柳原三佳のブログ

交通事故・死因究明問題などを追及する柳原三佳からの情報発信。あるときはジャーナリスト、あるときはノンフィクション作家、でも、1日の大半はお料理と芝刈りが大好きな「主婦」してま~す!

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遺族ら 「全然納得できない」

・ 京都・暴走車事件で求刑下回る判決 遺族ら「全然納得できない」

京都・亀岡市で、無免許運転の末に、登校中の2人の子どもと、保護者の妊娠中の女性の命を奪った少年に、19日午後、判決が言い渡された。その判決に対して、遺族が語ったのは、無念と怒りの思いだった。
遺族は、会見で「本当に悪質な事故、これですら上限にいかないって、本当に法律って、何なんだろう...」と、声を震わせた。
小学生の集団登校の列に軽自動車が突っ込み、3人が死亡、7人が重軽傷を負った京都・亀岡市での暴走事件。
無免許運転だった少年に対し、19日、京都地裁が言い渡した判決は、求刑より軽い、懲役5年以上8年以下の不定期刑だった。
19日朝、雪が舞う現場を訪れた遺族たちは、判決を前に花束を手向け、静かに手を合わせた。
事件は2012年4月、軽自動車が通学途中の小学生の列に後ろから突っ込み、1年生から5年生までの児童9人と、つき添いの母親1人が巻き込まれたもの。
死亡したのは、小学2年生の小谷真緒ちゃん(当時7)と、3年生の横山奈緒ちゃん(当時8)。

そして、1年生の娘につき添っていた松村幸姫さん(当時26)は、列の最後尾にいて犠牲となった。
松村さんは当時、妊娠7カ月だった。
亡くなった松村さんの父・中江美則さんは「想像以上、こんなに娘殺されたら苦しいものか...。おなかの赤ちゃんが、1人としてカウントされてないって、叫びたかったし...。(3人ではなく)4人殺されたんですよ! これは間違いなく...。
(死亡が)3人、3人って言われるのがつらくてね」と語った。
車を運転していた当時18歳の少年は無免許で、同乗していた友人らとドライブに出かけ、2日近く、ほとんど寝ずに過ごしたあと、居眠り運転をしたと供述した。
事件後、遺族らは署名活動などを行い、運転していた少年に対する処罰について、声を上げた。
無免許運転という行為は故意であり、罰則の重い危険運転致死傷罪で裁くべきだと訴える遺族側に対し、検察は、居眠りという過失が事件を招いたと判断し、少年を自動車運転過失致死傷罪で起訴した。
そのうえで検察は、遺族に対し、「少年は無免許ながらも、過去に運転を繰り返していたことから、運転技能を有する」とし、危険運転の要件を満たさないとも説明した。
亡くなった小谷真緒ちゃんの父親は「『無免許は危険だ』という意識がある。正直、危険運転にならなかったというのは、わたしとしては、悔しい思いでいっぱいです...」と語った。
亡くなった松村さんの父・中江美則さんは「俺らが言ってるのは、何回も何回も無免許(運転)を繰り返して、知恵をつくった人間が『技能を有する』なんて、免許制度なんて必要ないやん...。無免許は、あかんもんは、あかん」と語った。
検察は、厳罰を求める遺族感情などに考慮し、過去の無免許運転2件をあわせて、危険運転致死傷罪を少年に適用する場合の上限と同じ、懲役5年以上10年以下の不定期刑を求刑した。
そして迎えた判決の日。
注目の審判を前に、松村さんの父・中江さんは「当然、危険運転だと、僕ら叫んでたけど、過失なら過失で、最高刑は当然と思ってる」と語っていた。
午後2時に開かれた判決公判。
京都地裁は、少年に対し、懲役5年以上8年以下の不定期刑を言い渡した。
判決の理由について、京都地裁は「本件事故は、未来への大きな夢にあふれていた2人の小学生と、まだ若く、希望に満ちあふれていた女性の命を奪ったという点だけでも、あまりにも重大な結果を招いている」としながらも、「被告人は、取り返しのつかない結果を招いたことを反省・後悔している」とし、また、無免許運転については、「本件事故と無関係であるとは言えないものの、事故の過失の内容である居眠り運転との因果関係は、全くない」などと説明した。
判決が求刑を下回るものとなったことを受け、19日午後に会見した松村さんの兄・中江龍生さんは「僕らの意見としては、納得は、今の段階では全然できていない」と述べた。
また、松村さんの父・中江美則さんは「(判決について)加害者側がどう思っているのかということを、逆に聞きたい」と述べた。

FNNニュース (02/19 17:15)  http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00240811.html  動画あり
  1. 2013/02/19(火) 19:18:34|
  2. ミカの日記

プロフィール

柳原三佳

Author:柳原三佳
<ジャーナリスト・ノンフィクション作家>
交通事故、司法問題等をテーマに執筆や講演活動を行う。「週刊朝日」などに連載した告発ルポをきっかけに自賠責制度の大改定につながったことも。2004年からは死因究明問題の取材にも力を入れ、犯罪捜査の根幹に一石を投じてきた。著書に「家族のもとへ、あなたを帰す ~東日本大震災 歯科医師たちの身元究明」「遺品~あなたを失った代わりに」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」「交通事故被害者は二度泣かされる」「自動車保険の落とし穴」「死因究明~葬られた真実」「焼かれる前に語れ」「交通事故鑑定人」「示談交渉人裏ファイル」「裁判官を信じるな」など多数。」「巻子の言霊~愛と命を紡いだある夫婦の物語」は、NHKでドキュメンタリードラマ化された。「実父を医療過誤で亡くし、自らも医療過誤被害を受けた経験があり、現在は医療問題にも精力的に取り組んでいる。千葉県在住。自宅の裏庭に、「古民家(長屋門)」を移築し、スローライフも楽しんでいる。
■柳原三佳のHP http://www.mika-y.com/

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