柳原三佳のブログ

交通事故・死因究明問題などを追及する柳原三佳からの情報発信。あるときはジャーナリスト、あるときはノンフィクション作家、でも、1日の大半はお料理と芝刈りが大好きな「主婦」してま~す!

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今月の「ミスターバイク」2008年1月号に、高知・松山の白バイ事件特集

 高知県、愛媛県で大問題になっている、白バイの絡んだ交通事故は、今、ネット上でも話題になっているようですね。
 一昨日は、冤罪を主張するバス運転手(片岡晴彦さん)の地元・仁淀川町へ行き、支援会が主催する講演会で話をしてきました。
*片岡晴彦さんのブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/zassou1954 
 私はこの講演で、警察のずさんな(あるいは意図的な)初動捜査は、当事者とその家族に大きな二次被害・三次被害を与えるという現実を、多くの人に知ってもらいたいと思いました。
 今朝も、この講演の中で取り上げた多重衝突事故のご遺族から電話がありましたが、警察のずさんな捜査は、20年近く経った今も、遺族の心に大きな苦しみを残しているのです。
 高知で問題になっている事故では、白バイ隊員(当時26)が、妻と幼い子供を残して死亡しています。警察は白バイ隊員には全く過失がないとして処理を進めましたが、現在、大勢の目撃者(バスの中に乗っていた中学生や後続車の校長先生)の証言を元に、地元の支援者等が警察の捜査の不当性を訴えて、支援活動を行っています。
 白バイ隊員の彼がもし、言葉を話すことができたら、どんな供述をしたでしょうか。また、警察の説明を信じて民事訴訟を提起した隊員の遺族は、今、どんな思いでおられるでしょうか。大切な夫・父親を突然の事故で亡くし、その上、こうした問題で渦中におかれるという立場を想像すると、本当に気の毒でなりません。
 一方、「バスは停止していた」と一貫無罪を主張しながらも、「業務上過失致死罪」で実刑の有罪判決を受けたスクールバス運転手とそのご家族は、どんな気持ちで最高裁の判断を待っておられることでしょう。
 
 交通事故はれっきとした物理現象です。しかし、その現象が遺した痕跡を無視して事故の処理が行われるとき、そこには「真実」のねじまげという大変な問題が発生します。
 交通事故を起こそうと思って起こす人はほとんどいないでしょう。それは現代社会で日常的に発生している、不幸なアクシデントです。
 しかし、事故の状況を正しく把握されなければ、当事者もそしてその家族も、「真実」の見えない中で、本来受けなくてもよい二次被害に見舞われていくのです。
「痕跡」に目を向けず、予断に満ちた判断で事故の事実関係を判断し、人を裁いてよいのでしょうか……。そして、それによって、苦しむ人をこんなに増やしてよいのでしょうか。
 警察、検察、裁判官には、猛省を促したいと思います。

 さて、本日発売の「ミスターバイク」(モーターマガジン社・2008.1月号)に、いつもの連載記事が掲載されています。
 みなさま、ぜひ読んでみてください!

■ 柳原三佳の 新『一瞬の真実』 
高知“白バイ死亡”事件

私は止まっていた。急ブレーキなどかけていない!」

実刑判決を受けた被告が訴える、高知県警・調書捏造疑惑

取材・文/柳原三佳

(リード)

1991年にスタートした本連載も、早いもので18年目に突入! 単純計算すると、これまでに約200件の事故や事件を扱ってきたことになる。しかし、残念ながら交通事故の二次被害に苦しむ人たちからの情報提供や相談は後を絶たないのが現状だ。今月取り上げるのは、高知県で発生したスクールバスと白バイの衝突事故。警察は身内の死亡事故をどう処理したのか? 実刑判決を受けながらも、ひたすら『無罪』を訴え続ける、運転手の思いを取り上げる。
  1. 2007/12/07(金) 11:32:44|
  2. 柳原三佳の執筆記事

プロフィール

柳原三佳

Author:柳原三佳
<ジャーナリスト・ノンフィクション作家>
交通事故、司法問題等をテーマに執筆や講演活動を行う。「週刊朝日」などに連載した告発ルポをきっかけに自賠責制度の大改定につながったことも。2004年からは死因究明問題の取材にも力を入れ、犯罪捜査の根幹に一石を投じてきた。著書に「家族のもとへ、あなたを帰す ~東日本大震災 歯科医師たちの身元究明」「遺品~あなたを失った代わりに」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」「交通事故被害者は二度泣かされる」「自動車保険の落とし穴」「死因究明~葬られた真実」「焼かれる前に語れ」「交通事故鑑定人」「示談交渉人裏ファイル」「裁判官を信じるな」など多数。」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」は、NHKでドキュメンタリードラマ化された。「実父を医療過誤で亡くし、自らも医療過誤被害を受けた経験があり、現在は医療問題にも精力的に取り組んでいる。千葉県在住。自宅の裏庭に、「古民家(長屋門)」を移築し、スローライフも楽しんでいる。
■柳原三佳のHP http://www.mika-y.com/

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