柳原三佳のブログ

交通事故・死因究明問題などを追及する柳原三佳からの情報発信。あるときはジャーナリスト、あるときはノンフィクション作家、でも、1日の大半はお料理と芝刈りが大好きな「主婦」してま~す!

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<悪質運転規制>遺族・被害者「試案にはまだ甘さも」



■<悪質運転規制>遺族・被害者「試案にはまだ甘さも」

毎日新聞 1月16日(水)21時57分配信



 悪質運転に対する新しい罰則を検討している法相の諮問機関・法制審議会の刑事法部会で16日に示された法改正の試案は、悲惨な交通死傷事故の遺族や被害者の訴えに向き合うものだった。しかし、遺族らの要望が100%かなうものではなく、試案への評価とともに不満の声も聞かれた。【花澤茂人、野口由紀、松本晃、高木香奈】

 昨年4月、京都府亀岡市で集団登校中の児童ら10人を死傷させた少年(19)=自動車運転過失致死傷(上限は懲役7年)などの罪で公判中=は無免許運転だった。だが、試案で無免許運転は危険運転致死傷罪(同20年)の適用対象にはならなかった。

 妊娠7カ月だった松村幸姫(ゆきひ)さん(当時26歳)の父中江美則さん(49)は「僕たちの活動が(試案という)一つの形になったことはありがたい」とする一方、「無免許運転は故意で、危険運転と同じはず。今回の結果は甘さを感じる」と納得できない表情を見せた。

 小谷(おだに)真緒さん(当時7歳)の父真樹さん(30)は「(試案が示した両罪の)『中間の罪』を作ることで、結果的に無免許運転をした人に救いの手を差し伸べているようにも思える」と語気を強めた。横山奈緒さん(当時8歳)の父博史さん(38)は「無免許でも、免許を取得したことがないケースと期限切れなどを同等に扱うかなど、議論が分かれるのではないか」と話す。

 一方、特定の病気の発作による暴走に対し上限15年の罪を新設することについて、栃木県鹿沼市のクレーン事故(11年4月)で長男大芽君(当時9歳)を亡くした伊原高弘さん(41)は「危険運転の条文改正に踏み込まず小手先だけの改正」と不満の声を上げた。

 遺族は危険運転致死傷罪の適用拡大を求めてきた。「持病を隠して免許を取得した悪質な運転をなぜ『危険』と名の付く交通事故の最高刑で裁けないのか」と憤る。「ケースを限定すれば、想定外の事故が起きた時にまた苦しむ人が出る。危険運転の条文を『悪質かつ反社会的な運転』など柔軟な対応ができるように改めてほしい」と求めた。

 11年10月、名古屋市北区でのひき逃げ事故で、長男の貴仁さん(当時19歳)を失った真野哲(さとし)さん(51)は「中間の罪を作ることで複雑化し、涙する遺族が出てしまうのではないか」と懸念を示した。

 貴仁さんの事故では、運転していたブラジル人の男(48)は無免許の上、飲酒運転で一方通行を逆走。「通行禁止道路の進行に重い罪を科した点と飲酒運転の『逃げ得』を許さない態度は一定の評価ができる」とした一方、「無免許運転自体を危険運転致死傷罪の構成要件に入れる方向にはなっていない。そうしないと無免許運転の抑止力にはならない」と指摘した。その上で「試案については遺族をヒアリングに呼んで話をさせてほしい」と訴えた。



■無謀運転に懲役15年、「準危険運転罪」創設へ

読売新聞 1月17日(木)1時2分配信

 無謀運転による死傷事故の厳罰化を検討している法務省は16日、飲酒や薬物、てんかんなど一定の病気の影響で起こした事故に適用する「準危険運転致死傷罪(仮称)」を新設し、懲役15年を上限に刑罰を科すなどとする試案を法制審議会の刑事法部会に提示した。

 上限が同20年の危険運転致死傷罪と、同7年の自動車運転過失致死傷罪の間に新たな罰則を設けて、量刑の格差を埋めるのが目的。危険運転致死傷罪の対象拡大や、無免許運転の罰則強化なども盛り込んだ。

 部会は今後、細部を詰めて刑法改正案などを法相に答申。同省は今月召集予定の通常国会への関連法案提出を目指すが、てんかんの患者団体が「特定の病気に対する差別だ」と反発しているほか、厳罰化に慎重な意見も根強く、修正の可能性もある。
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最終更新:1月17日(木)1時2分


  1. 2013/01/17(木) 11:35:18|
  2. ミカの日記

プロフィール

柳原三佳

Author:柳原三佳
<ジャーナリスト・ノンフィクション作家>
交通事故、司法問題等をテーマに執筆や講演活動を行う。「週刊朝日」などに連載した告発ルポをきっかけに自賠責制度の大改定につながったことも。2004年からは死因究明問題の取材にも力を入れ、犯罪捜査の根幹に一石を投じてきた。著書に「家族のもとへ、あなたを帰す ~東日本大震災 歯科医師たちの身元究明」「遺品~あなたを失った代わりに」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」「交通事故被害者は二度泣かされる」「自動車保険の落とし穴」「死因究明~葬られた真実」「焼かれる前に語れ」「交通事故鑑定人」「示談交渉人裏ファイル」「裁判官を信じるな」など多数。」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」は、NHKでドキュメンタリードラマ化された。「実父を医療過誤で亡くし、自らも医療過誤被害を受けた経験があり、現在は医療問題にも精力的に取り組んでいる。千葉県在住。自宅の裏庭に、「古民家(長屋門)」を移築し、スローライフも楽しんでいる。
■柳原三佳のHP http://www.mika-y.com/

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