柳原三佳のブログ

交通事故・死因究明問題などを追及する柳原三佳からの情報発信。あるときはジャーナリスト、あるときはノンフィクション作家、でも、1日の大半はお料理と芝刈りが大好きな「主婦」してま~す!

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検視にCT導入

 警察官の「五官」による誤認検視の問題点については、拙著「死因究明 葬られた真実」(講談社)やHP、雑誌記事などでたびたび取り上げてきました。
 そんな中、下記のような画期的なニュースが!
(千葉大学法医学教室のCTについては、本ブログの1月18日にも記載していますので読んでみてください)
 ちなみに、この写真は今年1月17日、千葉大学にCT搭載車がやってきたときの記念すべき1枚です。
 今後は「死因究明」のために、ますます活躍してくれることでしょう。
 
CT.jpg


■遺族の疑問に無料で対応 (千葉大)
 肉親の死に疑問を持つ遺族の思いに応えようと、千葉大法医学教室(岩瀬博太郎教授)は近く遺族の求めに応じ、遺体のコンピューター断層撮影(CT)による死因判定を無料で本格的に始める。

 遺体が解剖されずに犯罪が見落とされている可能性もあり「警察にもっと調べてほしかったという遺族のストレスを取り除いてあげたい」と岩瀬教授。先端技術で死者の“声なき声”を聴く全国で初めての試みといい、遺体を傷つけずに死因を解明できて遺族の抵抗感を和らげられる点でも注目を集めそうだ。

 変死体が発見されると通常、警察官が遺体を表面から調べる検視を実施。事件性が疑われる場合はさらに司法解剖して死因の解明が進むが、検視で「事件性なし」とされた場合、それ以上の解明は難しいのが実情だ。

 検視による死因判定をめぐっては、パロマ工業製のガス湯沸かし器事故でも、北海道北見市で水死とされた男性の遺族が中毒死を疑い、捜査を求めたケースがある。

 同教室は二〇〇四年一月、千葉県警と協力して二十体の変死体をCTで検査。検視では頭部の内出血による病死とされたが、CTで頭を打った際にできる硬膜下出血が見つかり転倒事故死と判明するなど四体の死因が検視結果と食い違った。

 今年一月からは百体以上の遺体を司法解剖前にCTで検査し、解剖結果との比較を進めている。

 岩瀬教授は「CTだけで変死体の三、四割は死因が分かると思う。事件性が出てくることも考えられる」としている。
(東京新聞)
  1. 2006/08/17(木) 19:02:56|
  2. ミカの日記

プロフィール

柳原三佳

Author:柳原三佳
<ジャーナリスト・ノンフィクション作家>
交通事故、司法問題等をテーマに執筆や講演活動を行う。「週刊朝日」などに連載した告発ルポをきっかけに自賠責制度の大改定につながったことも。2004年からは死因究明問題の取材にも力を入れ、犯罪捜査の根幹に一石を投じてきた。著書に「家族のもとへ、あなたを帰す ~東日本大震災 歯科医師たちの身元究明」「遺品~あなたを失った代わりに」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」「交通事故被害者は二度泣かされる」「自動車保険の落とし穴」「死因究明~葬られた真実」「焼かれる前に語れ」「交通事故鑑定人」「示談交渉人裏ファイル」「裁判官を信じるな」など多数。」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」は、NHKでドキュメンタリードラマ化された。「実父を医療過誤で亡くし、自らも医療過誤被害を受けた経験があり、現在は医療問題にも精力的に取り組んでいる。千葉県在住。自宅の裏庭に、「古民家(長屋門)」を移築し、スローライフも楽しんでいる。
■柳原三佳のHP http://www.mika-y.com/

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