柳原三佳のブログ

交通事故・死因究明問題などを追及する柳原三佳からの情報発信。あるときはジャーナリスト、あるときはノンフィクション作家、でも、1日の大半はお料理と芝刈りが大好きな「主婦」してま~す!

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高知地検が生徒の調書コピーを出してきました

 先日『週刊文春』(2010.11.4号)に書いた、検察調書ねつ造疑惑に、新たな動きがありました。
 ついに、高知地検が、調書のコピーを生徒側の弁護士に差し出したのです。

 問題の調書は、検察庁から当時の弁護士のもとに『ファックス』で送られてきたものしかありませんでした。
 ファックスですから当然画像はコピーよりも不鮮明になります。
 筆跡はまだしも、指紋に関しては、ファックスで送られてきたものをもとに鑑定をしても、全く無意味だと感じていました。
 ですから、私は記事の中で「疑惑を指摘されている以上、まずは原本を開示すべきだ」と主張したわけですが、とりあえず今回、「原本開示」という第一目的は達成されたことになります。
 
 開示された原本については、片岡さんの支援者の方がブログに詳しく書いておられますので、ぜひ読んでみてください。
http://littlemonky767.blog102.fc2.com/

 一番不思議なのは、原本には、全てのページの欄外に拇印が押されていたことです。
 ファックスで送られてきた調書の2ページ目と4ページ目は、真っ白なのですが?
 少しの汚れでもふつうはうっすらと写るものですが、まったくなにも見えないというのはどういうわけなのでしょうか?
 ここはぜひ、もう一度高知地検から4枚連続でファックス送信していただき、写り具合を実験していただきたいものです。

 いずれにせよ、この調書は片岡さんが起訴された後にとられており、さらには、生徒たちが「言った覚えなのない」ことが書かれていました。
 そのことは、事故当日に警察で取られた調書の内容と比較してもはっきりわかります。
 しかも、その内容は、バスの挙動にかかわるもので、この事故の事実認定をするためには、大切な証言だったはずです。
 証言に協力した彼らは、事故車の中に乗っていた当事者なのです。

 今回のことで、もう一つ大きな収穫は、不同意になった記録でも謄写が可能だということ(当初、高知地検は、閲覧も謄写もさせられないと回答していました)。そして、捜査中の記録でも、開示&謄写が可能だということが、明らかになったことです。
 現在、供述調書が開示されずに困っている方は、こうしたケースが実際に存在することを参考になさって、交渉されてみてはいかがでしょうか。

 しかし、なぜこれほどの回り道をしなければならないのか、いつもため息が出てしまいます。
 供述調書を取ったらすぐ、本人に控えを渡してくれればそれで済むことなのに……。
 それをすることは、そんなに不都合なことなのでしょうか?  
  1. 2010/11/21(日) 13:43:20|
  2. ミカの日記

プロフィール

柳原三佳

Author:柳原三佳
<ジャーナリスト・ノンフィクション作家>
交通事故、司法問題等をテーマに執筆や講演活動を行う。「週刊朝日」などに連載した告発ルポをきっかけに自賠責制度の大改定につながったことも。2004年からは死因究明問題の取材にも力を入れ、犯罪捜査の根幹に一石を投じてきた。著書に「家族のもとへ、あなたを帰す ~東日本大震災 歯科医師たちの身元究明」「遺品~あなたを失った代わりに」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」「交通事故被害者は二度泣かされる」「自動車保険の落とし穴」「死因究明~葬られた真実」「焼かれる前に語れ」「交通事故鑑定人」「示談交渉人裏ファイル」「裁判官を信じるな」など多数。」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」は、NHKでドキュメンタリードラマ化された。「実父を医療過誤で亡くし、自らも医療過誤被害を受けた経験があり、現在は医療問題にも精力的に取り組んでいる。千葉県在住。自宅の裏庭に、「古民家(長屋門)」を移築し、スローライフも楽しんでいる。
■柳原三佳のHP http://www.mika-y.com/

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