柳原三佳のブログ

交通事故・死因究明問題などを追及する柳原三佳からの情報発信。あるときはジャーナリスト、あるときはノンフィクション作家、でも、1日の大半はお料理と芝刈りが大好きな「主婦」してま~す!

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福岡3児事故死で被告側も控訴。飲酒事故遺族の声

 今日は東京で雪が降っているそうです。千葉はまだ雨ですが、夜には降るかもしれません。
 娘は長い夏休み(日本と逆)を終え、今夜の飛行機で留学先のオーストラリアへ帰るのですが、雪の影響がちょっと心配です。

 さて、昨日下記のニュースが報じられました。
 私自身は、「危険運転致死傷罪」自体に曖昧な部分があり、立件は非常に困難であることを主張し続けてきましたが、やっぱりこういうことになってしまうのですね。
 飲酒量、事故の大小、被害の大小に関わらず、飲んで運転したら即厳罰、というかたちにしないと、こうした裁判はこれからも起こりつづけることでしょう。
 昨日のニュースと、そのニュースをご覧になった飲酒事故遺族・椋樹(むくじゅ)さんからのメールをご紹介します。

●<福岡3児事故死>被告側も控訴「懲役7年6月重すぎ不当」1月22日20時23分配信 毎日新聞

 福岡市東区の「海の中道大橋」で06年8月に起きた3児死亡事故で、元市職員の今林大(ふとし)被告(23)側は22日、業務上過失致死傷罪とひき逃げを併合した上限の懲役7年6月(求刑・懲役25年)を言い渡した8日の福岡地裁判決を「重すぎて不当」として福岡高裁に控訴した。

 検察側も控訴しており、検察側が求める危険運転致死傷罪適用の是非や量刑を中心に2審の審理が行われる。

 被告側は「深酔い状態ではなかった」として危険運転致死傷罪ではなく、業務上過失致死傷罪の適用を主張。自首による減軽を求め「反省しており、社会的制裁も受けた」などと執行猶予付き判決を求めていた。2審でも同様の主張をするとみられる。

 今林被告の弁護人、春山九州男弁護士は「(被害車両は)追突後、約40メートル走って落下するまでブレーキやハンドル操作をしていない。事故の態様を分析し、適正な責任の配分を求めたい」とのコメントを出した。

 被害者の大上哲央(あきお)さん(34)、かおりさん(31)夫妻は「全く信じられない気持ちです。懲役7年6月が重すぎると考えているのであれば、3人の死に対して責任を全く感じていないのではないかと思われる。控訴は不愉快に思います」とコメントした。【石川淳一、和田武士】

最終更新:1月22日20時23分

★<椋樹さんからのメール>

柳原様
椋樹です。

 今林被告は22日に一審判決を不服として控訴した。

 控訴理由について被告の弁護人は「追突されてから海に落下するまでの約40メートル、被害者の車はブレーキもかけず、ハンドル操作もしていない。
 事故状況を分析し、適正な責任の配分を求めたい」と話している。

 私は、この被告側の主張には絶対に賛成できない。何故なら時速100キロで追突される衝撃のショックは物凄いものである。追突された直後に、被害者が一瞬の間に、そのような操作をする事は200パーセント不可能である。時間にして1~2秒の間は、被害者は今何が起きたか判らない精神状態である。
 
 乗用車の先端は低いので、背の高い被害者の車は浮き上がり、ブレーキを踏んだとしてもブレーキはきかない。仮にブレーキが作動して被害者の車が急停止したら、被害者の車の方が大きいし重量もあるから、被告の車の方が衝撃による破損は大きく、あの程度で収まるものでない。その衝撃と破損で被告の方が100パーセント死亡しているのである。

 故に死亡するのは今林の方であるのは物理的に証明できる。

 裁判所は、被告側が主張するような事は、実車で時速100キロと12秒間の脇見運転や急ブレーキによる状況実験を実施すればよい。
  1. 2008/01/23(水) 12:26:14|
  2. ミカの日記

プロフィール

柳原三佳

Author:柳原三佳
<ジャーナリスト・ノンフィクション作家>
交通事故、司法問題等をテーマに執筆や講演活動を行う。「週刊朝日」などに連載した告発ルポをきっかけに自賠責制度の大改定につながったことも。2004年からは死因究明問題の取材にも力を入れ、犯罪捜査の根幹に一石を投じてきた。著書に「家族のもとへ、あなたを帰す ~東日本大震災 歯科医師たちの身元究明」「遺品~あなたを失った代わりに」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」「交通事故被害者は二度泣かされる」「自動車保険の落とし穴」「死因究明~葬られた真実」「焼かれる前に語れ」「交通事故鑑定人」「示談交渉人裏ファイル」「裁判官を信じるな」など多数。」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」は、NHKでドキュメンタリードラマ化された。「実父を医療過誤で亡くし、自らも医療過誤被害を受けた経験があり、現在は医療問題にも精力的に取り組んでいる。千葉県在住。自宅の裏庭に、「古民家(長屋門)」を移築し、スローライフも楽しんでいる。
■柳原三佳のHP http://www.mika-y.com/

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