柳原三佳のブログ

交通事故・死因究明問題などを追及する柳原三佳からの情報発信。あるときはジャーナリスト、あるときはノンフィクション作家、でも、1日の大半はお料理と芝刈りが大好きな「主婦」してま~す!

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交通事故の背後責任とは?

昨日は、無免許運転者による悪質事故の遺族、眞野さん(名古屋)と、中江さん(京都)にインタビューさせていただきました。
 そのお話に関連して、無免許の背後責任に関して、参考になるブログがありましたのでご紹介します。

http://jikochosa.co.jp/blog/?p=197

 執筆者は、元警察官で交通事故の遺族でもある佐々木さんです。


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■交通事故の背後責任とは?


 無免許運転で重大な交通事故の結果が発生すると、徹底した捜査(調査)により背後責任を追及する、という言葉がコメントとしてでてきます。
 さて、ここで背後責任とは何を意味するのでしょうか?

 簡単に解釈すれば、一般的に無免許の者がどのような経過を辿って車を運転し交通事故に至ったのか、ということを明らかにすることだと思います。飲酒運転の背後責任という場合もほぼ同義に受け取って間違いないと思います。

 また、交通事故という結果の発生が生じなかった場合にも、単純無免許運転や飲酒運転の背後責任を追及することもあります。通常一般的に考えられている無免許運転の背後責任というと、誰が車を無免許の者に貸し与えたのか? という点に関心が集中しがちです。ところが一般に知れ渡っている以上に、背後責任の追及は奥が深いものなのです。

具体的には①車両貸与、②運転指示、③運転依頼、④運転指導、⑤運転交替、⑥見張りなどの態様があります。
 それぞれの態様は読んで字のごとくですが、当然、犯行が既遂となる日時場所の特定は異なり、犯行を裏付ける実況見分や聞き取りなど着眼点が大きく異なってきます。また、背後責任を追及する上で、さらに難しくするのが、このような態様には、全て幇助犯であるのか教唆犯であるのかを擬律しなければなりません。

 いずれの場合も、無免許運転の者が、もともと無免許運転をしようとしていたのか、無免許運転をする意思のなかった者に犯意を起こさせたかを慎重に判断しなければならず、これらは当事者しか知らないことを供述のみに頼って擬律判断をしなければならず、極めて困難な作業となることがわかると思います。無免許運転の実行者が、もともと無免許運転をしようと考えていたのか、あるいは無免許運転する意思なんてなかったのに教唆されて無免許運転の犯意が初めて生じたなどは、完全に内面的な心情によるもので物的な証拠はありません。

 まして先輩後輩の上下関係に敏感で精神的に未熟な少年などではよほど慎重に捜査を遂行しなければ事案の真相究明、すなわち背後責任で真に責任を負うべき者の所在が誤ってしまう危険があるのです。

 いかなる交通事故鑑定でも解析できる分野ではなく、無免許運転や飲酒運転が交通事故の当事者となっている方がこのブログをお読みになる機会があるのなら、参考になされてください。不自然さは捜査書類の中に求めなければなりません。


<昨日収録したライブ放送>

 昨日収録したインターネット放​送の中で、妊婦さんだった娘さんを亡くされた中江さんの​お話を聞き、私は絶句しました。病院の処置室で娘さんの​臨終を告げられた後、それでもお父さんは、切開された脇​腹から、医師がしていたのと同じように、直接自分の手を​入れ、まだ温かい娘さんの心臓を必死でマッサージされた​そうです。

 その暖かい感触は、今も掌に残っていると……​。

 VTRの00:20~頃にそのお話が出てきます。ご遺​族がマスコミに取り囲まれ、マイクを向けられたのは、そ​の直後のことだったそうです。

 無免許で30時間も走り続​けた加害者と、彼に車を貸し、また同乗していた友人たちに​、この放送を見てもらい、ハンドルを握るということの重​さをかみしめてもらいたいです。



  1. 2012/06/14(木) 12:21:36|
  2. ミカの日記

プロフィール

柳原三佳

Author:柳原三佳
<ジャーナリスト・ノンフィクション作家>
交通事故、司法問題等をテーマに執筆や講演活動を行う。「週刊朝日」などに連載した告発ルポをきっかけに自賠責制度の大改定につながったことも。2004年からは死因究明問題の取材にも力を入れ、犯罪捜査の根幹に一石を投じてきた。著書に「家族のもとへ、あなたを帰す ~東日本大震災 歯科医師たちの身元究明」「遺品~あなたを失った代わりに」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」「交通事故被害者は二度泣かされる」「自動車保険の落とし穴」「死因究明~葬られた真実」「焼かれる前に語れ」「交通事故鑑定人」「示談交渉人裏ファイル」「裁判官を信じるな」など多数。」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」は、NHKでドキュメンタリードラマ化された。「実父を医療過誤で亡くし、自らも医療過誤被害を受けた経験があり、現在は医療問題にも精力的に取り組んでいる。千葉県在住。自宅の裏庭に、「古民家(長屋門)」を移築し、スローライフも楽しんでいる。
■柳原三佳のHP http://www.mika-y.com/

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