柳原三佳のブログ

交通事故・死因究明問題などを追及する柳原三佳からの情報発信。あるときはジャーナリスト、あるときはノンフィクション作家、でも、1日の大半はお料理と芝刈りが大好きな「主婦」してま~す!

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「見せない」が前提だからできる「捏造」

 またしても、こんな事件が発覚しました。
 こういう不祥事は、調書の早期開示が実現すれば、やりたくったって無理でしょう。
 でも、ちゃんと逮捕して「おわび」をした新潟県警の対応はまだましだと思います。
 明らかに調書が捏造されているのに、それを放置したまま、「捏造はありえない」と突っぱねる警察も少なくないからです。

 最高裁で棄却された、高知の白バイ死亡事故、また、以前取材させていただいた、大阪の「澤野事件」などがその象徴的な事件です。
http://www.mika-y.com/info/sawano.html
 高知の事件ではスリップ痕が怪しいし、澤野事件では、目撃者の調書が、完全に捏造されているのですが……。


●調書偽造の警部補を逮捕 事故を早期に処理のため

 新潟県警の警部補が交通事故調書などを偽造していた問題で、県警捜査2課は28日、虚偽有印公文書作成・同行使の疑いで、五泉市大川前、交通企画課警部補、熊倉政彦容疑者(41)を逮捕した。動機は交通事故を早期に処理するためで、余罪は30-40件に上るという。

 調べによると熊倉容疑者は平成13年9月から18年3月まで小出署、18年3月から20年3月まで秋葉署に勤務し、交通事故事件捜査を担当。小出署に勤務していた17年11月、管内で発生した軽傷事故の捜査で、虚偽内容の供述調書2通を同12月ごろに作成するなど、計3件の軽傷事故で供述調書や実況見分調書など9通を偽造した疑い。

 同日、県警本部で会見した池田宏警務部長は「誠に遺憾。関係者の方々および県民の皆様の信頼を損ねたことに対し、深くおわび申し上げる」と陳謝。「他の職員に比べて業務上の過重な負担はなかった。交通違反切符の偽造などの余罪については、今後の捜査で明らかにしたい」と話した。

8月29日7時50分配信 産経新聞

  1. 2008/08/29(金) 20:01:18|
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プロフィール

柳原三佳

Author:柳原三佳
<ジャーナリスト・ノンフィクション作家>
交通事故、司法問題等をテーマに執筆や講演活動を行う。「週刊朝日」などに連載した告発ルポをきっかけに自賠責制度の大改定につながったことも。2004年からは死因究明問題の取材にも力を入れ、犯罪捜査の根幹に一石を投じてきた。著書に「家族のもとへ、あなたを帰す ~東日本大震災 歯科医師たちの身元究明」「遺品~あなたを失った代わりに」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」「交通事故被害者は二度泣かされる」「自動車保険の落とし穴」「死因究明~葬られた真実」「焼かれる前に語れ」「交通事故鑑定人」「示談交渉人裏ファイル」「裁判官を信じるな」など多数。」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」は、NHKでドキュメンタリードラマ化された。「実父を医療過誤で亡くし、自らも医療過誤被害を受けた経験があり、現在は医療問題にも精力的に取り組んでいる。千葉県在住。自宅の裏庭に、「古民家(長屋門)」を移築し、スローライフも楽しんでいる。
■柳原三佳のHP http://www.mika-y.com/

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