柳原三佳のブログ

交通事故・死因究明問題などを追及する柳原三佳からの情報発信。あるときはジャーナリスト、あるときはノンフィクション作家、でも、1日の大半はお料理と芝刈りが大好きな「主婦」してま~す!

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納得できない判決(滋賀県ひき逃げ死亡事故)

 今日、大津地方裁判所で、重大な死傷事故の判決が下されました。
 結果は、無罪。
 滋賀県のご遺族からは、

『救護義務違反(人との認識)だけでは無く、事故をした認識まで無かったと言った弁護側の主張を採用した判決でした。納得できません……』
 
 という連絡がありました。
 
 私は先日、この事故現場に足を運び、ドライバーの立場で検証を行いました。
 ここには、街路樹も、ガードレールも、看板も、障害物は何もありません。
 見通しもよく、道路の左右も見渡せます。
 百歩譲って、今フロントガラスに衝突した「物体」が、「人」だと気づかなくても、何か大きなものにぶつかったことだけは絶対に認識できたはずです。
 自分が何にぶつかったのか? もしかして人だったらすぐに助けなくてはならない……、そういう気持ちが起こらなかったのでしょうか。
 現実に、二人の大人が跳ねられたのです。

 あのとき、現場を立ち去らず、すぐに救急車を呼んでくれていれば、お父さんは助かったかもしれない……。
 その無念な思いをどこにぶつけてよいのか。
 検察は控訴するそうですが、こうした判決を野放しにすると、ひき逃げをしたドライバーは皆、
「被害者を認識できませんでした」
 と言い訳をすることでしょう。

■ひき逃げ一転起訴 被告無罪 大津地裁産経新聞 12月16日(木)15時33分配信

 滋賀県草津市の市道で昨年11月、歩行中の夫婦2人を軽乗用車ではねて死傷させたまま逃走したとして、道交法違反(ひき逃げ)の罪に問われたパート従業員、古島美和被告(31)の判決公判が16日、大津地裁であり、澤田正彦裁判官は「被告が被害者を認識していたとはいえない」として無罪(求刑懲役1年)を言い渡した。

 古島被告は自動車運転過失致死傷罪で起訴され、2審で禁錮2年の実刑判決が言い渡され、弁護側が上告。一方、大津地検はひき逃げについて、いったんは嫌疑不十分で不起訴としたものの、遺族の陳情などを受けて改めて再捜査し、今年7月、一転して起訴していた。
  1. 2010/12/16(木) 22:21:20|
  2. ミカの日記

プロフィール

柳原三佳

Author:柳原三佳
<ジャーナリスト・ノンフィクション作家>
交通事故、司法問題等をテーマに執筆や講演活動を行う。「週刊朝日」などに連載した告発ルポをきっかけに自賠責制度の大改定につながったことも。2004年からは死因究明問題の取材にも力を入れ、犯罪捜査の根幹に一石を投じてきた。著書に「家族のもとへ、あなたを帰す ~東日本大震災 歯科医師たちの身元究明」「遺品~あなたを失った代わりに」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」「交通事故被害者は二度泣かされる」「自動車保険の落とし穴」「死因究明~葬られた真実」「焼かれる前に語れ」「交通事故鑑定人」「示談交渉人裏ファイル」「裁判官を信じるな」など多数。」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」は、NHKでドキュメンタリードラマ化された。「実父を医療過誤で亡くし、自らも医療過誤被害を受けた経験があり、現在は医療問題にも精力的に取り組んでいる。千葉県在住。自宅の裏庭に、「古民家(長屋門)」を移築し、スローライフも楽しんでいる。
■柳原三佳のHP http://www.mika-y.com/

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