柳原三佳のブログ

交通事故・死因究明問題などを追及する柳原三佳からの情報発信。あるときはジャーナリスト、あるときはノンフィクション作家、でも、1日の大半はお料理と芝刈りが大好きな「主婦」してま~す!

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不起訴のひき逃げ事件、検察審査会で不起訴不当に

 昨年、名古屋で起こった死亡事故。
 人と衝突し、引きずって、そのまま走り去り、1時間半後に現場に戻ってきたにもかかわらず、ひき逃げは不起訴となっていましたが、先週、検察審査会が不起訴不当の議決を出しました。


 ご遺族の秤谷さんがフェイスブックにアップされた昨日のニュース映像を紹介させていただきます。
 第一衝突自体は起こそうと思って起こしたことではないかもしれません、しかし、その後、人を引きずり、そのまま止まらずに走り去った行為は「事故(アクシデント)」ではありません。

「人とは気付かなかった」といった言い訳を通し、当初『不起訴』にした検察の判断は許せません。

 加害車両のアンダー部分の損傷が、そのずさんな捜査を物語っています。
 まだ検察審査会の議決が出たばかりですが、なぜ遺族がここまで動かなければならないのか……、

 本当にこのままではいけないと思います。




 以下はご遺族の秤谷さんから、4月28日に届いたメールです。
 私宛のメールには、検察官の名前等は実名で書かれていましたが、ブログ上では●●●とさせていただきます。

*******************************

 三佳さん、今晩は、今回は許さないし、許せない出来事があり、報告です。
 まずは、検察官に当たり外れのあること。
 私達は、担当の検事さんが変わりました。理由は今からお話いたしますが、本当にふざけています。

三佳さんには実名で書きます。

 1人目の副検事●●●は本当に始めからふざけていました。
 第一目撃者が、父は スロープに躓き道路に倒れて起き上がろうとした時に、車に轢きづられ、犯人は逃げて行ったと言っているにもかかわらず 、私が初めてお会いした時には 「 泥酔状態の酔っ払いが道路で寝とった と言われたら、あんたの父が悪いんだぞ、加害者は法定速度で走っとったと言っている」と言い、きちんと、調べても貰えませんでした。

 後続のタクシーのドライブレコーダーでは、タクシーが時速51キロ位までスピードが出ているのに、追いつく事ができないんです。
 加害者の●●●の車は60キロから70キロは出ている事も明らかで、それにもかかわらず、調べて貰えませんでした。
 そして、自動車運転過失致死を略式起訴にすると……、連絡のあった時、私達は納得出来ず、弁護士の先生と検察庁に行きました。その時●●●の言った言葉は、加害者は大人しそうな普通のサラリーマンで仕事で18時間寝ていなかったから、本当に人だと分からなかったと
 裁判官の前で泣きながら言えば、裁判官は信用する。
 自分は書記官をやっていたから、わかるんだと言い
 弁護士の先生と半分口論になった位です。

 仕事で18時間も寝ていなかったならば、本来会社の責任でもあるはずなのに。会社を調べることもしない。
 こちらが、依頼した捜査もしてくれない。それどころか、証拠の父の着ていた服を実況見分で使ってしまう始末
略式30万円になったのは、検察の初動捜査に問題があったことも明らかです。今回検察審査会から、ひき逃げについて、不起訴不当と言う議決を出して頂きました。

 一人目の検事に対する不信感があまりにも、ひどく私達も人間不信になり、眠れなくなった位です。
 納得ができない状況の中で、地検に検事を変える様に内容証明を送った所 当たり検事に成りました。
その方は、私たちの言った実況見分や父の等身大の人形で衝撃度を数値化してくれました。
 震度6強から7だそうです。父を乗り上げた時それだけの、衝撃が走ったのです 検事が変わったのは12月25日 25年1月25日付で再起となったのです
 それから、そこまで調べていただけました。
 取り調べに行った時の加害者の態度は完全に出来上がっていたそうです。
 前副検事に言ったとおりと言ってあとは、しゃべらなかったらしいです
 それどころか、秤谷さんが僕の実名でインターネットで流していると言ったそうです。
 罰金30万払ったからいいだろう的な態度だったそうです。

 加害者は勿論全担当副検事も許す事は絶対に出来ません。
 誰の味方なのか?わかりません。加害者を庇うような言葉に本当に呆れています。

 加害とも今後戦いは続きますが、全担当副検事ともゆくゆくは、戦うことになると思います。
 絶対に許さないし許せません。
 この思いを聞いて頂きたくてメール致しました。
 まだまだ、たくさん伝えたいのですが、上手に伝えられなくてすいません
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  1. 2013/04/30(火) 07:14:06|
  2. ミカの日記
  3. | コメント:0

さわやかなGW

GWの前半がスタートしましたね! 
 
 千葉は新緑が目に鮮やかで、とってもいいお天気です。
 さっそく、買ったばかりの新しいパラソルを広げてみました。

あたらしいパラソル

 愛犬・ジェーンちゃんはウッドデッキの上での~んびりと日向ぼっこ。
 手前のミントも、急成長です!

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 薪にするつもりの丸太からは、新芽が出て来てびっくりです!
 壺の中では、たくさんのメダカの赤ちゃんが泳いでいます。

薪から新芽

ず~っとお庭で空を眺めていたい、つかの間の休息です。
  1. 2013/04/29(月) 13:43:45|
  2. ミカの日記

亀岡事故から、1年。

 京都・亀岡で発生した、無免許少年による死傷事故から、今日で1年が経ちました。
 昨年の今ごろ、私は突然かかってきたテレビ局からの電話インタビューに答え、凄惨な事故直後の現場映像を見ながらコメントしたことを思い出します。
 その後、被害者のご家族の方々と直接会ってお話を聞き、事故当日、それぞれのご家族にどんなことが起こっていたのかを伺いました。
 遠く離れた場所で、テレビの画面しか見ていない私には、まったく計り知れない事態が起こっていたことを、あとから知りました。
 
 今日は、亀岡で一周忌法要と被害者の会の設立集会が行われました。
 ご案内をいただいていながら、今日はどうしても現地へ向かうことができず心苦しく思っていますが、たくさんの報道がなされていますので、ご紹介したいと思います。
 まとめてくださった交通事故遺族の佐藤さん、いつもありがとうございます。
 京都新聞の記事を読み、昨年、事故現場に赴いたとき、横山さんの末の弟さんが私に、「ねえねがね、いなくなっちゃった」と、甘えん坊の可愛い声で話してくれたことを思い出しました。

 通学途中にこうした事件が起きないよう、私たちもできる限り声を上げ続けるとともに、被害に遭われた方々に心より哀悼の意を表したいと思います。


■悲しみこらえ懸命に前を向く 亀岡事故から1年

 亀岡市で集団登校中の児童らの列に軽乗用車が突っ込み、10人が死傷した事故は23日、発生から1年を迎える。事故で亡くなった小谷真緒さん=当時(7)=の妹優奈さん(6)、横山奈緒さん=当時(8)=の弟蒼太君(6)は今春、姉が通っていた安詳小へ入学した。遺族は癒えることのない悲しみをこらえながら、毎日元気に通学する2人とともに、懸命に前を向いている。

 小谷優奈さんは今月8日、初めて登校した。家族みんなで事故現場を歩き、入学式に臨んだ。父の真樹さん(30)は、2年前に真緒さんが入学した日と同様、娘の初登校をビデオに収めた。

 優奈さんと事故で負傷した一番上の姉、4年の愛奈さん(9)は毎朝そろって家を出る。「行ってきます」。真っさらな黄色い帽子がまぶしい。真樹さんは2人がいる登校班に付き添う。事故現場を迂回(うかい)する今の通学路も車が多い。「不安でたまらない。通学路の安全対策はどうなっているのか」と憤る。

 事故がなければ、3姉妹は一緒に登校するはずだった。優奈さんは時々、「真緒ちゃん、天国で何してるかな」とつぶやくという。

 愛奈さん、優奈さんは互いの教室を行き来し、姉が妹に学校の決まりごとを優しく教えている。一昨年、昨年の春も似た光景があった。真樹さんは「愛奈が真緒にいろいろと教えていた。幼かった優奈は小学生、愛奈は姉ちゃんとして頑張っている。父親として自分も戦わなければ」と、自らに言い聞かせる。

 横山蒼太君は毎朝、玄関から駆けだしていく。友達と学校や遊びの話をするのが待ち遠しい。「学校は楽しい。滑り台が好きっ」。笑顔がはじける。姉を「ねえね」と呼んで甘えていた弟。母の容子さん(38)は「あの子がもう小学生とは…。1年は早かったです」と話した。

 奈緒さんが意識不明のまま6日間命をつないだ病院、そして葬儀、火葬場。幼い弟はいつも両親の横に立ち、姉の死と向き合った。

 この1年、両親が事故を話題にすることは少なかったが、蒼太君は居間の仏壇の前で、「ねえねにご飯あげてね」と言うこともある。父の博史さん(38)は「子どもなりに姉の死を受けとめ、前を向こうとしている」。

 末っ子の翔吾ちゃん(2)は来春、幼稚園に入る。「2年経てば蒼太が奈緒の年齢になる。子どもの成長で時間の経過を実感する。奈緒の時間はもう動かないけど、残された家族は精いっぱい生きるしかない」。博史さんは真っすぐな視線で語った。

京都新聞 4月22日(月)  http://kyoto-np.co.jp/top/article/20130422000150



■亀岡10人死傷事故から1年、遺族が法要

 京都府亀岡市で登校中の児童ら10人が死傷した事故から1年を迎えた23日、事故があった現場で法要が営まれた。

 午前8時、事故があったのと同じ時間に亡くなった松村幸姫さん(当時26)、横山奈緒ちゃん(当時8)、小谷真緒ちゃん(当時7)の遺族や、ケガをした児童の家族などが事故現場に集まり、焼香するなどして犠牲者の冥福を祈った。

 松村さんの父・中江美則さん「きょうという1年を迎えるのが苦しい。区切りをつけたくない。お墓に入れようとしている自分が厳しいです」

 現場近くの通学路では事故後、車の速度規制が40キロから30キロになり、車道の内側に青いラインを引いてスピードを出しにくくした他、小学生たちも事故現場を迂回(うかい)して通学するようになった。

 午後からは、亀岡市内で追悼式が行われる。

日本テレビ系(NNN) 4月23日(火)11時10分配信  http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20130423-00000019-nnn-soci  動画あり



■京都 亀岡事故1年で現場法要

去年、京都府亀岡市で、無免許運転の車が小学生の列に突っ込み、10人が死傷した事故から23日で1年がたちました。
現場では遺族らが参列して犠牲者を悼む法要が営まれました。
この事故は去年4月、京都府亀岡市で、当時18歳の少年が無免許で軽自動車を運転し、居眠りをして集団登校中の小学生の列に突っ込んだもので、児童など3人が死亡、7人が重軽傷を負いました。
1年がたった23日、現場では事故が起きた時間に合わせ、午前8時ごろから法要が営まれました。
法要には遺族らおよそ40人が参列し、焼香したり花を手向けたりして、犠牲者の霊を慰めました。
事故に巻き込まれ、妊娠中の子どもと共に亡くなった松村幸姫さん(当時26)の父親の中江美則さんは、法要のあと、「1年という区切りを自分たちで作りたくはない。もう一緒に遊びに行ったりできないんだなと改めて感じ、とても苦しい」と話しました。
また、犠牲になった小学3年の横山奈緒さんの父親の博史さんは、「安らかに眠ってほしい、天国で友だちと楽しく遊んでほしいと願いながら手を合わせました」と話しました。
小学2年の小谷真緒さんを亡くした父親の真樹さんは、「葬儀のときのようにつらかった」と涙でことばを詰まらせていました。

「通学路の安全対策急ぐ」

下村文部科学大臣は閣議後、記者団に対し、「誠に痛ましく、あってはならない事故だ。通学路の安全などを確保することは、児童や生徒が安心して学校生活を送るうえで大変重要なことであり、今後、全国で対策が必要な通学路について、できるだけ早期に安全対策が行われるよう、国土交通省や警察庁と連携しつつ努力していきたい」と述べました。

4月23日 12時9分  http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130423/k10014117671000.html  動画あり
  1. 2013/04/23(火) 16:12:35|
  2. ミカの日記

このニュース、どう思いますか??

 昨日のニュース、ネットでも話題になっているのでご存知の方も多いと思いますが、いったいどうなっているのでしょう。
 
 詳細は下記のニュースに記されていますが、なにが『事情』なんでしょうか?
 そういう理由で仕事を休んでおきながら、昼から焼酎を飲む?
 それだけでも????なのに、さらに自分でハンドルを握って、事故。
 東山といえば、わが母校のある場所ですからよ~く知ってますけれど、その気になればタクシーがすぐにつかまるじゃないですか?
 
 私は思うのです。
 接触したのがたまたま車だったから『物損事故」で済んだかもしれませんが、それがバイクだったら? 自転車だったら? 歩行者だったら? いったいどうなっていたでしょう。

 つまり、被害の大小は偶然の結果なのであって、事故を起こすに至る『行為』自体は、もう十分に悪質運転なのです。
 こういうケースを単なる『道交法違反』で済ませてよいのでしょうか?
 そして京都府は、”事情”を考慮する必要があるのでしょうか?


●父「危篤」の知らせで酒気帯び運転の大学職員、事情考慮し「停職」に

産経新聞 4月20日(土)12時1分配信

 京都府立大は19日、飲酒運転で警察に摘発された係長級の男性職員(52)を、停職5カ月の懲戒処分とした。府内の病院に入院していた父親が病気で危篤状態となり、車で駆けつける途中だったという。

 同大によると、男性職員は昨年11月12日午後5時50分ごろ、京都市東山区で車を運転中、別の車と接触事故を起こし、駆けつけた警察官による検査で呼気から基準を超えるアルコールが検出されたため、道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで摘発された。

 この日は入院中の父親の容体が悪化したため仕事を休んでいたが、同市内の自宅で焼酎約1合を飲んだ後で「危篤」の知らせを受け、病院に向かう途中だった。父親は2日後に亡くなったという。

 府の指針では飲酒運転で摘発された場合は原則として懲戒免職となるが、今回は事情を考慮して停職に留めた。
.

最終更新:4月21日(日)0時25分
  1. 2013/04/21(日) 16:00:31|
  2. ミカの日記

危険運転で死傷事故、厳罰化…法案を閣議決定

自動車運転致死傷処罰法案が閣議決定されました。

 飲酒、無免許、逆走、ひき逃げなど、悪質な行為で重大事故を起こした場合、被疑者は厳しく罰せられるのは当然のことですが、厳罰化と同時に、捜査の徹底や透明化、情報開等の制度を整えることも必要ではないでしょうか。

 現在の実況見分調書や供述調書のあり方を見ていると、まだまだ問題は山積みのような気がしてなりません。
 

危険運転で死傷事故、厳罰化…法案を閣議決定

読売新聞 4月12日(金)13時7分配信



 政府は12日午前、車やバイクの危険な運転で死傷事故を起こした場合、刑罰を重くする自動車運転致死傷処罰法案を閣議決定した。

 飲酒や薬物使用、持病の影響で安全運転が出来ない恐れのある状態での事故に危険運転致死傷罪を適用し、懲役15年以下とすることなどが柱だ。対象とする持病は政令で定める。政府は同法案を同日午後にも国会に提出し、今国会中の成立を目指す。

 厳罰化は、危険運転の被害者や遺族の要望を踏まえたものだ。

 同法案は、危険運転致死傷罪の対象に、通行禁止場所(歩行者天国など)で事故を起こした場合を新たに含め、懲役20年以下とした。

 また、事故後に飲酒や薬物摂取を隠すため逃走する行為を処罰する「発覚免脱罪」を新設し、懲役12年以下とした。無免許の場合に罪をより重くする規定も設けた。
.
最終更新:4月12日(金)13時7分
  1. 2013/04/12(金) 16:45:10|
  2. ミカの日記

あるご遺族の手記 『私は死んでも、検察官を許すことはありません』

 徳島県の高島さんというご遺族から寄せられた手記をご紹介します。

 被害者・遺族の味方であるはずの検察に対して、なぜこうした思いを抱く方が少なくないのか……。
 一つの事件で担当検事が何人も変わり、事件終結まで必要以上に時間をかけ、家族の心を傷つけ。
 さらに、年度末になると、ばたばたと慌ただしく処分が決まっていく……。

 みなさん、この現実をどう思われるでしょうか。


****************************
 
こんにちは、柳原様
ご無沙汰しております。
徳島の高島と申します。
昨年度、息子の事故の件で突然のメールにも関らず
お話しを聞いて頂いて本当にありがとうございました。

2009年7月1日 当時大学2年生だった長男・直(なお)がバイクで直進中、店舗から右方向へ逆走進行してきた軽自動車と衝突。意識不明の後、脳挫傷で亡くなりました。 
享年19歳でした。

相手も大怪我を負い、入院治療をしていた為、捜査が大幅に遅れ、事故から9ヵ月後にようやく書類送検されました。
私達両親が検察庁から呼び出しを受けたのは、事故から一年後の2010年7月のことです。
最初の検察官は私達の話を十分聞いてくれ、申し出る度に面会することが出来ましたが、長男のバイクの速度のメーターがネックとなり、一度、捜査の中断というかたちになりました。

その間、私も独自にバイク屋さんなどに足を運び、メーターやバイクの衝突の際の衝撃などを聞き込みしました。
その後、再び捜査が開始されましたが、何の連絡も無いまま月日が過ぎていきました。

2011年4月になって、再度、こちらから検察に電話をかけると、なんと、知らぬ間に担当検事が転勤となっており、別の検事へと担当が替わっておりました。

この2人目の検の対応には、苦しめられました。
こちらの面会を頑なに拒否するばかりか、電話にも居留守を使われて(後に判明)、事務次官には取り次いでもらえず、「処分が決まりましたら連絡しますのでお待ち下さい」の一点張りでした。
その間、民事裁判の提訴を検討しながら、弁護士2人に相談をしましたが、「このまま裁判を起こさずに 示談をした方が良い」と言われて、示談が終了致しました。
そのことは今でも悔やまれてならず、あの時、もっと有能な弁護士に相談していればと良かった……と、泣けてきます。

検事から「処分が決定しましたので会います」と連絡が来たのは、事故から2年3ヶ月経った2011年10月のことでした。
検察に赴き 加害者不起訴の説明を受けました。
その理由は、とても納得出来るものではありませんでした。
最初の検事は 息子のバイクのスピードは時速60キロから70キロと言っていたのに、2人目の検事からは、80キロから90キロだと言われました。
そして、加害者有利の証拠を採用して、息子の速度を90キロとみなし、息子の速度の面で、加害者にとって予測不能だったと言われました。

こちらの面会は一切拒否した上に、処分が決まったので、それを説明するときだけ呼び出し「検察審査会に訴える事も出来ますが、まず無駄でしょう」と言われました。

それででも相手の逆走行為による過失は十分なものであると信じ、すがる思いで検察審査会へ申し立てを起こしました。
翌2012年4月、「相手の過失は極めて重い」と、検察審査会より、不起訴不当の通知を受け取り、今までの苦しみが報われた想いでした。

その後、2012年10月頃に一度だけ、検察庁に電話をかけました。
また担当検事が変わっておりました(3人目)。
なぜ連絡をしたのが一度だけかと申しますと、検察に対しては不信感以外の何ものもなく、また傷つけられる事が怖かったのです。
子どもを失い、その後も検察官に拒否され続け、もう傷つくのが怖かったのです。

その時も検事に、「来月には結審しますので、その際にお電話します」と言われましたが、思った通り、翌月には何の連絡もありませんでした。

そして、今年2013年3月末、検事より突然電話があり「相手の過失を認めます。起訴となります」と言われて、起訴されたとの喜びで胸がいっぱいになり御礼を言って電話を切ってしまいました。
しかし、後から冷静になって思い起こしてみて、検事が電話で「罰金の裁判の通知が……」と言っていたことに気づき、気になってネットで調べてみたところ、もしかしたら 略式起訴なのでは無いかと不安になりました。
その後、すぐに『略式命令処分』の通知が、検察から届きました。

主人と相談して、再度、検察審査会に訴えに行きましたが、こちらの名前を言うなり「起訴されましたよね」と言われ、「同じ事件で2度受けることは出来ません」と言われました。
その足で検察へ行きましたが、なんと、すでに3人目の担当検事も転勤となっており、事故書類等も裁判所に送付されているということで、「この結果に従うしかない、納得がいくように説明はする」と言われました。

でも、何を説明されたところで、一生納得はいかないものと思います。
今さら、結審したことを覆す事は不可能だと覚悟をしています。

不起訴から、たとえ略式でも起訴に持っていけたことについては、検察審査会に感謝しています。
ただ、次男と娘のことを想い、なかなか動けなかったことが悔やまれてなりません。
特にこの春から高1になる娘は、心に大きな傷と負っており、私の表情を瞬時に見分けて、悲しい思いをしています。

以前、娘が「普通の家に生まれたかった、ただ、5人で幸せに暮らしたかったア-ン!!」と大泣きしたことがあり、それから事故の事は、そのかけらも、娘の前では言わないと決めました。

私も同じ気持ちです。何もなくてよい 平凡に生きたかっただけなのに……。なぜ息子までが、と無念の何ものでもありません。

昔、大切な祖母をひき逃げ事故で失っています。犯人は今も見つかっておりません。

直を仲間と一緒に卒業させてやりたかった。
夢だった保育士にならせてやりたかった……。
私が加害者に求めたものは、犯した罪は償うべきだと言うことでした。
それ以上でもそれ以下でもありません。

事故から3年9ヶ月苦しんで、到底納得いくものではありませんでした。
息子の亡くなる姿を見て、毎日拷問のような悲しい日々を過ぎ、次男と娘のために、ただ息をして生きていく事だけを頑張って続けてきました。

その間にも、心ない人の心ない言葉に二重に哀しみ、被害者遺族であるのに、まるで悪者のように検察に拒否されて、私はいったい何なのでしょうか……。

これからどんな幸せが待っていても 心の底から笑う事はありません。
泣く事は、自分が可哀相で流す涙は滅多にありません。
ただ、息子が可哀相で無償に泣けてくるのです。

息子は 交通事故の被害者でもあるけれど、同時に、検察による交通事故の怠慢捜査における犠牲者でもあります。
きっと息子のような検察の犠牲者はたくさんいる事でしょう。たとえ法が許しても、私は死んでも検察官を許す事はありません。
犠牲者の一人となってしまった息子の例が、一人でも多くの方の力になっていけば幸いです。
心から願う事は、悲惨な交通事故が二度と起こらない事を祈っています。
長い文をお読み頂いて申し訳ありません。

本当にありがとうございました。 
  
2013年4月5日

高島 
  1. 2013/04/08(月) 15:13:47|
  2. ミカの日記
  3. | コメント:0

今週の『アエラ』 (2013.4.8号)

 今週発売の『アエラ』(2013.4.8号・朝日新聞出版)に、柳原三佳のコメントが2本掲載されています。

 まず1本目は、自賠責保険値上げのからくりについて。
 私は十数年前から、政府再保険制度廃止によって値上げにつながるのではと指摘していたのですが、案の定、大幅に値上がりしてしまいました。

 2本目の記事は、「路上寝込み」の危険性について。
 これはたしかに危険ですし、ドライバーにとっても不可抗力な場面もあるかもしれません。
 しかし、一方で、加害者の一方的な言い分によって「寝ていた」とされてしまうケースもあり、緻密な捜査が必要になってきます。
 そうした視点からコメントをしてみました。

 よろしければ読んでみてくださいね。
  1. 2013/04/02(火) 15:09:54|
  2. 柳原三佳の執筆記事

プロフィール

柳原三佳

Author:柳原三佳
<ジャーナリスト・ノンフィクション作家>
交通事故、司法問題等をテーマに執筆や講演活動を行う。「週刊朝日」などに連載した告発ルポをきっかけに自賠責制度の大改定につながったことも。2004年からは死因究明問題の取材にも力を入れ、犯罪捜査の根幹に一石を投じてきた。著書に「家族のもとへ、あなたを帰す ~東日本大震災 歯科医師たちの身元究明」「遺品~あなたを失った代わりに」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」「交通事故被害者は二度泣かされる」「自動車保険の落とし穴」「死因究明~葬られた真実」「焼かれる前に語れ」「交通事故鑑定人」「示談交渉人裏ファイル」「裁判官を信じるな」など多数。」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」は、NHKでドキュメンタリードラマ化された。「実父を医療過誤で亡くし、自らも医療過誤被害を受けた経験があり、現在は医療問題にも精力的に取り組んでいる。千葉県在住。自宅の裏庭に、「古民家(長屋門)」を移築し、スローライフも楽しんでいる。
■柳原三佳のHP http://www.mika-y.com/

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