常に人生の重要な問いかけが あります。それ故に、出来事は偶然起こるのではないともされ、その出 来事には大きな意味や価値があるともされますが、肉体を持って物質に 生きる人間の心情には、にわかに納得できないのも事実です。
 ただ、確かなことは、納得できないほどの状況であるほど、当事者は 崇高な人生の哲学者でもあることです。

 それは「巻子の言霊」の195ページ、幸郎さんの写真を拝見し たときに確信しました。人間の苦悩とともに、慈悲、慈愛が写真に溢れ るのは、松尾さんご夫妻が、互いの魂が傷つきながらも、互いに慈し み、魂の叫びに触れ合ったからこそ、人間が生まれながらに持ちなが ら、なかなか芽を出せない「生まれて来た意味」を体現し、写真を通じ て、人生の意味を問い、語りかけたのだと思います。

 私は無宗教ですが、幸郎さんの写真を拝見したとき、人間が菩薩に なって人間を救うという仏教の教えを、直感的に思い出しました。人間 には、想像もできないほどの潜在的な可能性があることを、ご夫妻が教 えてくれました。

 そして、その可能性を引き出したのは巻子さんであり、それは、本人の意思によってなされたものではないというのが当た り前の見方ですが、生命の輝きという視点でみれば、あまりにも愛おし い究極の生命の輝きのなせることであると思います。

 それが、幸郎さんの中にあった可能性に光をあてたように思えてなり ません。
 その輝きが結果的に、単なる言葉としてではなく「言霊」として、た くさんの人の魂に、優しさと厳しさをもって語りかけている気がしま す。それは、誰もが魂の奥にもっている「生まれて来た意味」の問いか けとなり、そして、物質中心の価値観と生活に流されるばかりの人間の 魂に、鋭い警告としても届きます。

 巻子さんが生死の境を彷徨った後、24時間365日の看護 を必要とし、それが生涯継続する状態の是非は、科学や医療が決して答 えを出せないものです。しかし、それは「巻子の言霊」という書物のか たちを借りて、「生きることの意味」をたくさんの人の心(魂)に問い 続け、自らが答えを模索するように語りかけています。
 それは是か非かというような単純なことではなく、夫婦や家族の苦難という現実の中で、「人間が生きること、生かされている」ということ に目を向けさせ、人間が生まれる前には、崇高な魂の目的を掲げていた のだと訴えるようにも聴こえます。

 ともすると宗教的な解釈もされやすい「生まれてきた意味」や「生き ることの意味」ですが、本来は誰にとっても重大な人生のテーマであり 道筋であり、あるいは民族や国の根幹をなし得るものですが、しかし現 代は、グローバル経済に代表される弱肉強食を基本とする物質的な価値 や効率、有形無形の「力」の前に駆逐されてしまい、その結果、果てし ない富や金銭の追求ばかりに、多くのエネルギーと人生の時間が費やさ れています。

 そのため、激しい競争に落伍した者は、孤立して人生の価値を見失 い、もし一切の逃げ場がなければ自殺に追い込まれるという状況です。

 また、ここ数年、携帯電話やパソコンが加速度的に普及しましたが、 これほど「他人と繋がると錯覚」させる商品も珍しいと思います。実際 には、携帯電話やパソコンを持ったからといって、他人とわかり合えた り、親密な友人や知人が増える筈もありませんが、身の回りにあふれる 「物質」に浸りきって、すでに「物質の中毒」のようになった人間、と りわけ若い人にとっては、精神的な支えや、心の拠りどころにすらなっ ています。

 このような状況にある人間が、物質ではない魂の問いかけに、あるい は聞く耳を持つことは難しいかもしれません。
 しかし、現代の文明は、人間が迷い、傲慢な状態を続けるほど、いよ いよ人間を追い詰めて行きます。

 携帯やパソコンへの過剰な依存、日本だけでも毎年3万人の自殺者、 信じられない理由で発生する交通事故、原発事故による放射能汚染と日本人の体内被曝、今も進行が止まらない2極分化、さらに加速する政治 家・官僚・財界・大手マスコミの腐敗、人間が人間として生きられなくなりつつある格差社会、大人から子供まで社会に蔓延するイジメ、競争 のための競争に疲弊してきた人々、何度でも繰り返す薬害 等々、きり がないほどです。
 人間は強くありません。にもかかわらず、文明あるいは経済は更に加 速され、しかも自分たちが、どこに向かっているのか考える余裕すらあ りません。

 これらに対して、「巻子の言霊」は科学の先端の一つである病室の中、そのベッドの上からパソコンを使いながら、けれどアナログ的な方法で、静かに語られています。たいへん失礼な表現ですが、その「語り
部」の使命を果たしているのが、巻子さんではないでしょうか。そしてその「演出家」が、ご主人の幸郎さんのような気がします。お二人は現代を彷徨う多くの魂に、忘れかけている「生きることの意味」を言霊で語りかけるという大きな役割を担っているように思えます。

 立場は違いますが、似たようなことを娘さんにも垣間みることが出来ます。
 「巻子の言霊」には、巻子さんの娘さんが、アメリカで陸軍士官学校を卒業したことが述べられています。その学校は、一言で言えば世界最大の軍事力を持つアメリカ軍(陸軍)の将校を養成する機関です。そこを日本人、しかも女性が卒業することは非常に稀なことだと思います。 娘さんの卒業後の進路はわかりませんが、アメリカ軍そのものは、戦後、世界でもっとも戦争や紛争をした当事者であり、世界最大の軍事力をもつ軍隊です。言い換えれば、人間を大量に、効率的に「殺す側」です。

 一方、巻子さんは、最高水準ともいえる医療によって、一命を取りとめたとはいえ、しかし決して手放しで喜べない状況です。そして、自分の意思だけではなく、周囲の賢明な看護によって「生かされる側」でもあります。
 つまり、巻子さんと娘さんは、同じ家族でありながら、関わった状況に天と地の違いがあります。

 病室では、幸郎さんにも巻子さんにも、「生きること」「生かすこと」「生かされること」が重要な問題ですが、(実際の娘さんは別としても)アメリカ軍のいる戦場では、兵士は生き残るために「殺すこと」
「生命を奪う」ことに目的が見出されます。
 病室と戦場の違いはありますが、そこに生きる人間にとって生と死は正面から向き合わざるを得ないものです。もし、さまざまな出来事を偶然ではなく必然と考えるならば、娘さんがアメリカ軍に関わったこと
は、「生きること、生かすことの意味」という「問いかけ」に対する答えを、娘さんの心の深層あるいは魂が、強烈に欲している証しなのかもしれません。

 そして、病院でも戦場でも、「人は何のために生まれて来たのか」と問い続けながら、しかし答えの出ない壁に行き当たるのではないでしょうか。その「壁」の存在に目を向けるどころか、見る余裕、気づく余裕すら失いつつある現代の人間は、このままいけば民族や国の滅亡に直面するような気がしてなりません。

 人間はなぜ生まれて来るのか。それとも生きること自体に、もともと意味などないのでしょうか。もし意味がないなら、死ぬことも自由、殺すことも自由ではないでしょうか。果たして、そうでしょうか。

・もし、死んですべてが無に帰すのであれば、人生は苦しみの方が多い筈ですから、間違いなく死んだほうが楽に違いありません。同様の理由で、自殺こそ最良の処世術  と言えます。
・しかし、自殺で不思議なことは、自殺する人は五体満足な人が多いことです。
・ニュース報道などによると、発展途上国や紛争地域では、栄養失調の子供も含めて、なぜか自殺は少なく、多くの人が懸命に生きようとしています。
・死んで無に帰すのであれば、あらゆる善行も悪行も無意味なので、やりたい放題に生きることが、最良の人生と言えます。なぜ、モラルや道徳を捨てないのでしょう。
・人間は、「悲しみ」が誘因となり病気になることはあっても、「悲し
み」そのものでは決して死なない(死ねない)のは、なぜでしょう。
・人間は簡単には死なない一方で、老若男女を問わず、ほんの一瞬の事故などで、あっけなく死んでしまうのは何故でしょう。
・事件、事故、災害、病気、戦争で生命を失った悲しみに、どんな違いがあるのでしょうか。
・生命とは何でしょう。地球や宇宙の活動は生命力に溢れ、同じ原子、分子で構成されているのに、なぜ生命とは呼べないのでしょうか。
・量子力学や物理学の半分は、この世界とは違う世界の可能性を認めているそうです。心あるいは魂の意味に、科学が少し近づいたのかもしれません。
・松尾幸郎さんは、巻子さんは、娘さんは、息子さんは、同じ人間なのに、なぜこんなに違う人生を歩み、けれど、家族という「絆」で結ばれているのでしょう。その「絆」は、不条理で合理性はないのに、人間はそれを求め、大切にするのは不思議な事実です。

 アメリカ軍がイラクやアフガニスタンの戦場で人間を殺している同じ時刻に、アメリカ国内では、医療の現場で消えかかっている生命を懸命に助けようとしている人たちがいる筈です。戦場で家族を失った悲し
み、病院で家族を失った悲しみに、どんな違いがあるのでしょうか。人間の生死は、誰が決めて良いのでしょう。他人が勝手に決めてよいのか、それとも、本人が決めるのでしょうか。

 いわゆる「幸せ」にしても、幸福と不幸は何が違って、どこが境界線なのでしょう。時代によっても、幸福と不幸は違うような気がしますし、物質的な幸せと、心の幸せは、必ずしも一致しないような気がします。

 もし、心から喜べた「時間」を幸せというなら、その時間の合計は、一生を足し算しても、それほど長くないと思えます。
 けれど、心あるいは魂の喜怒哀楽という感動は、生涯色褪せることもなく、生きた証しとして、次の世界にすら持っていけると思えるのは、果たして荒唐無稽でしょうか。人間は深層の無意識下で、別の世界を
知っているからこそ、たくさんの苦難に挑んでいるように思えるのは、果たして気のせいでしょうか。

 生きる意味も、生まれて来た意味も、答えが大事なのではなく、その問いかけに向き合うことが大切で尊いということを、巻子さんの言霊が語りかけているような気がしてなりません。 


 最後に、「巻子の言霊」の表紙にある、幸郎さんと巻子さんの写真を、あらためて拝見して思うことです。
 現代医療の視点からみたら、巻子さんは医療や家族に救われて、「生かされている」ことになるのでしょう。けれど、巻子さんが生きていてくれて、目の前にいてくれて、魂も人生も救われ生かされているのは、ご主人の松尾さんのように思えてなりません。本当に人を救うとは、こういうことかもしれません。

 巻子さんの苦労や苦悩は想像もできませんが、貴女のおかげで、ご主人が生かされているのは、紛れもない事実だと思います。そして、ご主人は(おそらく娘さんや息子さんも)、平穏だけであったなら決して到達できない人間の崇高な精神の開花すらも、実現させてもらったのではないでしょうか。いえ、正確には、家族の皆が一緒に開花させた、人生の宝物だと思います。それを絆と呼んだり、生きた証しと呼び、そのために人間は生まれて来るのかもしれません。
  1. 2012/05/19(土) 13:18:06|
  2. ミカの日記

死因・身元調査法案、衆院委員会で可決…成立へ!!

 ここ10年近く、ずっと取り組み続けてきた『死因究明問題』が、ついに大きく動きました!
 死因や身元をしっかりと調べてもらえず、苦しい思いをされてきた多くの遺族の訴え、そして、死因究明の現場でお仕事をされている法医学者や歯科法医学者、警察、その他多くの声が、法案成立に結びつきました。

 2004年、千葉大学法医学教授の岩瀬博太郎氏の告発を初めて取り上げて記事にしたのがこれです。
●『週刊文春』(2004)

 この様な本も出版させていただきました!
●『死因究明 葬られた真実』(講談社)

●『焼かれる前に語れ』(WAVE出版)

 この連載では、多くのご遺族のお話を記事にさせていただきました。
●『週刊現代』連載~変死体事件簿

 取り急ぎ、今日のニュースを見てください!
 私は午前中、ネットの国会中継で、可決される瞬間を見て、感無量でした。
 民主党の細川律夫議員、そして政策秘書の石原憲治氏のご尽力は特筆すべきものでした。

 まだまだ問題は山積みですが、大きく前進です!

*********************

■死因・身元調査法案、衆院委員会で可決…成立へ 読売新聞 5月18日(金)20時36分配信

 衆院内閣委員会は18日、警察が死因不明の遺体について、遺族の承諾なしに解剖できるようにする死因・身元調査法案を民主、自民、公明3党などの賛成多数で可決した。

 今国会で成立する見通しだ。

 法案は、検視や遺体周辺の状況からは犯罪死かどうか分からず、司法解剖や行政解剖の対象外となっている遺体について、警察署長の判断で尿などを採取し、薬物や毒物の検査ができるよう明記している。署長が法医学の専門家の意見に基づき、遺族の同意が得られなくても解剖できる規定も盛り込んだ。

 警察が2011年に扱った遺体(交通事故を除く)の解剖率は11%と低水準にとどまる。その結果、警察が「事件性なし」と判断した後に犯罪死と判明する事件が相次ぎ、社会的に問題となっている。 .最終更新:5月18日(金)20時36分



■死因究明法案を委員会可決 衆院、議員立法で提出共同通信社 5月18日(金) 配信


 犯罪による死亡の見逃しを防ぐため、遺族の承諾がなくても遺体を解剖できる
などとする死因究明関連2法案が18日、衆院内閣委員会に提出され、採決の結
果、賛成多数で可決された。週明け以降、衆院本会議で可決、参院に送られる見
通し。超党派の議員立法で、各党は今国会での成立を目指している。

 現状では警察が取り扱う犯罪死かどうか分からない遺体は、遺族の承諾を得な
ければ解剖できないが、警察が法医学者らの意見を聞き、必要と判断すれば承諾
なしで解剖できるようにするのが法案の柱。解剖しない場合も、医師や警察官が
遺体から血液や尿を採取して薬毒物検査することを認める。

 2007年に愛知県犬山市で起きた大相撲時津風部屋の力士暴行死事件や、今
年4月、さいたま地裁で木嶋佳苗(きじま・かなえ)被告(37)が死刑判決を
受けた首都圏の連続不審死事件など、遺体が解剖されないまま当初は事件性がな
いと判断された事例が相次いで発覚。解剖率の著しい低さなどが問題となり、法
案づくりが進められていた。
  1. 2012/05/18(金) 21:39:47|
  2. ミカの日記

一人だけの『交通死』

 この1カ月、1度の事故で複数の方が死傷するという大きな事故が相次ぎ、繰り返し大きく報道されました。
 もちろん、大事故ですから、報道が過熱し、その事故から様々な問題提起がなされるのも当然でしょう。

 しかし、私は思うのです。

 1人が死傷した事故であっても、その出来事の重大性や深刻さは同じです。

 死亡者の「数」、つまり結果が問題なのではありません。

 これまで、全国各地の道路で、どれほど酷い事故が起こり続けてきたことでしょう。
 でも、1人が死傷した”程度”では、大きなニュースにもならず、その後の被害者や遺族がどんな思いで、どんな問題を抱えてその後の人生を過ごしているかは、ほとんど取り上げられません。

 それでよいのでしょうか?

 今日は、奥様を事故で失われた、あるご遺族のブログをご紹介します。

 こうした事故が、毎日のように起こり続けていることを、しっかり認識し、特に大型車を運転するプロドライバーや、事故率の高い若年層には、心してハンドルを握っていただきたいと思います。


<私にメールをくださった、Nさんの自己紹介とブログです>

H22​年4月6、全国交通安全運動初日に、交通事故遺族になりました

暴走ローリーに妻を奪われました

1​歳の次男を抱いて青信号を渡っている時です。
​次男は妻が守りかすり傷で済みましたが、妻は頭を轢過され即死です。

​物凄く大きな音と、飛び散るものを対向車が見ていて証言してくれました
路上に倒れたその手は、我が子を抱いたままの姿で横たわり、隣で次男が泣き叫んでいたそうです

我が子の安否も知らぬまま帰らぬ人となりました

無念で仕方ありません。

​まだ傷は癒えませんが、妻が残してくれた宝物と明日の先へ向かおうと思います

​ いつか全てが終わった時に妻と沢山の話が出来るように、今​やれる事をしようと思います

■ブログ『月になった妻』
 
  1. 2012/05/14(月) 11:53:04|
  2. ミカの日記

愛媛白バイ事件 高裁判決報道

 愛媛白バイ事件の高裁判決に関する報道です。
 ぜひご覧ください!
 とんでもないことが起こっています。

http://haruhikosien.com/ehimesirobai.pdf

 山本さんと弁護士さんは判決の日、もちろん高松高裁に出向いていました。

 ところが、裁判所から『ここで待っていてください』と指示され、法廷の外で待たされていました。

 なんと、その間に、判決の読み上げがあったのです!??

 こんなことってあるでしょうか?

 ちなみに、「朝日新聞」の記事は、完全に間違っていますね。

 高裁の職員は、「どうぞお入りください」なんて声をかけてはいません。


 さて、この件につき、高松高裁の裁判官から、アクションがあったようです。

 また、情報をお伝えします。

 

  1. 2012/05/13(日) 17:39:18|
  2. ミカの日記

愛媛白バイ事件 判決文

 昨日、関東地方は午後から大荒れのお天気でしたが、今朝は空が透き通って、木々の新芽がキラキラと輝いています。

 さて、昨日速報でお伝えした愛媛白バイ事件の判決ですが、高知白バイ事件の支援者の方がさっそくブログにアップしてくださいました。  

 取り急ぎ、こちらをご覧くださいませ。

http://blogs.yahoo.co.jp/littlemonky737/66605656.html

 これまでのテレビ放映は、こちらをご覧ください。
http://www.mika-y.com/info/yamamoto.html

 以下は、被害少年のお母さんのブログに掲載されていたコメントです。
http://blogs.yahoo.co.jp/toshikazu2355/37032772.html

*************************************

判決は一審より後退しました・・・

判決文を高知白バイ事故を支援している方がアップしてくださいました
  http://blogs.yahoo.co.jp/littlemonky737/66605656.html

昨日は高松高裁まで応援に来てくださいました

感謝、感謝です

沢山の方々が傍聴に来てくださり、満席でした

が・・・

判決文は

速度鑑定と緊急車両についての判断を注目してください

高裁は白バイを緊急車両と認めました


それ以外のおどろき!!

判決言い渡しの前にテレビ撮影が2分間行われるのですが、その前に代理人席に着席したのは相手側、県・国だけ・・・

「息子は・・・弁護士は・・・?????」

撮影が終わり・・・

「判決を言い渡します」と裁判長・・・

「え~~~~~~~~~!!二人は・・・・」

と、思っているうちに

「主文、本件すべて棄却する」

「えええええええええええええ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄先生~~~~~~~~~~」

そのまま裁判官は退廷・・・・

ガヤガヤガヤガヤ・・・退廷・・・

「え~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~なぜ椅子に坐ってるの~~~~~~~~~!!」

「まさき!!先生!!」

「ここで待つように言われて待っていた・・・のに・・・」

高裁での締めくくり・・・判決の場にいないとは・・・・・

その後、怒号が飛び交い・・・先生が一言ポツリ・・・「謝ればいいのにね・・・」

裁判所も同じ!!

謝れない組織でした

へらへらした事務官が来て今詳細を調べていますから・・・

何を調べるの・・・???

時間は元に戻せないのに

めちゃくちゃな高松高裁です


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 私はこれから、所沢の西武ドームへ出かけます。
 今、進行中の本「薔薇の育種家の評伝」取材です。

 交通事故や死因究明とは全くジャンルが異なるのですが、個人的にはガーデニングが大好きなので、今、奥深い薔薇の世界を学びつつ、気分を変えて、楽しみながら取材してます。

 あ~~~、それにしても、日本の司法はどうなっているんでしょうか??

 こんなに長い年月、闘い続けてきた山本さん親子、そして多くの支援者のみなさん。
 痕跡を無視した、こんなおかしな判決は許されませんよね。

 この腹立たしさを抑えながら、今日は美しい薔薇の花を愛でつつ、じっくり考えてきます。

  1. 2012/05/11(金) 09:44:09|
  2. ミカの日記

愛媛白バイ事件 少年側が敗訴

 本日、高松高裁で愛媛白バイ事件(国賠訴訟)の判決がありました。

 結果は、少年側の敗訴。

 判決文の中ではとんでもない事実認定がなされていたそうですが、それ以前に、事故当事者である白バイ隊員の名前まで間違っていたとか!!

 判決文は、明日にでもアップされる予定です。
 しっかり内容を読み込んでから、改めてコメントしたいと思います。

 
  1. 2012/05/10(木) 15:50:22|
  2. ミカの日記

今日は愛媛白バイ事件の高裁判決です!

 ゴールデンウィークもあっという間に終わってしまいましたが、皆様いかがお過ごしでしたか?
 このブログ、せっかく書いてもアップする前に一瞬で消えてしまうトラブルが何度か続き、もういや~って感じになっていましたが、今日はどうしても書かなければ!!

 私が長年追いかけ続けてきた、「愛媛白バイ事件」いよいよ今日の午後1時10分に、高松高裁で判決が言い渡されます。

 過去のテレビ放映などは、下記をご覧ください。

http://www.mika-y.com/info/yamamoto.html

 判決結果が入り次第、速報でお伝えします!
  1. 2012/05/10(木) 10:07:07|
  2. ミカの日記

プロフィール

柳原三佳

Author:柳原三佳
<ジャーナリスト・ノンフィクション作家>
交通事故、司法問題等をテーマに執筆や講演活動を行う。「週刊朝日」などに連載した告発ルポをきっかけに自賠責制度の大改定につながったことも。2004年からは死因究明問題の取材にも力を入れ、犯罪捜査の根幹に一石を投じてきた。著書に「家族のもとへ、あなたを帰す ~東日本大震災 歯科医師たちの身元究明」「遺品~あなたを失った代わりに」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」「交通事故被害者は二度泣かされる」「自動車保険の落とし穴」「死因究明~葬られた真実」「焼かれる前に語れ」「交通事故鑑定人」「示談交渉人裏ファイル」「裁判官を信じるな」など多数。」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」は、NHKでドキュメンタリードラマ化された。「実父を医療過誤で亡くし、自らも医療過誤被害を受けた経験があり、現在は医療問題にも精力的に取り組んでいる。千葉県在住。自宅の裏庭に、「古民家(長屋門)」を移築し、スローライフも楽しんでいる。
■柳原三佳のHP http://www.mika-y.com/

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