柳原三佳のブログ

交通事故・死因究明問題などを追及する柳原三佳からの情報発信。あるときはジャーナリスト、あるときはノンフィクション作家、でも、1日の大半はお料理と芝刈りが大好きな「主婦」してま~す!

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東京医大被害者遺族ネットのブログ

 今日から9月。
 あの猛暑は少し和らいできましたが、やはり朝からクーラーを効かさなければ、仕事ができません。
 今月は2冊分の本の締め切りがあるので、1日にかなりの量の原稿を仕上げていかなければ追い付かない状態です。そろそろ裏庭で、古民家の移築もスタートするので、気持ちがウキウキしていますが、しっかり集中しなければ!!

 さて、今日は、『東京医大被害者遺族ネット』のホームページで、『遺品~あなたを失った代わりに』をご紹介いただいたとの連絡を受けましたので、ご紹介します。
http://iryoujikonet.dtiblog.com/
 この会は、東京医大被害者遺族に軸足を置いて活動しておられるのですが、他の医療機関の被害者遺族の方々とも連携を広げ、共通の課題や悩みを持っておられる方々と情報を共有し、解決の糸口を見つけ、改善につなげたいと考えて活動されています。
 起こってしまった事故を隠すのではなく、被害者同士の連携を強めて真実を究明し、再発防止を目指していく……。交通事故も医療事故も、根底は同じですが、大変貴重なお取り組みだと思います。

 今回、私の本を取り上げてくださった方は、本の中の『最後の写真』というエッセイの冒頭に登場する一場面を引用されていました。
 こうした行動を実際に取る方はほとんどおられないでしょう。でも、心の中で裁判官をはじめとする司法関係者に数珠を投げつけたい気持ちになった人は、きっと大勢いらっしゃるのではないでしょうか。
 証拠を無視され、真実に目をそらされた当事者の悔しさは、私自身も経験しています。

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東京医大被害者遺族ネットのブログより(2011.9.1)

<被害者・遺族の怒り>

 女性ジャーナリスト柳原三佳女史が最近書き下ろした著書『遺品 あなたを失った代わりに』の中に次のような一節がある。

 二〇〇九年三月二十六日、午後一時十五分。東京高裁五一一号法廷。
この日、この場所で目にした光景を、私は一生忘れることができないだろう。

 「主文。本件控訴を棄却する。控訴費用は原告の負担とする。」

 裁判長による判決文の読み上げは、傍聴人も唖然とするほど、まさに一瞬のうちに終わっていた。静まり返った法廷に、重い緊張感がよどんでいる。

 そのとき、原告席に座っていたマサカズさんが突然立ち上がり、「あなた方はどういう判断をしたんですか、恥を知りなさい。罪を犯した警察官をかばって、司法を市民から遠ざけている。あなたたちは犯罪者だ!」
大声でそう叫んだかと思うと、裁判官をにらみつけながら、胸ポケットから取り出した数珠を、裁判官に向かって思い切り投げつけたのだ。

 真ん中に座っていた裁判長は慌てて後ろにのけぞったが、数珠は、裁判長の左の眉のあたりをかすめ、さらに後方へ落下した。が、それだけではおさまらなかった。マサカズさんは、今度は自分の革靴を脱ぎ、再び裁判官に向かって投げつけたのだ。それは、不規則に回転しながら書記官の頭上を越え、裁判長の左横を飛んで行った。

 その瞬間、法廷に凍りついたような空気が流れた。数珠に続いて靴まで投げつけられた裁判長の髪は乱れ、顔はひきつっている。

 2011年8月2日発刊 『遺品 あなたを失った代わりに』 (晶文社 1,470)より
 著者:女性ジャーナリスト・柳原三佳



 上記は交通事故裁判の出来ごとであるが、医療過誤被害者の家族、遺族の感情も同じである。
裁判長が事実を歪曲して判決を出したかどうかは分からないが、判決に至る過程で加害者の弁護士が法廷で主張した内容に問題は無かっただろうか。

 東京医大被害者遺族会員の多くが東京医大の代理人を務めるJ法律事務所の弁護士に誘導された証言を繰り返す東京医大の医師らに不信感をもっていることは当ブログの過去の寄稿文や他の東京医大被害者が立ち上げたブログにも記載されている。

 J法律事務所のM弁護士が裁判所の控室でこれから証言台に立つ医師に事実を隠すよう指示していた事実(控室に原告がいるのを知らずに医師を誘引したM弁護士)、高裁で負けを察知して土壇場で突然病名を変更し、裁判官の失笑を買った策士のM弁護士(原告勝訴)、原告が女性とみて法廷で恫喝した同M弁護士、東京高裁で「私の法廷を何だと思っている!」と裁判長に叱責されたM弁護士・・・東京医大がこうした弁護士事務所を使っている限り「再生」などほど遠い。

 そしてM弁護士の指示で操り人形の如く証言する東京医大の医師たち、CVカテーテルをとんでもないところに挿入した某麻酔科医師、女性の胸の触診もできない某癌専門医(乳がんの見落とし)、裁判で決着し、多くの東京医大内部関係者も認めているにもかかわらず「私は正しい」と未だに言い続ける?某鑑定医、それを何故か庇おうとする窓口担当者、術後の経過観察をサボって死に至らしめ、それでも「私は間違っていなかった」と法廷証言する某外科医、遺族への説明会で相手は素人だと思い込んで出鱈目な説得を試みる某診療科医、一般社会では当たり前なのに普通に謝れない医師達、患者にタメ口を吐く中年医師・・・全て東京医大被害者遺族が体験した話であるが、こうしたところに思い切ってメスを入れようとしない東京医大病院の姿勢こそが、心臓外科連続事故、生体肝移植大量死亡事件といった大事故につながる。現状では又、大事件が起きないと限らない。

 冒頭の裁判の様子は被害者家族・遺族の感情を如実に物語っている。
 数珠や靴を投げつけられるのは裁判官とは限らない。事実を曲げて証言する医師に対しても、それを操る弁護士に対しても同じである。

 やはり東京医大の再生への道程は遠く長い。(男性会員)
2011年09月01日
  1. 2011/09/01(木) 09:51:33|
  2. ミカの日記

プロフィール

柳原三佳

Author:柳原三佳
<ジャーナリスト・ノンフィクション作家>
交通事故、司法問題等をテーマに執筆や講演活動を行う。「週刊朝日」などに連載した告発ルポをきっかけに自賠責制度の大改定につながったことも。2004年からは死因究明問題の取材にも力を入れ、犯罪捜査の根幹に一石を投じてきた。著書に「家族のもとへ、あなたを帰す ~東日本大震災 歯科医師たちの身元究明」「遺品~あなたを失った代わりに」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」「交通事故被害者は二度泣かされる」「自動車保険の落とし穴」「死因究明~葬られた真実」「焼かれる前に語れ」「交通事故鑑定人」「示談交渉人裏ファイル」「裁判官を信じるな」など多数。」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」は、NHKでドキュメンタリードラマ化された。「実父を医療過誤で亡くし、自らも医療過誤被害を受けた経験があり、現在は医療問題にも精力的に取り組んでいる。千葉県在住。自宅の裏庭に、「古民家(長屋門)」を移築し、スローライフも楽しんでいる。
■柳原三佳のHP http://www.mika-y.com/

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