柳原三佳のブログ

交通事故・死因究明問題などを追及する柳原三佳からの情報発信。あるときはジャーナリスト、あるときはノンフィクション作家、でも、1日の大半はお料理と芝刈りが大好きな「主婦」してま~す!

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損保会社と闘う、被害者の訴え

 昨日、関東地方で放映された「スーパーJチャンネル」(愛媛白バイ事件特集)、ご覧になりましたでしょうか。これまで、朝の「スーパーモーニング」で何度も取り上げてきましたが、夕方の時間帯で放送されるのは初めてだったので、今回初めて知ったという方も多いのではないでしょうか。
 今回は、バイクに残された傷から、『少年のバイクは止まっていた可能性が極めて高い』という結論が導き出されていました。この結果が、裁判にも反映されるとよいのですが……。
 とにかく、高松高裁の裁判官による現場検証に期待したいと思います。

 さて、最近、損保会社の理不尽な対応に苦しんでいるという方々から、連日のようにメールが入ってきます。
 みなさん、相当ご苦労されているようです。
 とにかく、この実態を公表したいという思いで、私にメールをくださっている方が多いので、このブログを使って、届いたご意見や体験談をご紹介していきたいと思います。

 今回は、Kさんという男性のご体験です。
 長文ですが、以下に転記いたします。
 私のもとには、被害者の方の実名で寄せられていますが、ブログではあえて匿名にしたため、損保会社名も伏せています。
 それにしても、被害者との会話の中で「利益追求」という言葉を使ったとは……。

 メッセージがありましたら、柳原三佳まで、メールでおよせください。
 mika-y@mika-y.com

*********************************************

 私は、平成2年に交通事故にあい、関節に後遺障害が残り、平成7年に示談が成立しました。
平成9年に別の病院で痛み軽減のための手術を受けました。
それ以来、漠然とですが、平成2年に行われた後遺障害等級認定が正しく審理されたのだろうか、疑念を抱くようになりました。
その後、当時、保険会社が認定に使用した、社外厳秘の調査書と当時のレントゲンを入手することが、できました。
そのレントゲンを見ると、関節として機能しているのだろうか、と思うほど変形、損傷がひどく、当時の診療医の説明と、全く違うものでした。
また、損保の調査書では、保険会社顧問医の意見が添えられていて、それによると、X-Pから拘縮が原因と断定していました。
関節部に著しい変形を残し、骨の損傷が確認できる状態で、X-Pから拘縮と判断できないはずです。
これは、障害等級を低い10級に誘導するために、保険会社顧問医の医師としての影響力を悪用した悪質な保険不払いと考えています。

これを、保険会社に訴えたところ、「利益追求」とのことでした。

 弁護士に相談したところ、障害等級が10級ではなかった事を、証明できれば・・・・・・との事でした。
 当時の、診療医が出した診断を覆してくれる、協力医が見つかりません・・・・・
 この、等級認定に係る保険会社による、不正の解明をしたいのですが、素人では、どうにもなりません。
保険会社の巨大な圧力の前で、泣き寝入りはしたくありません。

■「利益追求」発言の件を改めて詳しく説明します

平成2年5月  交通事故にあう

平成3年12月 後遺障害10級10号の認定

平成7年6月  示談成立

平成9年3月  別の病院で痛み軽減の手術

平成18年5月 再治療分の請求の話し合いの場を調停にうつす 

平成18年の調停には相手方損保の顧問弁護士が出頭しました。

 調停委員2名は保険会社関係者か相手方弁護士の協力者だと思います。
 紳士的な対応でしたが、相手方弁護士を擁護する発言が目立ちました。
 その調停の話し合いの最中に平成3年12月の後遺障害認定のさいに当時、損保が作成した社外厳秘の調査書を入手することができました。
 その調査書には当時、損保の顧問医が10級に該当する根拠として、X-Pから拘縮(すじが癒着したり筋肉が硬くなる)が原因と意見しています。

 その後、平成2年当時のX-Pが病院に残っていることを知り、入手し確認したところ右手関節部(骨)に著しい損傷がありました。
 医学的知識のない私が見てもひどいものでした。
 これは当時の診療医から説明を受けていませんでた。

 現在、病院にもなぜ説明してもらえなかったのか、説明を求めていますが、はぐらかされ続けています。
 拘縮について私が調べた範囲では、今回のように骨に著しい損傷がある場合、拘縮と断定することは、できないのではないかと思っています。
 拘縮と判断できるのは骨に全く異常がない場合で、しかもその判断は難しいと聞きました。
 これは等級の低い10級に誘導するため医師の意見を悪用した悪質な保険不払いと私は考えます。

 そのことを平成18年5月に行っていた調停の場で、相手方の顧問弁護士に対し追求したところ、調停委員から「保険会社とは利益追求する所だから・・・・・・」と発言がありました。
 その時、顧問弁護士はこちらを向くことなく、無言で否定しませんでした。
 そして、なぜ拘縮と断言できるのか理由を求めてまいりましたが、現在まで説明を受けることができていません。
 その後の平成19年になり、損保から平成2年当時の後遺障害の状態がどうであったのか審理したいので、当時の記録(X-P)が欲しいと連絡がありました。
 損保会社によると病院から直接X-Pをとりつけたいので私の手元にあったX-Pをいったん病院へ返却して欲しいとの事でした。

 私がX-Pを病院の受付に返却しその際に「近々、再利用するのでマイクロフイルムにすることなくこのままの形で大切に保管しておいて下さい」と伝え返却しました。
 その後、損保会社から連絡があり、病院に記録は一切残っていないとの事。
 それを病院に問い合わせると、どこにあるかわからなくなったとの事、「大切に保管して・・・・・・」と言った、1ヶ月半ほどの間の出来事です。

 X-Pの原本は証拠隠滅にあい、無くなってしまいました。
 日本語が通じず、あきれるばかりです。
 X-Pを病院に返却する前に複写し手元に保管しています。損保会社も現在は承知しています。
 今回と同じような不払いにあい、それを知らずにすごされている交通事故被害者が大勢いると確信しています。

 これが社会問題となり、被害者救済に向けての礎になることをつよく願います。
  1. 2010/11/19(金) 23:52:53|
  2. ミカの日記

プロフィール

柳原三佳

Author:柳原三佳
<ジャーナリスト・ノンフィクション作家>
交通事故、司法問題等をテーマに執筆や講演活動を行う。「週刊朝日」などに連載した告発ルポをきっかけに自賠責制度の大改定につながったことも。2004年からは死因究明問題の取材にも力を入れ、犯罪捜査の根幹に一石を投じてきた。著書に「家族のもとへ、あなたを帰す ~東日本大震災 歯科医師たちの身元究明」「遺品~あなたを失った代わりに」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」「交通事故被害者は二度泣かされる」「自動車保険の落とし穴」「死因究明~葬られた真実」「焼かれる前に語れ」「交通事故鑑定人」「示談交渉人裏ファイル」「裁判官を信じるな」など多数。」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」は、NHKでドキュメンタリードラマ化された。「実父を医療過誤で亡くし、自らも医療過誤被害を受けた経験があり、現在は医療問題にも精力的に取り組んでいる。千葉県在住。自宅の裏庭に、「古民家(長屋門)」を移築し、スローライフも楽しんでいる。
■柳原三佳のHP http://www.mika-y.com/

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