柳原三佳のブログ

交通事故・死因究明問題などを追及する柳原三佳からの情報発信。あるときはジャーナリスト、あるときはノンフィクション作家、でも、1日の大半はお料理と芝刈りが大好きな「主婦」してま~す!

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控訴断念……

 3月20日のブログでご紹介した、滋賀県で起こったひき逃げ死亡事故。昨日、ご遺族が検察庁に行かれたそうですが、結果的に、控訴はしない方針で決まったそうです。
 それにしてもこの事件、そもそもなぜ、「救護義務違反」(ひき逃げ)で起訴することができなかったのか?
 この点について、さまざまなご意見が寄せられています。
 今日もその続きをご紹介したいと思います。

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<東京都・Nさんからのメール>

3月20日掲載のブログ(標題タイトル)を拝見しました。
被害者のご家族は誠にお気の毒としか言いようがありませんが、裁判に関して素人ながら感想と今後の対応について思うところを書いてみます。

まず、刑事事件としての扱いですが、検察が救護義務違反で起訴出来なかったところで明暗が大きく分かれたように思います。

自動車運転過失致死のみの起訴となりますと、刑法上、検察の求刑(量刑)に対する裁判所の判決はそれほど軽いとは思えません。
では、求刑が軽かったのかというと、これも過失致死だけですとそれ程軽くは無いように思います。

裁判所としては求刑(懲役刑)に対して一ランク落として禁固とした上で、執行猶予を最大限(5年以上はない)付けたという事は
「仮にその間、無免許運転などやったら一発取り消しで収監するぞ、5年間謹慎しろよ!」と言っているようなものですから、それ程甘くはないと思われます。
酷なようですが、裁判官を責めるのはちょっと無理があるような気がします。
検察も控訴審に持ち込むかどうかとなると、求刑に対して一応の量刑は得られたと見るでしょうから、控訴審もちょっと期待できないような気がします。

検察がなぜ「救護義務違反」で起訴できなかったかに尽きますね。

そこで今後の対応ですが、検察審査会に「救護義務違反」で審査請求するしかないと思います。
市民感覚としては、大型トレーラならともかく、軽自動車で二人を跳ねておいて気がつかなかったなどあり得ない、というのが普通でしょうし、その後の加害者の行動、あわてぶりを見れば言い逃れは出来ないと思います。
検察が起訴に持ち込めなかったのは自白、或いは有力な証言などが得られず、加害者の言う話を覆すだけの証拠が得られなかったということでしょうから、検察審査会に判断を委ねるしか無いと思いますが、如何でしょう。

もう一つは民事ですね。民事で罪状を問う事はできないわけですが、補償に関してそれなりの裏付けの為の審議が行われる筈ですからそこで明らかにしていく方法があろうかと思います。

検察審査会はご存じのとおり一般市民の議決ですから、弁護士と相談し、上手に説得力のなる申立理由にまとめて頂いては如何でしょう。

いずれにしても柳原さんのようなジャーナリストが傍にいてくれるほど心強いものはありませんので、お時間の許す限りサポートされますよう期待致します。

個人的な意見ですが、加害者の年齢(30歳)をみると、まだまだ人生経験が足らなくて罪を逃れることに腐心しているのだろうと思いますが、年齢を重ねていくと人を殺しておきながら嘘をついて逃れる人生が如何に大きな荷物となって圧し掛かってくるか、未だ気が付いてないのでしょう。
潔く罪を認めて被害者を弔う姿勢に切りかえていって欲しいものだ、と思います。

勝手な事をかきましたが、以上、ブログを拝見しての感想です。
失礼いたしました。

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●息子さんを飲酒事故で亡くされた椋樹立芳さんからは、ご自身のHPにもこの件をアップされたとのことで、ご連絡をいただきました。
http://www.zc.ztv.ne.jp/abj5yi75/index.html

  1. 2010/03/24(水) 14:03:52|
  2. ミカの日記

プロフィール

柳原三佳

Author:柳原三佳
<ジャーナリスト・ノンフィクション作家>
交通事故、司法問題等をテーマに執筆や講演活動を行う。「週刊朝日」などに連載した告発ルポをきっかけに自賠責制度の大改定につながったことも。2004年からは死因究明問題の取材にも力を入れ、犯罪捜査の根幹に一石を投じてきた。著書に「家族のもとへ、あなたを帰す ~東日本大震災 歯科医師たちの身元究明」「遺品~あなたを失った代わりに」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」「交通事故被害者は二度泣かされる」「自動車保険の落とし穴」「死因究明~葬られた真実」「焼かれる前に語れ」「交通事故鑑定人」「示談交渉人裏ファイル」「裁判官を信じるな」など多数。」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」は、NHKでドキュメンタリードラマ化された。「実父を医療過誤で亡くし、自らも医療過誤被害を受けた経験があり、現在は医療問題にも精力的に取り組んでいる。千葉県在住。自宅の裏庭に、「古民家(長屋門)」を移築し、スローライフも楽しんでいる。
■柳原三佳のHP http://www.mika-y.com/

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