柳原三佳のブログ

交通事故・死因究明問題などを追及する柳原三佳からの情報発信。あるときはジャーナリスト、あるときはノンフィクション作家、でも、1日の大半はお料理と芝刈りが大好きな「主婦」してま~す!

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飲酒運転で事故死、でも保険金は支払え!?

 まずは、このニュースをご覧ください。

■飲酒運転で事故死、でも保険金は支払え…名古屋地裁 酒を飲んで正常な運転ができなかったという理由で保険金を支払わないのは不当だとして、自損事故で死亡した男性(当時25歳)の遺族(名古屋市)が、保険会社「損害保険ジャパン」を相手に保険金2500万円の支払いを求めた訴訟の判決が18日、名古屋地裁であった。

 野口卓志裁判官は「男性は、正常な運転ができない状態だったとは言えない」として、請求通り、同社に2500万円の支払いを命じた。

 判決によると、男性は2004年11月3日深夜、名古屋市緑区で、制限速度50キロのところを約120キロで乗用車を運転中、反対車線にはみ出して別の車と接触し、街路樹に衝突、翌日未明に死亡した。
(読売新聞) - 10月18日23時48分更新

 この記事に対して、私の元にはさっそく意見が寄せられています。
 以下は、息子さんを飲酒事故で亡くされたご遺族からのメールです。ご了解を得て、私のブログに掲載します。
 皆さんは、この裁判官の判断をどう思われますか?

<ご遺族・Mさんからの投稿>

 名古屋地裁の野口卓志裁判官は、飲酒運転を助長するデタラメ判決をした。
 飲酒をすれば、車を運転しない事が、飲酒事故を撃滅する事になるのに、この裁判官は、飲酒して制限速度50キロを120キロで走行して、反対車線に はみ出して別の車に接触して、街路樹に接触し翌日に死亡したという事故で、自賠責保険2500万円を支払えとの判決をした。
 若しこの判決が、このまま正当化されるのなら、この影響は物凄いものがある。
 今まで飲酒して自損事故で亡くなった人は何百人もいるはず、その人らは制度に従って何の補償も受けていないのである。

 そこで私の言いたいことを箇条書きする。
1 この判決は、飲酒事故をなくする昨今の飲酒事故撃滅運動を無力化する悪判決。

2 この判決を福岡の事件に当てはめると、加害者が死んでいても、保険が加害者に出る事になる。

3 勿論、この判決の加害者の車が、ぶつかつた被害者の人が亡くなっても、この加害者に
 保険が出るのか。

4 このような判決が正当化されるのなら、借金が返済されないようになったら、飲酒して運転して死亡したら
 借金が返済できる。激増すると思う。

5 保険会社は、約款を見直し、自賠責の保険料値上げの口実になる。

6 保険会社は控訴すべきで、このまま収束する事は、絶対に許せない。

7 兎に角この判決は、飲酒運転を助長する最悪最低の判決である。




  1. 2006/10/19(木) 15:14:59|
  2. ミカの日記

プロフィール

柳原三佳

Author:柳原三佳
<ジャーナリスト・ノンフィクション作家>
交通事故、司法問題等をテーマに執筆や講演活動を行う。「週刊朝日」などに連載した告発ルポをきっかけに自賠責制度の大改定につながったことも。2004年からは死因究明問題の取材にも力を入れ、犯罪捜査の根幹に一石を投じてきた。著書に「家族のもとへ、あなたを帰す ~東日本大震災 歯科医師たちの身元究明」「遺品~あなたを失った代わりに」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」「交通事故被害者は二度泣かされる」「自動車保険の落とし穴」「死因究明~葬られた真実」「焼かれる前に語れ」「交通事故鑑定人」「示談交渉人裏ファイル」「裁判官を信じるな」など多数。」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」は、NHKでドキュメンタリードラマ化された。「実父を医療過誤で亡くし、自らも医療過誤被害を受けた経験があり、現在は医療問題にも精力的に取り組んでいる。千葉県在住。自宅の裏庭に、「古民家(長屋門)」を移築し、スローライフも楽しんでいる。
■柳原三佳のHP http://www.mika-y.com/

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