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私が昨年出版した、
「自動車保険の落とし穴」(朝日新書)のP76に、「取り上げられた保険証券」という記事が掲載されています。
この事件は、「週刊朝日」2006年10月20日号でも取り上げたのですが、ドライバーが即死し同乗者3名が重傷を負うという大事故を起こした車の任意保険が、ふたを開けてみれば、その車の保険ではなかった、つまり、このドライバーは、事故の数か月前に車を買い替え、その後、保険の満期更改をして保険料を支払っていたのですが、なぜか、保険証券に記載されている車体番号は、前に乗っていた車のままだったのです。
その後の経緯については、ぜひ本を読んでみてください。
契約者本人は亡くなっていますので、今となっては真実は闇の中です。しかし、保険会社は一度は自分たちのミスを認めて、車両入れ替えを行い、遺族から追徴保険料を領収していたのです。遺族は当然保険が有効になるものと信じて疑わなかったのですが、その後、保険会社は、「車両入れ替えの有無を確認した上で、更改手続きを行った」と反論してきているそうです。
この車に同乗していて重い脳障害を負った青年のお父さん(三塚さん)から、先日私宛に下記のメールが届きました。
三塚さんがご指摘の通り、保険会社から「車の入れ替えはありませんか?」と聞かれて、わざわざ嘘をついて「入れ替えはありません」と答えるでしょうか? だって、実際に、及川さんは新しい車に乗り換えていたのですから。
損保会社社員らの証人尋問は、12月14日、午後1時15分から東京地裁で行われます。
私も傍聴させていただく予定です。
車両入れ替えの手続きがなされていなかったのは、契約者の責任? それとも代理店(損保会社)の責任?
傍聴できる方は、ぜひお運びください。
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柳原 三佳 様
先月の30日月曜日に東京地裁におきまして証人尋問がありました。
今回は、及川栄記さん(事故で亡くなった契約者・及川英樹さんの父親)と私に対する尋問でした。
及川さんは、当初、私への報告としまして、代理店から、
「車両を訂正する手続きをします」
と連絡があり、そして、11月17日にあいおい側から3人が来て訂正手続きをした、その時、帰り際に代理店から、
「これで 有効になります」
と言われた、と聞いていましたし、私も、代理店から後日にですが、
「車両訂正手続きは保険を有効にするためのもので自分は今でも有効だと思っている」
そうはっきり聞いています。
しかし、現在のあいおい側の主張は、車の入れ替えも聞いていない、更新の際にも、本人(故及川英樹さん)と連絡を取り、車の変更等は無いか、と聞いているが、その時、車の買い替えは有りません、との回答を得ている、との有り得ない主張に変わっております。
完全に死人に口無し、を良いことに嘘をついて来ております。
故及川英樹さんは、経済的に苦しいなか、一生懸命に保険料を払っていたそうです。それなのに、保険が無効になる様な答え方をするはずも無く、おいおい損保の主張は呆れるものとなっております。
代理店のいい加減な対応を見ましても、聞いていたのにもかかわらず、忘れていた可能性が大ですし、その後の更新も、故及川英樹さんと連絡をとらないまま更新手続きを取ったことは状況証拠からして動かし様がありません。
いずれに、しましても、契約者保護を目的に施行された、保険業法を、完全に犯しております、あいおい損保の非道な行為を、わたくしは到底ゆるす事が出来ません。
更に、あいおい損保の「嘘」により、私の人生も生活も二重、三重の被害にあっている状況です。
しかし、いずれにしましても、ここまでこれましたのも、柳原様のお陰であると深く感謝しております。
次回は、12月14日(月)13時15分から、あいおい側3人の尋問が行われます。
今後とも、どうか、最後までお力添えをお願い申しあげます。
三塚誠一
- 2009/12/11(金) 13:44:31|
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