柳原三佳のブログ

交通事故・死因究明問題などを追及する柳原三佳からの情報発信。あるときはジャーナリスト、あるときはノンフィクション作家、でも、1日の大半はお料理と芝刈りが大好きな「主婦」してま~す!

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「保土ヶ谷事件」一審判決

 昨日、横浜地裁で保土ヶ谷事件の判決を傍聴し、その後、四国へ移動しました。今日はこれからある交通事故の取材です。

「保土ヶ谷事件」の判決結果については、すでに新聞やTVで報じられているので、ご存知の方も多いでしょう。
 解剖した「証拠」がなにひとつないのに、解剖したことになり、遺族の証言はウソだと退けられる? 裁判所の判断に疑問を感じます。
 なにより、頭を開かない解剖を「司法解剖」として認めた裁判官の責任は重いと思います。
 取り急ぎ、昨夜の報道から……。

●神奈川県警の「放置死」、県のみ550万賠償命令

 横浜市保土ヶ谷区で1997年7月、事故車の中で倒れていた同市泉区の自営業久保幹郎さん(当時54歳)が保土ヶ谷署員に放置されて死亡し、監察医も司法解剖を行わずに虚偽の検案書を作成したなどとして、妻の佐紀子さん(61)ら遺族4人が神奈川県や監察医らに約1億6200万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が25日、横浜地裁であった。

 土屋文昭裁判長は、署員が救護義務を怠り、久保さんを放置したと認め、県にのみ約550万円の支払いを命じた。その他の請求は棄却した。

 判決で土屋裁判長は、署員2人が通報で駆け付けた際、車には事故の形跡があり、久保さんは肩を揺すっても目を覚まさなかったことなどから、「久保さんは重度の意識障害に陥っていたことは明らかだった」と指摘。救急車を呼んだり、病院に運んだりするなどの「個人の生命を保護する警察官の義務を怠った」と過失を認めた。

 また、救護措置をしなかったことと死亡との因果関係は否定したものの、署員が救護していれば死期を遅らせることができたとし、久保さんの延命の可能性を侵害したとした。

 一方、解剖された臓器が保存されていることなどから、司法解剖は行われたと認定。臓器片を「別人のもの」としたDNA鑑定については、臓器が薬品内で長期保存され、正確な鑑定が困難だったとして採用しなかった。

 判決前に「納得できる判決が出れば夫の命日にしたい」と話していた佐紀子さんは「科学的な鑑定結果を否定した判決で、全く信じられない。これでは夫の命日にならず、夫に報告もできない」と怒りの表情を見せた。控訴については今後検討する。

 一方、県警の高瀬順治監察官室長は「裁判所の判断を厳しく受け止めている」との談話を発表。控訴については「判決を十分精査し、判断する」とした。
(読売新聞) - 4月25日21時18分更新
  1. 2006/04/26(水) 08:44:53|
  2. ミカの日記

プロフィール

柳原三佳

Author:柳原三佳
<ジャーナリスト・ノンフィクション作家>
交通事故、司法問題等をテーマに執筆や講演活動を行う。「週刊朝日」などに連載した告発ルポをきっかけに自賠責制度の大改定につながったことも。2004年からは死因究明問題の取材にも力を入れ、犯罪捜査の根幹に一石を投じてきた。著書に「家族のもとへ、あなたを帰す ~東日本大震災 歯科医師たちの身元究明」「遺品~あなたを失った代わりに」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」「交通事故被害者は二度泣かされる」「自動車保険の落とし穴」「死因究明~葬られた真実」「焼かれる前に語れ」「交通事故鑑定人」「示談交渉人裏ファイル」「裁判官を信じるな」など多数。」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」は、NHKでドキュメンタリードラマ化された。「実父を医療過誤で亡くし、自らも医療過誤被害を受けた経験があり、現在は医療問題にも精力的に取り組んでいる。千葉県在住。自宅の裏庭に、「古民家(長屋門)」を移築し、スローライフも楽しんでいる。
■柳原三佳のHP http://www.mika-y.com/

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