柳原三佳のブログ

交通事故・死因究明問題などを追及する柳原三佳からの情報発信。あるときはジャーナリスト、あるときはノンフィクション作家、でも、1日の大半はお料理と芝刈りが大好きな「主婦」してま~す!

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WAVE出版「社長夜話」

 私は今、羽田空港。これから高知空港にひとっとびして、夜は仁淀町で講演です。

 さて、WAVE出版・玉越直人社長の人気ブログ「社長夜話」で、『焼かれる前に語れ』 のことが書かれています。
http://www.wave-publishers.co.jp/np/yawa.do
 この本の誕生秘話も……。

 ぜひ読んでみてくださいね!
 

■『焼かれる前に語れ』

2007年11月29日
TV・新聞などで大きな話題となっている、わが国の「死因究明システム」は信じられないほどお粗末であり、人間の尊厳を揺るがす、大社会問題である。

日本では不幸にして毎年約100万人の方々が亡くなられるが、そのうち、病院ではなく、自宅や路上などで亡くなる方は15万人以上。
(このうち、末期ガンなど、一部明らかな病死を除いたものが変死体といわれる)
その15万ほどの変死体のうち、法医解剖されているのは、わずか1万4000体ほど。解剖率は10%にも満たないというのだから、驚き呆れてしまう。

ちなみに解剖率100%のウイーンでは、解剖結果としての犯罪死体発見率が1.25%だというので、その数字を日本の未解剖死体数にかけて単純計算したら、毎年1690体もの犯罪死体が見逃されているのではないか、という空恐ろしい推測すら否定できない。
これでは「殺人天国ニッポン」と揶揄されても致し方あるまい。
大騒ぎになった時津風部屋事件はギリギリ間にあったが、変死体のほとんどが解剖もされず「心不全」などの「病死」扱いで、黙って焼かれて灰になってしまうのだから・・。

なぜ、こんな事態が放置されているのかは、本年9月小社刊の『焼かれる前に語れ』(岩瀬博太郎・柳原三佳著)に詳しい。
著者の岩瀬先生は、この日本の行政システムの歪みと日々格闘しながら、身の危険も顧みず、ただただ遺族、いや、死者の「権利」を守るべく「死の真実」を追い求め、年間百数十体の司法解剖を行なう千葉大学大学院教授である。

実はこの書籍企画は、共著者のジャーナリスト、柳原氏のご紹介で、昨年私が千葉大医学部の岩瀬教授の部屋を訪ねた日から始まった。
重厚な建物内のレトロな部屋は昔、『白い巨塔』(山崎豊子著・新潮文庫)の舞台、あの財前教授の部屋だったという。
本のカバー写真は、その部屋を出て、白衣姿で暗く低い廊下を冷たい解剖室に向かう司法解剖医、岩瀬教授の哀しい後ろ姿とした。

現在、この実態を問題視し改善すべく、民主党が「死因究明法案」を提出している。
一日も早く成立し、「死因完全解明社会」が実現する日まで、岩瀬先生のひたむきな後ろ姿に心中で手を合わせたい気持ちで一杯の私である。
  1. 2007/12/05(水) 11:52:56|
  2. ミカの日記

プロフィール

柳原三佳

Author:柳原三佳
<ジャーナリスト・ノンフィクション作家>
交通事故、司法問題等をテーマに執筆や講演活動を行う。「週刊朝日」などに連載した告発ルポをきっかけに自賠責制度の大改定につながったことも。2004年からは死因究明問題の取材にも力を入れ、犯罪捜査の根幹に一石を投じてきた。著書に「家族のもとへ、あなたを帰す ~東日本大震災 歯科医師たちの身元究明」「遺品~あなたを失った代わりに」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」「交通事故被害者は二度泣かされる」「自動車保険の落とし穴」「死因究明~葬られた真実」「焼かれる前に語れ」「交通事故鑑定人」「示談交渉人裏ファイル」「裁判官を信じるな」など多数。」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」は、NHKでドキュメンタリードラマ化された。「実父を医療過誤で亡くし、自らも医療過誤被害を受けた経験があり、現在は医療問題にも精力的に取り組んでいる。千葉県在住。自宅の裏庭に、「古民家(長屋門)」を移築し、スローライフも楽しんでいる。
■柳原三佳のHP http://www.mika-y.com/

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