柳原三佳のブログ

交通事故・死因究明問題などを追及する柳原三佳からの情報発信。あるときはジャーナリスト、あるときはノンフィクション作家、でも、1日の大半はお料理と芝刈りが大好きな「主婦」してま~す!

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「NPO法人Fine」のブログより

 総裁選挙が終わりましたね。
 開票の様子をライブで見終わり、窓を開けると、そよそよと涼しい風が入ってきました。
 庭では、フェニックスの木が今年も大量のオレンジ色の実をボトボトと落としています。
 落ちた直後はいい香りがするのですが、すぐに熟してしまうので、大急ぎで片づけなければなりません。
 この実、お酒に漬けたりいろいろ試してみるのですが、他に何か良い活用方法はないものでしょうか???

 さて、今朝、友人から連絡を受けて知ったのですが、「NPO法人Fine~現在・過去・未来の不妊体験者を支援する会~」のブログに、『巻子の言霊』の感想文が掲載されているとのこと。
 さっそく読ませていただき、また胸がジン、としました。
 赤ちゃんがほしい……、その思いは、経験した女性にしかわからないものだと思います。
 こうしたNPOで、たくさんの方々が交流しておられることを、改めて知りました。
 不妊治療を体験されたスタッフの方には、巻子さんが会話補助機で綴られた、この言葉が響いたようです。

「あかちゃんがほしいのです だっこしたいのです」

 9月12日付ブログの一部をご紹介したいと思います。
 感想文を書いてくださった、たかぼんさん、ありがとうございます。

************************************************

 NPO法人Fine ~現在・過去・未来の不妊体験者を支援する会~ のスタッフブログです。
http://blog.livedoor.jp/npofine/archives/65408200.html
 スタッフは、全員が『不妊体験者』です。

 こんにちは。Fineメンバーのたかぼんです。
 ステキな本に出会いました!
『巻子の言霊』柳原三佳著・講談社)

交通事故によって全身麻痺になった妻・巻子さん(65歳)、献身的に支える夫・幸郎さん(73歳)。
この本は、松尾さん夫婦を取材したノンフィクションです。

著者の柳原三佳さんは、交通事故問題や死因究明をテーマに多くの記事を手がけるノンフィクションライター。
★柳原さんのサイトhttp://www.mika-y.com/

本書にも、医療制度の問題点や交通事故被害者を苦しめる理不尽な賠償など、社会問題が凝縮されています。

しかし、ここでこの本を紹介するのは……

「家族の絆」が描かれているからです。

巻子さんは全身麻痺で体を動かすことも、口から物を食べることも、言葉を発することもできません。
けれど、意識ははっきりしているのです。
どれほどの苦しみでしょうか?

現在は、幸郎さんの問いかけに目をパチパチして答えることでコミュニケーションをとったり、
会話補助機を工夫しながら使って、意思表示しています。

あるとき、長時間かけて巻子さんが表現した言葉は……

「あかちゃんがほしいのです だっこしたいのです」

この意味を、幸郎さんは
「もうすぐ海外から帰国する娘夫婦の子ども(孫)を抱きたいのだろう」
と理解しました。

手はおろか、体を動かすことができない巻子さんは、孫を抱くことができません。

「そんな、ごく当たり前の望みすら叶わぬ哀れさを思うと、幸郎さんは巻子さんにかける言葉が見つからず、ただ
額をさすりながら涙するしかなかった。」(本書より)

ご夫妻には、美樹さんと幸哉さんという二人の子がいます。
一家は長くアメリカで暮らし、現在は松尾さん夫妻は日本で、美樹さんと幸哉さんは海外で暮らしています。

帰国した美樹さんと著者の柳原さんが対面し、話をするシーンはとても印象的です。

美樹さんは、前出の言葉をどう捉えたかを伝え、柳原さんも「やはり」とうなずきます。それは・・・

「あの言葉は、マミー自身が自分の赤ちゃんを欲しいという気持ちで言ったのではないかと……」

美樹さんの言葉が、胸に響きます。

夫婦と家族の深い愛情と絆に、心を打たれました。

夫婦ってなんだろう?
親子って?
子どもって?
いつまでも消えない「子どもがほしい」という思い……。

巻子さんが渾身の思いで発した
「あかちゃんがほしいのです だっこしたいのです」

あなただったら、この言葉をどう受け止めますか?

不妊を体験した私たちは、そうでない人とは違った思いがあるのでは……と思います。

もし読まれたら、ぜひ感想を聞かせてくださいね。

私は、何度も何度も落涙。(T_T)
今日も読み返して、また涙があふれています。

  1. 2010/09/14(火) 17:14:20|
  2. ミカの日記

プロフィール

柳原三佳

Author:柳原三佳
<ジャーナリスト・ノンフィクション作家>
交通事故、司法問題等をテーマに執筆や講演活動を行う。「週刊朝日」などに連載した告発ルポをきっかけに自賠責制度の大改定につながったことも。2004年からは死因究明問題の取材にも力を入れ、犯罪捜査の根幹に一石を投じてきた。著書に「家族のもとへ、あなたを帰す ~東日本大震災 歯科医師たちの身元究明」「遺品~あなたを失った代わりに」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」「交通事故被害者は二度泣かされる」「自動車保険の落とし穴」「死因究明~葬られた真実」「焼かれる前に語れ」「交通事故鑑定人」「示談交渉人裏ファイル」「裁判官を信じるな」など多数。」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」は、NHKでドキュメンタリードラマ化された。「実父を医療過誤で亡くし、自らも医療過誤被害を受けた経験があり、現在は医療問題にも精力的に取り組んでいる。千葉県在住。自宅の裏庭に、「古民家(長屋門)」を移築し、スローライフも楽しんでいる。
■柳原三佳のHP http://www.mika-y.com/

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