柳原三佳のブログ

交通事故・死因究明問題などを追及する柳原三佳からの情報発信。あるときはジャーナリスト、あるときはノンフィクション作家、でも、1日の大半はお料理と芝刈りが大好きな「主婦」してま~す!

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千葉大・岩瀬教授のインタビュー記事

 柳原三佳著[死因究明 葬られた真実」(講談社)の取材で多大なご協力をいただいた、千葉大学法医学教授の岩瀬博太郎氏が新聞で紹介されています!
 CTによる変死体検視。日本のスタンダードになる日はもう近くまで来ていますね。みなさま、これは大事な問題です。ぜひ読んでみてください。


<この人>

■ CTによる無料の死因判定を始めた千葉大教授 岩瀬博太郎さん
2006.09.15 中国新聞社 朝刊 人物 広場 (全679字) 

岩瀬博太郎(いわせ・ひろたろう)さん(39)
遺体が発する警告 真相突き止め社会に生かす

 「遺族の怒りや悲しみを少しでもなくすのが私の役目」。遺族の要望に応じ遺体を無料でコンピューター断層撮影(CT)にかけ、死因を判定する全国初の試みを始めた法医学者だ。「死因をはっきりさせることが一番の供養。だから見逃せない」
 警察が変死体を検視し、犯罪性の有無を判断した結果によって司法解剖するかどうかが決まる現行制度。「犯罪を見つけることだけを考えていると、死の真相を知りたい遺族の気持ちがないがしろにされる」。遺族への思いが、今回の原動力となった。
 東京大医学部の大学院生時代の内科医研修で、次々と病気を発見するCTの威力を実感した。しかし、当時は遺体を検査するCTなど皆無だった。「生きた患者には当たり前のように使うのに、遺体になるとこんなに差別されるのか」。そして目の前で亡くなる多くの患者。「人が死ぬのが耐えられなかった」
 初めは「教室に置いてあるお神酒目当てで友人と入り浸った」と苦笑いする法医学の世界。犯罪以外にも流行病の予防や事故対策など、遺体が発する”声なき声”を拾い上げようと、これまで約八百体の解剖に携わってきた。中には地下鉄サリン事件の犠牲者も。「遺体は必ず何かの警告を鳴らしている。人の死が社会に生かされなければ無駄死にになる」
 出身地の千葉市に本拠地が移って以来の大のプロ野球ロッテファン。今シーズンは球場に足を運ぶ時間がなかなかとれないのが悩みだ。(鳥成慎太郎=共同)


 関連記事もぜひお読みくださいね!

■警察庁“ハイテク検視”導入へ 医療用CTスキャンなど (09/15 産経新聞)
 
殺人や交通事故死を自然死としてしまう「誤認検視」を防ぎ、死因を迅速に特定するため、警察庁は検視に医療用の断層診断装置(CTスキャン)や遺体の尿中毒物・薬物の検出キットの導入を促す方針を決め、来年度の概算要求に計約4400万円を盛り込んだ。全国の警察本部での積極的な使用を費用面で支える。秋田の連続児童殺害など警察の捜査力に疑問が持たれる事件が続く中、検視で事件性を見極め、的確な初動捜査を促す“新兵器”として期待される。(加藤達也)
 遺体から採取した尿の薬物成分を検出するキットは既に多くの警察本部が捜査現場で活用。ただ1セット3000円以上するため、検視件数の多い警察本部では負担となることがあった。
 変死体の膀胱(ぼうこう)から注射器で採取した尿に試薬を混ぜ、ピペットで反応カップにたらすと、約15分で薬物成分を検知。さらに有機リン系や青酸化合物などの毒物、覚醒(かくせい)剤などの薬物、睡眠剤や向精神薬など10種類以上に反応する。
 「毒物が出れば殺人の疑いが強まるが、睡眠導入剤なら昏睡(こんすい)させられ殺害された可能性、覚醒剤や大麻などの薬物が出れば常用に絡むトラブル、抗鬱(うつ)剤ならば自殺など、それぞれの状況を念頭に置いて、直ちに適切な方向付けができる。保険金殺人など複雑な事件への対処能力も向上が期待できる」。警察庁関係者はこう話す。
 警察庁期待のもう一つの“捜査ツール”がCTスキャン。各地の警察が独自にCTを備えた医療機関と委託契約。1件あたり3万~4万円とみられる経費の半額を警察庁が補助する。
 死因不明遺体の事件性の有無などを判断する検視は外観チェックによるもの。司法解剖までは体内の様子が分からないため、検視結果が実際の死因と異なる場合がある。千葉大法医学教室が平成16年、従来の検視法とCTスキャンによる方法を比較調査したところ、20体のうち4例で、事件か事故など当初の判定と異なる結果が出た。
 また同年1月、埼玉県警川越署では絞殺された男性(79)を心臓疾患による病死といったん断定。火葬後になって、名乗り出た二男を逮捕する誤認検視が起きている。
 全国の警察が平成17年に取り扱った遺体の取扱件数は14万8475件で、対前年比約9.1%増加。8年以降毎年増加し、10年間で1.6倍に。実際に検視に回されるケースはこれより少ないが、捜査経験者は「検視の対象変死体は取り扱い遺体の相当な割合に上る」と指摘する。

  1. 2006/09/20(水) 09:57:06|
  2. ミカの日記

プロフィール

柳原三佳

Author:柳原三佳
<ジャーナリスト・ノンフィクション作家>
交通事故、司法問題等をテーマに執筆や講演活動を行う。「週刊朝日」などに連載した告発ルポをきっかけに自賠責制度の大改定につながったことも。2004年からは死因究明問題の取材にも力を入れ、犯罪捜査の根幹に一石を投じてきた。著書に「家族のもとへ、あなたを帰す ~東日本大震災 歯科医師たちの身元究明」「遺品~あなたを失った代わりに」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」「交通事故被害者は二度泣かされる」「自動車保険の落とし穴」「死因究明~葬られた真実」「焼かれる前に語れ」「交通事故鑑定人」「示談交渉人裏ファイル」「裁判官を信じるな」など多数。」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」は、NHKでドキュメンタリードラマ化された。「実父を医療過誤で亡くし、自らも医療過誤被害を受けた経験があり、現在は医療問題にも精力的に取り組んでいる。千葉県在住。自宅の裏庭に、「古民家(長屋門)」を移築し、スローライフも楽しんでいる。
■柳原三佳のHP http://www.mika-y.com/

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