柳原三佳のブログ

交通事故・死因究明問題などを追及する柳原三佳からの情報発信。あるときはジャーナリスト、あるときはノンフィクション作家、でも、1日の大半はお料理と芝刈りが大好きな「主婦」してま~す!

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「下川事件」(熊本)東京地裁判決

 今日から娘の高校もスタートし、我が家の夏休み気分も終わり。また、早起きしてお弁当作り……り……、という生活が戻ってきます。
 とはいえ、朝のお弁当作りも、あと数ヶ月で終わってしまうんだなあと思うと、なんとなく寂しいものです。(いや、ひょっとすると進学してもまだ続くかもしれませんが??)

 さて、昨日は、ずっと取材を続けている「下川事件」の判決がありました。
 この事件は、今年5月28日の「スーパーモーニング」で特集し、その2日後、国会でも取り上げられて話題になりました。
 日本一週ツーリング中だったライダーと、乗用車の衝突死亡事故。警察はバイクの一方的な追突事故として処理をしましたが、遺族は納得できず、ずっと事故の真実を追い続けてきました。
 そして、実況見分調書に貼付されている写真が、事故直後に撮られたものではないのではないか? という疑惑が浮上したのです。

 今回の裁判では、遺族が、
『熊本県警が虚偽の実況見分調書を作成したため死亡した息子に一方的な過失が問われ、精神的苦痛を被った』
 として熊本県を相手に損害賠償を求めていたのですが、8月25日、結果的に東京地裁は遺族の訴えを全て退ける判決を下しました。

 父親の下川正和さんは、昨夜、こう語っておられました。
「残念な結果ですが、これが現実です。裁判官にはこちらが出した客観的な証拠に対して具体的な理由を示した上で否定してもらいたいものです」
 そして、即日、控訴の意向を明らかにされました。

 つい先日最高裁で棄却された「高知白バイ事件」の片岡さんも、同じ気持ちでしょう。
 客観的な証拠を出しているのに、なぜ裁判官はそれを見ることも、検証することもせず、結果ありきの判決文を作文するのでしょうか?
 連続の裁判結果に、夏の疲労が噴出しそうです!
  1. 2008/08/26(火) 11:35:21|
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プロフィール

柳原三佳

Author:柳原三佳
<ジャーナリスト・ノンフィクション作家>
交通事故、司法問題等をテーマに執筆や講演活動を行う。「週刊朝日」などに連載した告発ルポをきっかけに自賠責制度の大改定につながったことも。2004年からは死因究明問題の取材にも力を入れ、犯罪捜査の根幹に一石を投じてきた。著書に「家族のもとへ、あなたを帰す ~東日本大震災 歯科医師たちの身元究明」「遺品~あなたを失った代わりに」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」「交通事故被害者は二度泣かされる」「自動車保険の落とし穴」「死因究明~葬られた真実」「焼かれる前に語れ」「交通事故鑑定人」「示談交渉人裏ファイル」「裁判官を信じるな」など多数。」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」は、NHKでドキュメンタリードラマ化された。「実父を医療過誤で亡くし、自らも医療過誤被害を受けた経験があり、現在は医療問題にも精力的に取り組んでいる。千葉県在住。自宅の裏庭に、「古民家(長屋門)」を移築し、スローライフも楽しんでいる。
■柳原三佳のHP http://www.mika-y.com/

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