柳原三佳のブログ

交通事故・死因究明問題などを追及する柳原三佳からの情報発信。あるときはジャーナリスト、あるときはノンフィクション作家、でも、1日の大半はお料理と芝刈りが大好きな「主婦」してま~す!

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明日は愛媛白バイ事件の国賠訴訟判決!

 明日はいよいよ、愛媛白バイ事件の国賠訴訟判決です。
 午後1時10分から、松山地裁で言い渡されます。さて、どんな判決になるのでしょうか。
 夕方からは、判決の報告会と講演会が行われます。
http://www.mika-y.com/ehimehanketu.pdf
 お近くの方はぜひお運びくださいね!
 
 
 タイミング良く、今週の「週刊朝日」に、愛媛と高知の白バイ事件の記事が掲載されました。
 で、今日、さっそく「サイゾー」の編集の方から連絡をいただいたのですが、今回の記事、週刊誌スクープ大賞の第3位に輝いた(?)とか。
http://www.cyzo.com/2010/03/post_4198.html
 今回の記事、多くの方に読んでいただけると嬉しいです!

第3位
「白バイ事故でわかる警察が『被害者』を『加害者』にする手口」
        (「週刊朝日」4月9日号)


 さて、今週の3位は、「朝日」お得意の警察批判である。ジャーナリストの柳原三佳氏は、起訴率にも官民格差があるという。『犯罪白書』や法務省刑事局提供のデータをもとに計算したところ、「1998年の交通関係業過(業務上過失致死・傷害または重過失致死罪)における正式起訴率は全体では0.79%だが、公務員では0.07%と11分の1にすぎなかった。02年で比べても公務員の正式起訴率は、民間人を含む全体の4分の1だった」(柳原氏)というのだ。

 また柳原氏は、「この裏側には、警察や検察が、『調書の非開示』を盾に、意のままに捜査結果を操れるという恐ろしい現実が隠れているのではないか」という疑問を呈する。

 元バス運転手の片岡晴彦さん(56)は、今年の2月23日に禁固1年4カ月の刑を終えて出所した。

 その事故は、06年3月3日午後2時34分に、高知県春野町の国道で発生した。

 その日片岡さんは、卒業遠足を楽しむ中学3年生22人と引率者が乗車したバスを運転していた。レストランで食事をした後、バスは駐車場を出て一時停止し、右折しようと交差点の中央まで進んで、左右の車が途切れるのを待つために停止していた。そこに、高知県警交通機動隊の白バイが突然、バスの右前角に衝突したのだ。

 白バイ隊員は即死したが、バスに乗っている人間に怪我はなかった。しかし、片岡さんは、「バスが安全運転を怠って国道に出て白バイをはねた後、急ブレーキをかけて、倒れたバイクを3メートル引きずった」として、逮捕されてしまうのだ。

 片岡さんは、検察の取り調べのなかで、警察が実況見分調書に、自分が知らない黒々とした2本のスリップ痕の写真をつけていたことを知る。バスを止めていたという彼の言い分を、裁判所は聞こうともしなかった。

 バスに乗っていた生徒も、事故当時、乗用車を運転してバスのすぐ後ろにいた中学校の校長も、衝突のときバスは間違いなく止まっていたと証言したにもかかわらず、執行猶予もつかない禁固刑が確定してしまったのだ。

 これと酷似したバイク事故は愛媛県でも発生していた。長男が白バイとの衝突事故で重傷を負ったにもかかわらず、業務上過失傷害罪で書類送検され、高裁で「原判決には重大な事実誤認や処分の著しい不当がある」として差し戻され、ようやく「無罪」を勝ち取った山本純子さん(41)はこう語っている。

「(中略)警察が作った調書類を見て、そのからくりがわかりました。でたらめな鑑定書や捜査報告書で事故状況をつくり上げ、それを検察官や裁判官も鵜呑みにして、息子を非行少年に仕立て上げたのです」

 警察は、仲間の処分を軽くするだけではなく、警察組織としての責任を逃れるという大きな目的が存在するのかもしれないと、筆者は批判しているが、この国の歪んだ司法の一端が浮かび上がるいいレポートだ。
  1. 2010/03/30(火) 22:25:17|
  2. ミカの日記

プロフィール

柳原三佳

Author:柳原三佳
<ジャーナリスト・ノンフィクション作家>
交通事故、司法問題等をテーマに執筆や講演活動を行う。「週刊朝日」などに連載した告発ルポをきっかけに自賠責制度の大改定につながったことも。2004年からは死因究明問題の取材にも力を入れ、犯罪捜査の根幹に一石を投じてきた。著書に「家族のもとへ、あなたを帰す ~東日本大震災 歯科医師たちの身元究明」「遺品~あなたを失った代わりに」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」「交通事故被害者は二度泣かされる」「自動車保険の落とし穴」「死因究明~葬られた真実」「焼かれる前に語れ」「交通事故鑑定人」「示談交渉人裏ファイル」「裁判官を信じるな」など多数。」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」は、NHKでドキュメンタリードラマ化された。「実父を医療過誤で亡くし、自らも医療過誤被害を受けた経験があり、現在は医療問題にも精力的に取り組んでいる。千葉県在住。自宅の裏庭に、「古民家(長屋門)」を移築し、スローライフも楽しんでいる。
■柳原三佳のHP http://www.mika-y.com/

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