柳原三佳のブログ

交通事故・死因究明問題などを追及する柳原三佳からの情報発信。あるときはジャーナリスト、あるときはノンフィクション作家、でも、1日の大半はお料理と芝刈りが大好きな「主婦」してま~す!

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「あいおい損保契約取り消し事件」 和解成立せず4月に判決!

 かねてからレポートしている、「あいおい損保契約取り消し事件」の被害者から、民事裁判の続報が入ってきました。
 和解は成立せず、4月19日に東京地裁で一審判決が下されることになりました。
 この事件については、拙著「自動車保険の落とし穴」(朝日新書)の中に収録されていますので、ぜひ読んでみてください。

 この事件については、保険業務携わる方々からも、損保会社のやり方に疑問の声が上がっています。
 保険料を領収するということが、どういう意味を持つのか? 
 判決の結果を見て、また多くの方々と意見交換をしながら考えていきたいと思っています。

 以下は、裁判の原告である三塚さんからのメールです。
 三塚さんの息子さんはこの事故で脳に重い障害を負われましたが、同乗していた車の任意保険が「車両入れ替えの手続きが不備だった」という理由で、契約取り消しとされ、任意保険から賠償を受けることができないままです。
 しかし、この保険の契約者はすでに死亡しているため、車両入れ替えの告知があったか、なかったか? という点が争いになっています。
 ちなみに、あいおい損保は、事故が起こった後、満期日にさかのぼって車両入れ替え手続きを行い、契約者の遺族から追徴保険料を領収していましたが、後にそれは間違いだったと言って、契約を一方的に取り消してきた、という流れです。

 なお、私はこの裁判で、あいおい損保側の3人の証人尋問を傍聴してきました。
 その内容には、納得できない点がいくつもありました。
 証人尋問調書を検証する必要もあると考えています。ぜひ業界関係者のご協力をお願いいたします!
 
****************************************************

<三塚さんからのメール>

柳原 三佳 様

「3月2日に2回目の和解協議が行われましたが不調に終わりました
 裁判官からの要請もあり、こちらもかなり妥協したのですが、わずかの違いでしたが、良かったのか悪かったのか複雑な思いです。
 
 そもそもですが、問題は車両入れ替えの告知が有ったのか無かったのか、という点につきます。
 あいおい損保さんは、あくまでも「告知は無かった」と強く主張しておりますが、私は当時、契約の無効を言い始めたので代理店のS社長から話を聞いておりました。
 代理店のS社長からは、「保険契約は有効にしましたので、今でも有効だと私は思っております」との話を受けており、たしか、当時の話は記録していたと思います。

 今回の裁判を通して確認できたのは、私の推測によると、次の様なストーリーだと思います。

 事故後、保険証券に記載されている車両が、事故車と違うことを知った代理店のS社長は、契約者から車両入れ替えの告知を受けていたのに、その、手続をしていなかった事をあいおい損保の営業部Y氏に相談しました。
 それで、あいおい損保本社と連絡を取りながら車両の訂正手続をする事になったものです。
 
 平成17年11月17日、契約者宅を訪れ、車両訂正手続を行いました。
 その時は、代理店のS社長、おいおいの営業担当Y氏、サービスセンターのY所長の3人で契約者宅を訪問しています。
 車両訂正の手続に同行したサービスセンターのY所長は査定部の責任者です。
 Y所長は契約者のたたずまいや契約に対する知識度合いなどを観察して帰りました。
 もちろん契約者は亡くなっており何の主張も出来ません。
 そこで、これはつぶせる、と判断したのでしょうか、早速、代理店のS社長と会い、強要したか利益誘導を図ったものかは分かりませんが、告知は無かった事に協力させた事が浮き彫りになって来ました。

 契約者が車両を入れ替えた直ぐその後に満期の更新があったのですが、代理店のS社長は、「本人に電話で確認したがその時には、車両の入替はないと言われた」と言っています。が、S社長が出してきた通話記録は2秒と10秒の2回分でした。
 こんな事で更新など出来るはずは有りませんので、要するに連絡は取れていなかった事を示すものとなりました。

 少なくとも、車両訂正の手続きのときに、あいおい損保さんの社員2名が同行していたのです。
 それなのに……?
 あいおい損保さんは、会社ぐるみで今回の契約取り消し事件を後押しをしている、と言われても弁解の余地がないと思います。

 はたして、裁判所がどの様な判断をするのか? ですが、常識的には告知が無ければ、あいおい損保さんも訂正手続をしなかったでしょうし、車両を買い換えた直後の更新手続も正常に行われていれば、そこで車両の訂正手続も出来た訳ですから、結論はだれが考えても分かり切ったものだと思います。
 
 4月19日が1審の判決言い渡し日となりましたので、メールさせて頂きました。

 どうか、柳原さんもお体に気をつけて活動されます様にお祈り申し上げます」
  1. 2010/03/10(水) 12:13:20|
  2. ミカの日記

プロフィール

柳原三佳

Author:柳原三佳
<ジャーナリスト・ノンフィクション作家>
交通事故、司法問題等をテーマに執筆や講演活動を行う。「週刊朝日」などに連載した告発ルポをきっかけに自賠責制度の大改定につながったことも。2004年からは死因究明問題の取材にも力を入れ、犯罪捜査の根幹に一石を投じてきた。著書に「家族のもとへ、あなたを帰す ~東日本大震災 歯科医師たちの身元究明」「遺品~あなたを失った代わりに」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」「交通事故被害者は二度泣かされる」「自動車保険の落とし穴」「死因究明~葬られた真実」「焼かれる前に語れ」「交通事故鑑定人」「示談交渉人裏ファイル」「裁判官を信じるな」など多数。」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」は、NHKでドキュメンタリードラマ化された。「実父を医療過誤で亡くし、自らも医療過誤被害を受けた経験があり、現在は医療問題にも精力的に取り組んでいる。千葉県在住。自宅の裏庭に、「古民家(長屋門)」を移築し、スローライフも楽しんでいる。
■柳原三佳のHP http://www.mika-y.com/

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