柳原三佳のブログ

交通事故・死因究明問題などを追及する柳原三佳からの情報発信。あるときはジャーナリスト、あるときはノンフィクション作家、でも、1日の大半はお料理と芝刈りが大好きな「主婦」してま~す!

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

障害を乗り越えて……。義足でライダー復活!

 クーラーにやられてしまったのか? 週末はのどが腫れて、ダウン気味でした。
 身体のどこかが痛くなったり、具合が悪くなると、気分まで落ち込んでしまうものですが、もし、他人の不法行為のせいでそういう状態にさせられたら、どんなに悔しく、苦しいことでしょうか……。

 偶然ですが、ここ数日、バイク事故(といっても、相手の車が全面的に悪い事故)で、重い後遺障害を負った方々からのメールや電話が相次ぎました。
  
 一瞬の事故で右腕の機能を失った後藤さんは、『巻子の言霊』を読んで、こんなメールをくださいました。一部抜粋します。
 
『……何とも松尾ご夫婦と僕では人間性が違いすぎて、コメントするなんてオコガマしい事この上ないと思います。
 とは言え、心が騒いでしまったのも事実で、何かを伝えたくてメールしました。

 冒頭部分で「宇宙から見た地球云々…」の文が目にとまりました。
 僕も前世等、宗教的な考え方は否定しますが、では、何故僕は事故に遇ってしまったのか?

 僕はこう考える事にしています。

 それは、その瞬間、そこに居たから…。
 
 例えばその交通事故を上空から見ていた者が居たとします。
 当事者には出会い頭であっても上から見れば双方が近づいて来てぶつかった。
 おこるべくして起きた現象なのですね(極論ですが…)。
 偶然なんてそう易々と起こる事ではないと思っています。
 突き詰めればそれなりの理由があるはずです。

 心残りなのは、「加害者が信号待ちの車をセンターラインを越えて自店の前の路地に入る」という行為を日常的に繰り返していたというのに、それが何故僕の記憶になかったのか?。
 毎日通勤していた道なのですから。
 危険行為をする人間が居ると認識出来ていれば回避していたはずです。
 この理由も解らずじまいでした。』


 なぜ、自分は事故に遭遇したのか?
 せめて1秒、タイミングがずれていたら……。

 その事故を、起こるべくして起こった現象であり、理由があったのだという考えに至るまでに、彼はいったいどれだけの年月を費やしたことでしょうか。
 後藤さんは今も、真実を追い求めて裁判をしていたころを思い出すと、涙が出てくるとおっしゃいました。でも、今は、あの時の苦しみを乗り越えて、お仕事も頑張っておられます。

 もう一通のメールは、7月号の「ミスターバイク」で取り上げた丸野さんからです。
 彼は不可抗力の事故で、右足を切断という大きな障害を負いました。
 しかし、失意のどん底から這い上がり、再び義足でのバイクライフを取り戻したのです!
 そこには、奥さんと3人の子供さん、そしてご両親らの協力がありました。

 8月13日に届いたメールには、ミッション付きのバイク免許更新を知らせるものでした。
 これがどんなにすごいことなのか! バイク乗りの方ならお分かりだと思います。

丸野義足免許

 柳原さま

本日、鴻巣運転試験場にて条件変更手続きして来ました。
バイクの改造箇所、実技等問題なくミッション付きに乗れるようになりました。

朝、9:00に適性検査室にて条件変更の書類を製作し(印紙代¥1700)、11:00ごろになぜか試験車両ホンダの750ccにて跨りサイドスタンドを外せて、バイクを支える事が出来るかの確認。
その後、別の試験官にて実際に乗るバイクの改造箇所の確認、コース実走行を行い、条件変更合格を頂きました。
午後からの免許条件書き換えの為、免許を受取ったのは14:30ごろでした。
帰りはバイクにて一般道、高速、一般道と40km強を乗って帰って来ました。

明日は朝から外装パーツを早速交換し残りの夏休みを楽しみたいと思います。


 そして、一昨日届いたメールは、なんと1日で450キロのツーリングを楽しんだという報告でした!

柳原様

今晩は、ご無沙汰してます。
相変わらず暑い日が続き少々バテ気味ですが、気分転換で本日、10年ぶりに高速道路を使い長野県の野辺山にある国立天文台に行って来ました。
朝、6:40過ぎにこちらを出発し圏央道+関越+上越を使い佐久ICで元同僚と8:30に待ち合わせし9:00に佐久を出発し10時過ぎに目的地野辺山に到着しましたが、45m電波望遠鏡までは(施設内は車両乗り入れ禁止で)徒歩で頑張って歩きました。往復で2Km前後でしたが一度でこれだけの距離を杖等なしで歩行したのは何時以来の事やら?

その後、白樺湖、女神湖等を見て15:30ごろには佐久に戻って、単身赴任していた時に良く晩御飯を食べに行っていたレンストランで非常に美味しいハンバーガーを食べ大休憩をとり17:20頃に佐久ICに乗り19:00過ぎに自宅に戻りました。
走行距離は全部で450Km弱を走破しました。

今回のツーリングで分かったこと高速走行のスピードは100~110Kmぐらいが快適でそれ以上は風圧が強く疲れる、また停車時、サイドスタンドを出す為に義足で車重を支えるのには気合と根性が必要(かなり怖いです)、左コーナーで押さえがほとんど効かない、特に低速左コーナー、右折時が怖かったです。
でも風を切って走る体感はやはり最高でした。
車では決して味わえる事の出来ない感覚ですよね、改めて義足になっても自分はバイク側の人間だと再認識しました。

後、サイドスタンドを出す場所(バイクの停車した場所の路面状態)で何箇所かサイドスタンドを出す事が出来ませんでした、スタンド出す側の路面が若干右側より高くなっていると今以上に右に車体を傾けなければならなくなりもし右側にバランス取れず転倒した事を想像すると正直身体が硬直し踏ん切りも付かず、少し自分のビビリに嫌になりました。出せない時は同僚にスタンド出してもらいました。

下りと停車時のリアブレーキの使い方ももっと練習と慣れが必要ですね、リアブレーキ位置も少し改善が必要だと感じました。

怪我する前と比べると確実にスピードは遅くなりましたが、安全に走る為に少しは考えて走れるようになったような気がします
ゆっくりステップアップし今よりも確実に走れるように体力、技術、セーフティの向上を目指したいと思います。

WR250Xが8/13に納車され今日のツーリングで総走行距離が1000Kmとなりました
明日はオイル交換してもらいつつ、サイドスタンド、リアブレーキ位置、形状等の打合せしてきます。


 これは、以前乗っておられたバイクですが、義足とはわからないほど決まってますよね!
10 006
 丸野さんは、障害者のバスケットにも力を入れておられます。かっこいいですね!
10 025

 不可抗力の事故に遭い、たくさんの夢を奪われながらも、こうして悔しさを乗り越え、前向きにチャレンジされている人たちからのメッセージ。 
 私も夏バテに負けず、著書やブログで、これからもたくさん伝えていかなければ! と思っています。
  1. 2010/09/06(月) 13:10:50|
  2. ミカの日記

プロフィール

柳原三佳

Author:柳原三佳
<ジャーナリスト・ノンフィクション作家>
交通事故、司法問題等をテーマに執筆や講演活動を行う。「週刊朝日」などに連載した告発ルポをきっかけに自賠責制度の大改定につながったことも。2004年からは死因究明問題の取材にも力を入れ、犯罪捜査の根幹に一石を投じてきた。著書に「家族のもとへ、あなたを帰す ~東日本大震災 歯科医師たちの身元究明」「遺品~あなたを失った代わりに」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」「交通事故被害者は二度泣かされる」「自動車保険の落とし穴」「死因究明~葬られた真実」「焼かれる前に語れ」「交通事故鑑定人」「示談交渉人裏ファイル」「裁判官を信じるな」など多数。」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」は、NHKでドキュメンタリードラマ化された。「実父を医療過誤で亡くし、自らも医療過誤被害を受けた経験があり、現在は医療問題にも精力的に取り組んでいる。千葉県在住。自宅の裏庭に、「古民家(長屋門)」を移築し、スローライフも楽しんでいる。
■柳原三佳のHP http://www.mika-y.com/

最近の記事

カテゴリー

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。